技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品研究開発におけるプロジェクトとポートフォリオの定量評価・分析

Excel実習で学ぶ

医薬品研究開発におけるプロジェクトとポートフォリオの定量評価・分析

~スプレッドシートとビジネススクール提供のフリーツールで実施可能な評価方法~
東京都 開催 会場 開催 PC実習付き

本セミナーではExcelを使って実習を行いますので、Excelの動作するパソコンを持参してください。

関連するセミナーと同時申し込みで、特別割引にて受講いただけます。

概要

本セミナーでは、研究開発プロジェクトの事業価値とリスクを、経済的な尺度で測るための基礎知識、考え方、および手法を事例と実習を交えて解説します。

開催日

  • 2016年12月2日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • DCF法を用いた事業価値の定量的評価
  • 事業価値の定量モデルの構築、それを用いたリスクの定量評価
  • デシジョンツリーを用いた、連続した意思決定とリスクのモデルの構築
  • 期待価値およびオプション価値の評価
  • 事業ポートフォリオの概念の理解、全体最適のための意思決定への応用

プログラム

 研究開発プロジェクトのマネジメントにおいて、最適な選定や資源配分を決定することは重要です。経営意思決定では、最適な解を計算で求めることはできませんが、事業価値を定量的に測定する評価方法を利用することで、より合理的な決定ができます。
 本セミナーでは、研究開発プロジェクトの事業価値とリスクを、経済的な尺度で測るための基礎知識、考え方、および手法を事例と実習を交えて解説します。また、研究開発テーマの選定における意思決定を、個別最適および全体最適 (事業ポートフォリオ) の視点から行うための方法について解説します。
 なお、セミナーではExcelを使って実習を行うので、参加者はExcelの動作するパソコンを持参してください。米国ビジネススクール開発のフリーツール (感度分析とモンテカルロシミュレーション) を用います。このツールは無料で、希望する受講者に配布いたします。ただし、ExcelのVBA (マクロプログラム) で記述されており、受講者のPCおよびExcelがマクロの実行を許可する設定ができることを前提としています。持参したPCで使うことができない受講者はグループで実習していただきます。

  1. 研究開発プロジェクトの意思決定のための定量的な評価
    1. 医薬品研究開発プロジェクト評価の手法にはどのようなものがあるか
    2. 事業性の2つの尺度とは何か (事業リターンと事業リスク)
    3. 事業リターンはどのように測るのか
      • 経済的尺度による評価
      • フリーキャッシュフロー
      • NPV
      • ROI
    4. 事業リスクはどのように測るのか
      • 事業リスクとは何か
      • テクニカルリスクとコマーシャルリスク
      • 期待価値およびその他のリスク尺度
    5. 研究開発の投資効率をどのように測るのか
      • RD-ROI
  2. デシジョンツリーによる評価
    1. デシジョンツリーによる期待値最大化の意思決定
    2. リスク加重キャシュフローとは何か?
    3. デシジョンツリーを使ったオプション価値評価
    4. 事例演習
      • 設備更新プロジェクトの意思決定
      • 新製品開発の戦略
      • プロジェクトの持つオプションの事業価値評価
  3. ファイナンスモデルによる評価
    1. 意思決定モデルとファイナンスモデル
    2. Excelによるファイナンスモデルの作成方法
    3. 感度分析とモンテカルロシミュレーション
    4. 事例実習
      • 医薬品開発プロジェクトのファイナンスモデルを例にした感度分析とモンテカルロシミュレーション
  4. 事業ポートフォリオ評価手法による戦略意思決定
    1. 事業ポートフォリオ評価とは何か?
    2. 事業ポートフォリオの3つの目的
    3. 研究開発マネジメントにおける事業ポートフォリオ評価とは
      • プロジェクトの優先順位付けとポートフォリオの最適化
      • リスク/リターンによるプロジェクトのポジション分析
      • 最適なプロジェクトポートフォリオを定量的方法で探索する
      • R&Dポートフォリオの全体最適によるプロジェクト構成の更新
      • 事例:SKB社のポートフォリオ最適化
    4. 演習
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 北原 康富
    名古屋商科大学 大学院 マネジメント研究科
    教授

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込セット受講料について

  • 通常受講料 : 92,340円(税込) → 全2コース申込 割引受講料 61,560円(税込)
  • 通常受講料 : 85,500円(税別) → 全2コース申込 割引受講料 57,000円(税別)

2日間コースのお申込み

割引対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 生成AI・ChatGPTを活用した時間短縮・業務効率化術 オンライン
2024/12/20 蒸留プロセスの計算、考え方、進め方、その応用 オンライン
2024/12/20 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2024/12/20 ICH Q2 (R2) 、Q14をふまえた承認申請時の分析法バリデーションの留意点 オンライン
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/20 CO2分離回収技術とプロセス・コスト試算 オンライン
2024/12/20 ペプチド医薬品の疾患別事例からみる市場性およびペプチドの合成・分析のポイント オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 分離工学の基礎と装置設計法 オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2024/12/23 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/23 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2024/12/23 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/24 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2024/12/24 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2024/12/24 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方