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ライトメルト接着材料の設計と活用

耐熱接着 & 光剥離

ライトメルト接着材料の設計と活用

~光利用による接着・剥離技術と易解体性~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ホットメルト接着材料が苦手とする高温でも接着力を維持するライトメルトについて基礎から解説し、光を利用した新しい易解体性接着材料の技術を詳解いたします。

開催日

  • 2016年12月16日(金) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • 仮固定接着に興味のある方
  • 接着剥離技術における光の活用に興味のある方
  • 液晶の接着材料としての活用に興味のある方

修得知識

  • いろいろな光剥離材料と剥離メカニズム
  • 液晶を接着材料にもちいる場合の留意点
  • 光化学を活用したさまざまな材料技術

プログラム

 部材の仮固定に頻用されるホットメルト接着材料は、高温では接着力を失ってしまうため使用に制約がある。
 今回、「光で剥がれる機能」と「高温でも接着力を維持する機能」を両立する液晶材料を開発し、「ライトメルト接着材料」と名付けた。光剥離機能や耐熱接着機能が発現するメカニズムと、両機能を付与するための分子設計について詳細を述べる。

  1. 光と接着
    1. さまざまな機能接着
    2. 光に応答する高分子接着材料
    3. 光に応答する超分子接着材料
  2. 光による相転移
    1. これまでの光誘起相転移の研究
    2. 接着の剥離に応用した研究
    3. 光剥離接着材料に求められる要件
  3. ライトメルト接着材料
    1. ライトメルト接着材料の性能
    2. 光機能分子FLAPに至った経緯
    3. 励起状態におけるFLAP分子の動き
    4. 相転移の鍵となる光反応
    5. カラムナー液晶の活用
    6. 液晶の相転移温度
    7. 光反応の進行速度
    8. 接着力 (温度、光、ガラス親水性の効果)
    9. 液晶相で光励起されたFLAP分子の挙動
    10. 蛍光により非接触で接着状態を確認
    11. 加熱による接着性能の復元
    12. 界面における光吸収と糊のこり
    13. 性能と分子設計のまとめ
    14. ライトメルト接着材料の合成法
  4. 最近の研究から
    1. 応力集中を分子論的に考える
    2. レオロジーとメカノバイオロジー
    3. 応力プローブ分子としてのFLAP
    4. 局所応力イメージングへの挑戦
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 齊藤 尚平
    京都大学 大学院 理学研究科
    准教授

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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