技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

イソシアネートの種類、選び方と使い方、硬化物性評価

イソシアネートの種類、選び方と使い方、硬化物性評価

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年12月19日(月) 10時00分 16時40分

受講対象者

  • イソシアネートに関連する技術者、開発者、研究者
  • イソシアネートで課題を抱えている方
  • ポリウレタンに関連する技術者、品質担当者
    • 塗料
    • 繊維・衣類
    • 接着剤
    • 車両・航空機・船舶・輸送機器
    • 自動車内装品、クッション
    • エンジンのシール・防音
    • ロール・パッキン
    • 医療器具 (ウレタン硬化剤)
    • 人工臓器のシール
    • 保温材・保冷剤
    • 建築材料・内装
    • シール材
    • 各種フィルタ
    • エラストマー
    • ウレタンフォーム など
  • ポリウレタンで課題を抱えている方
  • これからイソシアネート、ポリウレタンを扱う方

修得知識

  • 硬化直後の物性と、数か月経過した後の物性の差
  • 反応速度、硬化物性制御のコツ
  • 水性ポリウレタンの耐水性、耐溶剤性の向上技術
  • 安全性、毒性、適切な保存環境と配合条件

プログラム

第1部 イソシアネート概要

~種類、メカニズム、毒性、特許など~

(2016年12月19日 10:00〜12:20)

  1. イソシアナートの化学
    1. イソシアナートの化学反応性はどこから来るか?
    2. イソシアナートの化学反応
  2. イソシアナートの合成
  3. イソシアナートの硬化メカニズム (ポリウレタンの製造)
    • イソシアナートはどのようにしてポリウレタンになるのか?
  4. イソシアナートベース高分子材料 (機能性付与の原点)
  5. 多官能イソシアナート化合物およびその誘導体
    • どのような物か?
  6. 単官能イソシアナート化合物
    • いったい何に使うのか?
  7. どのイソシアナートが入手しやすいか?
  8. イソシアナートに関する安全性・環境問題
    • 取り扱いには、どのような注意が必要か?
  9. イソシアナート反応を用いる基本配合技術の要点
    • NCOの上手な使い方
  10. イソシアネート関連の特許調査
  11. まとめ
    • 質疑応答

第2部 イソシアネートモノマーの構造と それを用いた硬化物特性

(2016年12月19日 13:20〜14:50)

  1. イソシアネートモノマーの種類と特徴
    1. イソシアネートモノマーの種類
    2. イソシアネートモノマーの反応性
  2. イソシアネートモノマーおよびウレタン (メタ) アクリレートの合成
  3. モノマーの構造と硬化物特性
    1. モノマー構造とUV効果特性
    2. 密着強度特性
    3. 熱的特性
    4. 機械強度特性
    5. 光学的特性
    6. イソシアネート基の反応性
  4. イソシアネートモノマーのポリマー付加体
  5. イソシアネートモノマーと他の硬化材料
    1. ウレタン (メタ) アクリレートによる構造制御
    2. チオール化合物の併用材料への適用
    3. 有機無機ハイブリッドへの適用
    • 質疑応答

第3部 イソシアネートの架橋・硬化挙動解析

(2016年12月19日 15:10〜16:40)

 イソシアネートの硬化過程における分子構造の評価には分子振 動分光法が 有効である。非破壊で高速に分析可能で微小領域の分析や他の分析装置との組み合わせ にも対応するため広く利用されている。
 本講は、イソシアネートの硬化反応について、赤外 分光を中心に分析機器の原理や分析手順、実際に分析した結果など実例を交えて解説する。

  1. はじめに – イソシアネートの分析
  2. 赤外分光法の基礎
    1. 光の振動と分子の振動
    2. 赤外スペクトルから得られる情報
  3. FT – IRの装置の概要と特長
  4. イソシアネートの硬化の解析例
    1. 透過測定
    2. ATR測定
    3. ATRとレオメータを組み合わせたハイフネート分析
  5. ラマン分光法
    1. ラマン分光法の原理
    2. ラマン分光を利用したイソシアネートの分析
    • 質疑応答

講師

  • 高柳 弘
    ゼファー 株式会社
    監査役
  • 室伏 克己
    昭和電工 株式会社 事業開発センター 融合製品開発品研究所
    シニアリサーチャー
  • 澤田 寛己
    サーモフィッシャーサイエンティフィック 株式会社 モレキュラー営業部 アプリケーショングループ

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/15 高分子重合反応の基礎とモノマー・開始剤の選定、プロセス最適化 オンライン
2025/1/15 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/16 プラスチック・樹脂における耐衝撃性向上技術と衝撃特性解析 オンライン
2025/1/20 「ポリプロピレン」の材料としての基本的な構造、特性、その応用 オンライン
2025/1/20 化学反応型樹脂の硬化率・硬化挙動の測定・評価法 オンライン
2025/1/20 プラスチックのリサイクル促進に向けた材料設計・成形加工の技術と知識 オンライン
2025/1/21 UV硬化の基礎と硬化不良対策および影部の硬化 東京都 会場
2025/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/21 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/21 高分子材料における結晶化・ガラス転移の基礎と評価 オンライン
2025/1/24 プラスチック射出成形過程の可視化とソリ変形予測技術 オンライン
2025/1/24 材料開発にレオロジーを活用するための考え方と実践 オンライン
2025/1/24 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/27 カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーが求められる次世代自動車とプラスチック オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 脱炭素と循環型経済社会の実現に向けたプラスチックリサイクルの課題と展望 オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン

関連する出版物