技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Riskに基づいた洗浄バリデーションの新たな取り組みと査察時に指摘されやすい項目

Riskに基づいた洗浄バリデーションの新たな取り組みと査察時に指摘されやすい項目

~検討項目 (ワーストケース、残留限度値、DHT/CHT、再バリデーション他)~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年12月8日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • Riskに基づいた洗浄バリデーションの具体的な内容
  • Lifecycleを通した洗浄バリデーションに対する取り組み
  • 洗浄バリデーション時に考慮しておかなければならない項目
  • 準備すべき文書
  • 検討項目 (ワーストケース、残留限度値、DHT/CHT、再バリデーション他)
  • 査察時の具体的な指摘事項とその対応
  • 洗浄バリデーションにおける逸脱とその防止策
  • 教育訓練のあるべき姿

プログラム

 過去15年間に医薬品開発・製造現場はRiskに基づいた取り組みが求められることとなったが、本講座ではRiskに基づいた洗浄バリデーションについて具体的に解説するとともに、査察時に指摘されやすい各種項目について、これまでの査察経験をもとにどう対応すべきか紹介する。

  1. はじめに
    1. 過去15年間に何がどう変化したのか
    2. Riskに基づいた洗浄バリデーションとは
      1. Risk Managementのポイント
      2. Risk評価の質と知識管理
      3. Risk評価に基づいた洗浄バリデーションの具体的例
    3. Lifecycleを通した洗浄バリデーションへの取り組み
      1. Lifecycleを通した洗浄バリデーションとは
      2. モニタリングと品質年次照査
    4. 規制文書が求める洗浄バリデーションの取り組みとは
      1. JGMPにおける洗浄バリデーション
      2. EU GMPにおける洗浄バリデーション
      3. cGMP における洗浄バリデーション
      4. その他の規制文書
  2. 洗浄バリデーション実施において必要となる各種文書
    1. バリデーションマスタープランとは
      1. マスタープランはなぜ必要か
      2. 洗浄バリデーションに記載すべき事項
      3. 洗浄バリデーションマスタープランと洗浄手順書の関係
    2. 洗浄バリデーションに関わる手順書 (SOP) 作成上の留意点
    3. 洗浄バリデーション実施計画書と報告書作成上の留意点
    4. マスターバッチレコードと洗浄記録作成上の留意点
  3. 洗浄バリデーションにおける検討事項
    1. 洗浄バリデーションの評価対象
    2. 洗浄方法 (マニュアル洗浄、CIP、SIP)
      1. マニュアル洗浄、CIP、SIP
      2. 専用部品と共用部品
    3. ワーストケースプロダクトからワーストケースリスクへ
      1. ワーストケースとは何か
      2. ワーストケースリスクとは具体的にどういうことか
      3. 新製品導入時の対応
    4. ダーティホールドタイムとクリーンホールドタイム
      1. ダーティホールタイムの設定方法
      2. クリーンホールドタイムの設定方法
    5. 残留限度値の設定の考え方
      1. 10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか
      2. 毒性に基づいた基準の課題とその対応
      3. 目視基準をどう活用するか
      4. 接触表面積をどう考えるか
    6. サンプリング上の留意点
      1. サンプリング箇所の設定
      2. サンプリング方法の選択
        1. サンプリング方法
        2. スワブ法とリンス法、メリットとデメリット
        3. 回収率はどの程度必要か
      3. 分析方法の選択
    7. キャンペーン生産への対応
  4. 再バリデーションへの対応
    1. 再バリデーション実施時期の決定
    2. 生産数の少ない製品に対する効率的な再バリデーション
  5. 作業者の教育訓練時の留意点
    1. ヒューマンエラーと教育訓練
    2. GMP下で求められる教育訓練と作業者の適格性確認
    3. 洗浄バリデーション実施時の教育訓練場に留意点
    4. 目視検査員の適格性確認
  6. 洗浄バリデーション時の逸脱・変更管理
    1. ヒューマンエラーと逸脱
    2. 逸脱発生時の具体的な対応例
    3. 逸脱の具体的事例
    4. 逸脱から何を学ぶべきか CAPAと変更管理
  7. 査察時に留意すべき事項
    1. 査察手順と準備すべき文書
    2. 回答者が留意すべき事項
    3. 指摘事項の具体例とその対応
  8. 高活性医薬品製造エリアにおける洗浄バリデーション
  9. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 宮嶋 勝春
    PURMX Therapeutics, Inc.
    シニアダイレクター

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/25 医薬品製造業者における原材料・供給者管理と外部委託の際の留意点 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編 + 実践編) オンライン
2025/4/28 化学物質を扱う研究所における法規制に準拠した薬品管理の進め方 オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (基礎編) オンライン
2025/4/28 開発から製造販売後までの一貫した安全性評価の取りまとめ方と効率的な資料作成方法 (実践編) オンライン
2025/4/28 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/4/28 プロセスバリデーションセミナー (医薬品) オンライン
2025/4/30 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Bコース (実務者コース) オンライン
2025/4/30 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2025/5/7 医薬品リスク管理計画とグローバルファーマコビジランス監査の実践 (2日間) オンライン
2025/5/7 医薬品リスク管理計画 オンライン
2025/5/7 R&D領域のデューデリジェンスで確認すべき (した方がいい) ポイントとリスク対応の考え方 オンライン
2025/5/7 プロセスバリデーションセミナー (医薬品) オンライン
2025/5/8 海外製品導入/導出品のCTD-Q (CMC申請資料) 作成の留意点と照会事項削減のポイント オンライン
2025/5/12 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース オンライン
2025/5/12 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Aコース (初心者コース) オンライン
2025/5/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/5/16 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション 業務者教育コース Bコース (実務者コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き