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ハードコートの材料設計と柔軟性・耐候性向上技術

ハードコートの材料設計と柔軟性・耐候性向上技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年4月17日(月) 10時30分 16時00分

修得知識

  • ハードコート材料開発の考え方
  • ハードコート材料の材料設計
  • ハードコート材料の高機能化手法

プログラム

第1部 ハードコート材料の開発と高機能化技術

(2017年4月17日 10:30〜12:00)

 ハードコート材料は、電子材料、自動車部材やディスプレイ材料の表面保護やガラス代替材料として幅広い分野で益々重要な工業材料となっている。
 また、各種用途に適した機能化が求められ、高機能ハードコート剤の開発が盛んに行われている。
 ここでは、種々のハードコート剤の概要、開発の基本的な考え方 (開発方針) および材料設計 について概説し、代表的なハードコート剤であるUV硬化型ハードコート剤の高機能化について、基材への密着性、カール防止 (低収縮化) 、柔軟性付与 (耐衝撃性の向上) などの方法をわかりやすく説明する。

  1. ハードコート剤の概要
    1. ハードコート剤の種類と特徴
    2. ハードコート剤の原料と機能
  2. ハードコート剤の材料設計
    1. ハードコート剤の開発方針
    2. ハイブリッドハードコート剤の材料設計
    3. 相反物性の制御
    4. UV硬化型ハイブリッドハードコート剤の調製法
  3. ハードコート剤の高機能化
    1. 透明性
    2. 基材への接着・密着性
    3. 柔軟性 (耐衝撃性)
    4. カール・低収縮性
    5. 耐摩耗性
    6. 屈折率
    7. 反射防止膜
    8. 親水・撥水性 (防曇・防汚性)
    9. 帯電防止機能
  4. 参考図書
    • 質疑応答

第2部 有機-無機ポリマーハイブリッドコーティング膜の作製と特性評価

(2017年4月17日 12:45〜14:15)

  1. 有機-無機ポリマーハイブリッドコーティング膜の概要
    1. アルコキシシランを出発原料とするシリカコーティング膜の作製
    2. アミドカルボニル基を有するポリマーとのハイブリッド
    3. その他ポリマーとのハイブリッド
  2. コーティング試験片の作製と評価方法
    1. コーティング試験片の作製
    2. 表面形状の評価
    3. 基本物性の評価
    4. 機器分析による構造解析
    5. 耐摩耗試験
  3. シリカ-ポリビニルピロリドンハイブリッドコーティング膜の作製と特性評価
    1. コーティング試験片の作製
    2. 表面形状の評価
    3. 基本物性の評価
    4. 機器分析による構造解析
    5. まとめ
  4. シリカ系非粘着性コーティング塗料の紹介
    • 質疑応答

第3部 UV硬化型ハードコートの設計-ガラスに迫る表面硬度と柔軟性の付与 –

(2017年4月17日 14:30〜16:00)

  1. ハードコート材料の展開
    1. 市場ニーズ
    2. ハードコート用材料の種類
      1. 有機系材料の構成
      2. 有機・無機ハイブリッド系材料の構成
    3. 必要特性
      1. 耐擦傷性
      2. 硬化収縮の抑制
      3. 柔軟性付与
  2. 事例紹介
    1. ハードコート材料
      1. 高硬度タイプ
      2. 成型タイプ
    2. インモールド成型用
    3. 真空成型用
      1. 高屈折率タイプ
      2. 高耐熱タイプ
    • 質疑応答

講師

  • 山田 保治
    FAM テクノリサーチ
    代表
  • 松好 弘明
    大阪ガスケミカル 株式会社 保存剤事業部 研究開発部
    マネジャー
  • 塩田 聡
    株式会社 DNPファインケミカル 技術開発第3本部
    シニアエキスパート

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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