技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実際に起きたトラブル事例から学ぶスムーズな技術移転方法と同等性評価

実際に起きたトラブル事例から学ぶスムーズな技術移転方法と同等性評価

~過去の事例からトラブル回避能力を高める~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、打錠障害のトラブルシューティングの実例を紹介し、経験則を基にその原因と対策を解説いたします。

開催日

  • 2017年2月20日(月) 13時00分 16時30分

プログラム

 製造工程のトラブルの原因を理解し、その解決事例を知ることは、単に当該工程に留まらず、製造プロセス全体を、メリハリをつけて学ぶ最も効率的な材料である。
 製造の技術移転は、製造に関わるすべてにおける変更の管理の集大成である。対象とする製品の特性 (物理化学的性質、製造科学に関する性質、有効性と安全性に関する情報、LCMにおける経緯など) を組織的にカバーする手順を学ぶ。

  1. 技術移転の分類と実例
    • Bio-batchから実生産スケールへの工業化検討
    • 国内外を含む同一会社内の製造サイト移転
    • 国内外を含む異なる会社間の製造サイト移転
  2. 経口固形製剤の製造プロセスに関係したトラブルから
    • 処方の概要musts/wants & how meet
    • 原料粉体の物理化学的特性と規格
    • 造粒機械と造粒された粉粒体の物性
    • 微量成分または少量成分の混合/仕込み方法
    • 篩過工程と整粒工程のflexibility/adaptability
    • 混合均一性と含量均一性
    • 造粒終点の見極めと管理方法
    • 結合剤の調製方法と結合性
    • マスフローとファンネルフロー
    • ブロッキング/ケイキング度合い
    • 打錠障害とtooling
    • 滑沢剤
    • コーティング工程と外観品質
    • 外観検査工程
  3. 無菌製剤の製造プロセスに関係したトラブルから
    • 消毒剤の調製方法
    • 粘性物質の熱伝導と滅菌操作
    • 直接容器の材質とcompatibility
    • 施栓の嵌合性
    • 包装仕様
  4. 製造機械、支援設備などに関係したトラブルから
    • カプセル剤の充填 (encapusulation) メカニズムと溶出挙動
    • 半固形製剤撹拌機の混合メカニズムと製剤の均質性
    • 小分け充填工程のパラメター
  5. スケールアップ/ダウンによって、主に影響される工程とリスクマネージメント
    • 混合器内のせん断力と混合性
    • 撹拌造粒のスケールアップ則
    • 滑沢剤混合度合いと圧縮成形性
  6. 製造移転に関する手順書/計画書/記録書の例
    • 情報共有 (技術者間and/or組織間) のルール化
    • 差異分析 (gap analysis)
    • マイルストーン/タイムスケジュールの共有化と体制強化
  7. 品質の同等性評価
    • 規制当局が求める品質の意義
    • リスクベース/品質規格/恒常性/continuous improvement
  8. EHS (environment/health/safety)
    • 粉塵対策/廃棄手順/作業環境基準
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第2講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/4 AIによって開発された医薬・診断技術の特許申請・知財保護戦略 オンライン
2024/6/4 実務で使える製造販売後調査等 (GPSP) 実施における留意点 オンライン
2024/6/4 希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) の薬価算定の実際と薬価戦略 オンライン
2024/6/4 GCP調査に向けたSOPの作成と管理並びにTMFの整備 オンライン
2024/6/5 GMP超入門 オンライン
2024/6/5 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/6/5 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/6/5 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/6/5 mRNA/核酸用DDS技術におけるLNP設計・調製とLNP製剤の品質評価法 オンライン
2024/6/6 EOG滅菌のリスク (安全性・品質) と代替滅菌法事例 オンライン
2024/6/6 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/6/6 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/6/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/6/6 GVP対応講座 オンライン
2024/6/7 海外当局によるGMP査察への準備と対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 治験薬GMPの基本要件と実践のポイント オンライン
2024/6/7 試験部門 (QC) におけるデータの電子化とインテグリティ対策 オンライン
2024/6/7 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/6/7 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/6/7 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -