技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング

高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、高分子の難燃化技術を事例に配合設計手法からプロセシングまで解説いたします。

開催日

  • 2018年5月18日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高分子の難燃化技術に関する形式知と経験知
  • プロセシング (樹脂の混練技術) に関する経験知

プログラム

 高分子の燃焼は急激に進行する酸化反応であり、実火災の科学的研究は困難である。それでも高分子の難燃化に関する形式知の蓄積が行われてきたが、未だ経験知に大きく依存する技術分野である。20 世紀末に多くの難燃化手法が開発され、ほとんどの高分子の難燃化が可能になったが、環境問題や経済性の視点では改良の余地が多く残っている。しかし、技術開発がほとんどやりつくされた印象のためか、ここ数年新技術が登場していない。
 本講演では高分子の難燃化技術の実務について解説するとともに、ノウハウゆえに類似セミナーで詳細が取り上げられてこなかった樹脂の混練技術について難燃化技術との関係を考察し、既存技術の実務における活用方法から新技術の指針まで示す。

  1. 高分子の難燃化技術概論
    1. 高分子難燃化技術と私
    2. 材料の難燃化技術の歴史
    3. 難燃化技術が引き起こした社会問題
    4. 環境問題と難燃化技術
    5. 特許動向から見た難燃化技術
    6. 臭素系難燃剤
    7. リン系難燃剤
  2. 高分子の難燃化技術のツボを事例で解説
    1. 溶融型の事例
    2. 炭化促進型の事例
      1. ホスファゼン変性軟質ポリウレタン
        1. 反応型難燃剤
        2. 難燃性評価技術
      2. ホウ酸エステル変性軟質ポリウレタン
        1. 無機高分子生成による難燃化技術
        2. 難燃性解析技術
      3. フェノール樹脂の一次構造と難燃性に与える影響
        1. 高分子の熱分解と難燃性
        2. 燃焼性に影響する高分子の一次構造
        3. プロセシングの影響
  3. プロセシングと難燃化技術
    1. プロセシングと高分子の難燃性、パーコレーション転移
    2. 混練技術と高分子の難燃性
      1. 二軸混練機
      2. 混練ライン
      3. カオス混合
  4. まとめ
    1. 難燃性高分子の配合設計
    2. その他の高分子難燃化技術
    3. その他の高分子難燃性評価技術

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,296円 (税別) / 50,000円 (税込)
複数名
: 21,296円 (税別) / 23,000円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 23,000円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,593円(税別) / 46,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 63,889円(税別) / 69,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 85,185円(税別) / 92,000円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,296円(税別) / 50,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,593円(税別) / 100,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,889円(税別) / 150,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 13,889円(税別) / 15,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/30 高分子材料の構造・物性とラマン・赤外分光法による評価 オンライン
2024/5/30 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) オンライン
2024/5/31 電動化 (EV駆動等) モータと回路基板の高電圧化・高周波化・熱対策に向けた、樹脂材料開発と絶縁品質評価技術 オンライン
2024/5/31 樹脂のレオロジー特性の考え方、成形加工時における流動解析の進め方 オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/5/31 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 東京都 会場
2024/5/31 二酸化炭素 (CO2) 、二硫化炭素 (CS2) を原料とする高分子材料の合成技術と応用 オンライン
2024/5/31 溶融紡糸の基礎と工業生産技術及び生産管理の実践 オンライン
2024/6/4 バイオマスプラスチック/生分解性プラスチックの開発動向と海洋分解を含めた将来展望 大阪府 会場・オンライン
2024/6/4 摩擦振動と異音の発生メカニズムと抑制・対処方法 オンライン
2024/6/4 マーセル化による天然繊維の樹脂複合化と特性改善 オンライン
2024/6/5 UV硬化とEB硬化の基礎と技術比較および応用技術 オンライン
2024/6/5 マテリアルズ・プロセスインフォマティクスの基礎とポリマー材料設計への応用 オンライン
2024/6/5 撹拌・混合の基礎と最適化・設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2024/6/5 チクソ性 (チキソ性) の基礎と評価および活用方法 オンライン
2024/6/6 ゴムの架橋と特性解析・制御 オンライン
2024/6/6 エポキシ樹脂の実用の基礎知識とフィルム化 & 接着性の付与技術とその応用 オンライン
2024/6/7 二軸押出機における樹脂流動解析の基礎と AI/IoT 活用展開 大阪府 会場
2024/6/10 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン