技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

柔らかいロボットとその材料開発

柔らかいロボットとその材料開発

~ソフトアクチュエータ / フレキシブルセンサ / 柔軟機構~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年3月10日(金) 10時00分17時00分

受講対象者

  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉の応用分野の技術者、開発者、研究者
    • 機械
      • アクチュエータ
      • ポンプ
      • モータ
      • ブレーキ
      • ロボット
      • 位置決め
    • 電子機器
      • センサ
      • 携帯用オートフォーカス・ズーム機構
      • 大型平面ディスプレィ
      • スピーカー
      • 携帯電話向けバイブレータ
      • ノイズリダクション・システム
      • MEMS/MEMS EAPスイッチ
      • EAPアパチャー
      • EAPバルブ
    • 医療機器・医療用器具
      • 内視鏡
      • カテーテル
      • 使い捨て器具
    • エネルギー・ハーベスティング
      • 高効率人工筋肉発電システム
      • エナジーシューズ
      • 化学反応を利用した人工筋肉発電
      • 潮力発電・風力発電 など
  • 高分子アクチュエータ・ EAP ・誘電エラストマー・人工筋肉に関連する技術者、研究者
  • 高分子アクチュエータで課題を抱えている方
  • これから高分子アクチュエータに携わる方

プログラム

第1部 細径人工筋肉が拓くソフトロボティクス

(2017年3月10日 10:00〜11:30)

  1. 細径マッキベン型人工筋
    1. マッキベン人工筋の構造と動作原理
    2. 細径人工筋肉
    3. ソフトロボティクス
  2. 筋骨格ロボットへの応用
    1. ヒトと類似した運動特性を持つロボット機構の実現
  3. 超長尺超軽量ロボットへの応用
    1. ジャコメッティロボットアーム
    2. ジャコメッティ歩行ロボット
  4. アシストスーツへの応用
    • 質疑応答

第2部 磁性ソフトマテリアルの弾性変化機構とその応用

(2017年3月10日 12:10〜13:40)

 “柔らかい”特徴を持つ磁性ソフトマテリアルは、人間に優しいソフトアクチュエータ、ソフトインターフェイス、高効率なソフトマシンに応用できる。
 本講では、磁性ゲルの伸縮運動、回転運動などのアクチュエータ機能について紹介し、弾性率が劇的に変化する磁性ゲル、ドライ環境で使える磁性エラストマーの可変粘弾性について解説する。

  1. 磁性ソフトアクチュエータ
    1. 磁性ゲルの伸びと磁性強度の関係
    2. 応用例
  2. 磁性ゲルの可変粘弾性
    1. 磁性ゲルの貯蔵弾性率とひずみの関係
    2. 磁性ゲルの複素弾性率の磁場応答性
    3. 磁場印加による磁性粒子の移動
    4. 応用例
  3. 磁性エラストマーの可変粘弾性
    1. 磁性エラストマーの磁場応答性
    2. 応用例
    • 質疑応答

第3部 柔軟触覚センサの構造、原理、特徴と応用展開

(2017年3月10日 13:50〜15:20)

  1. 3軸触覚センサ
    1. 原理
    2. 構造
    3. 製造プロセス
    4. 特徴
  2. やわらかさを活かしたアプリケーション
    • 質疑応答

第4部 ソフトロボットの機構と力学 ~弾性体の飛び移り座屈を利用した瞬発力発生機構の場合~

(2017年3月10日 15:30〜17:00)

 弾性体を撓ませて両端にトルクを加えることにより、急激な変形が生じることがある。飛び移り座屈と呼ばれるこの現象が起こる際に、急激な変形に伴う放出エネルギをうまく仕事におきかえることで、この柔軟機構は、極めてシンプルな瞬発力発生装置として機能し、例えば、跳躍ロボットなどに利用することができる。
 本講演では、ソフトロボットの一例として、弾性体の飛び移り座屈を利用した瞬発力発生機構を紹介するとともに、その力学的な取り扱いについても解説する。

講師

  • 鈴森 康一
    東京工業大学 工学院
    教授
  • 三俣 哲
    新潟大学 工学部 機能材料工学科
    准教授
  • 中井 亮仁
    東京大学 大学院 情報理工学系研究科
    特任助教
  • 望山 洋
    筑波大学 大学院 システム情報系
    准教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/16 高分子・ポリマー材料の合成、重合反応の基礎、プロセスと工業化・実用化のための総合知識 オンライン
2026/1/16 高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化 オンライン
2026/1/16 強化学習の基礎から最新動向と機械制御への応用 オンライン
2026/1/16 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と変形・破壊の解析 オンライン
2026/1/19 Excel/Pythonを活用した製造現場の品質データ分析入門 オンライン
2026/1/19 化学反応型樹脂の接着強さと硬化率評価 オンライン
2026/1/20 UV硬化樹脂の材料設計と硬度・柔軟性の両立、低粘度化 オンライン
2026/1/20 高分子延伸による配向・結晶化制御 東京都 会場
2026/1/21 CO2を原料とした樹脂材料の研究開発動向と工業化の可能性 オンライン
2026/1/21 イオン液体の特性、分子設計と応用 オンライン
2026/1/23 自動車リサイクルの課題、展望と樹脂リサイクル技術の開発動向 オンライン
2026/1/23 易解体性材料の基礎と最新トレンドおよび接着剤・粘着剤の開発事例とポイント オンライン
2026/1/23 ウレタン材料の基礎と組成・構造解析および難溶解材料の最適な分析手法 オンライン
2026/1/26 溶解度パラメータ (SP値・HSP値) の基礎と活用法 オンライン
2026/1/27 高分子微粒子の合成、粒径制御とその中空化 オンライン
2026/1/27 ビトリマー (結合交換性架橋樹脂) の基礎とイオン伝導性ビトリマーへの展開 オンライン
2026/1/28 Excel/Pythonを活用した製造現場の品質データ分析入門 オンライン
2026/1/28 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2026/1/29 各種分子シミュレーションを用いた高分子研究、材料解析の考え方、その選び方と使い方 オンライン
2026/1/29 分子動力学法の進め方と高分子材料開発への応用 オンライン

関連する出版物