技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

全身性エリテマトーデスにおける臨床試験のポイントと治療薬開発

全身性エリテマトーデスにおける臨床試験のポイントと治療薬開発

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、全身性エリテマトーデスにおける臨床試験のポイントについて解説し、治療薬開発の展望について詳解いたします。
第III相試験で脱落した「リツキシマブ」「オクレリズマブ」「オファツズマブ」など失敗から得られた教訓を紹介いたします。

開催日

  • 2017年11月16日(木) 10時30分16時45分

プログラム

第1部. ターゲット部位ごとの臨床試験デザイン

(2017年11月16日 10:30〜12:00)

 全身性エリテマトーデスは臨床試験にポジティブな結果が得られないリスクが高い疾患である。試験を成功に導くためには、考えなくてはいけないポイントがいくつかあるが、そのヒントになるような点を、実臨床における経験を基に解説する。

  1. 全身性エリテマトーデス (SLE) の多様性
  2. 現在のSLEの治療概略
  3. 臨床現場において、今後のSLE新規治療薬に求められるもの
  4. 臨床試験を組むべき対象病態 (選択基準と除外基準)
  5. SLEに用いられる評価基準 (その有用性と限界)
  6. 試験時の試験薬と併用薬との関係
  7. 新規薬剤を用いた治療経過中に起こりうるSLE特有の問題点
  8. 今後への期待
    • 質疑応答

第2部. グローバルな治験をおこなう際の臨床試験の進め方と被験者選定

(2017年11月16日 13:00〜15:00)

 全身性エリテマトーデス (SLE) は、抗体産生B細胞の異常活性化による自己抗体産生が病因となる難治性疾患である。近年、関節リウマチの治療法が画期的な進展を見るに至っているのに対して、SLEの治療法は未だ画期的な進展が無い。講演では、SLEモデルマウス系を用いた解析から想定される治療ターゲットについて言及したい。

  1. 全身性エリテマトーデス
    1. 疾患概念と臨床的多様性
    2. 現行薬物療法の問題点
    3. 近年の基礎免疫学の進歩と分子標的
  2. 「リツキシマブ」、「オクレリズマブ」、「オファツズマブ」
    1. 臨床的事例証拠と有効性の根拠
    2. 第III相試験で脱落した開発品たち
    3. 失敗からの教訓
  3. この半世紀で唯一の新薬、「ベリムマブ」
    1. 第II相試験は主要評価を達成できなかった
    2. エリテマトーデスにおける有効性の評価
  4. 今後の開発品ラインナップ
    • 質疑応答

第3部. エリテマトーデス治療薬における狙うべき機序・部位と治療薬開発

(2017年11月16日 15:15〜16:45)

  1. SLEとは ?
    1. 治療法は ? 活動性の評価は ?
    2. 治療導入時に専門医が考えることは ?
  2. 各ガイドラインが推奨する免疫抑制療法
  3. Lupus IgGによるpodocyte機能変化のメカニズム (仮説)
  4. SLE、ループス腎炎におけるCaMKIVの作用のまとめ
  5. CD52hi T cellはCD52lo T cellに対し抑制的に機能する
    • 質疑応答

講師

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/11/19 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2025/11/19 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/20 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2025/11/20 医薬品の費用対効果分析 (HTA) 習得講座 オンライン
2025/11/20 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2025/11/21 HPLC分析の基礎知識・ノウハウとトラブルシューティング オンライン
2025/11/21 中小規模組織 (企業) における新人QA員養成講座 オンライン
2025/11/21 GVP情報の収集・自己点検・教育訓練における日常業務の効率化と信頼性確保 オンライン
2025/11/21 空調システムの維持管理とバリデーションのポイント オンライン
2025/11/21 医薬品Cocrystal (共結晶) の設計による物性/製剤特性の改善と新規探索/製造方法 オンライン
2025/11/21 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) オンライン
2025/11/21 ラボにおけるデータインテグリティ実務対応 オンライン
2025/11/25 医薬品開発プロジェクトを成功に導くファシリテーション & 合意形成 スキルアップ オンライン
2025/11/25 バリデーション関連文書作成時の必修事項と記載例 東京都 オンライン
2025/11/25 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/11/25 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/11/25 医療用医薬品の開発初期段階での売上予測の実際と注意すべきポイント オンライン
2025/11/25 医薬品開発の非臨床試験 (薬理・薬物動態・毒性) における文書作成と信頼性確保 (QA/QC) オンライン
2025/11/25 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書