技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

自動車48Vシステムの国内外での最新動向と対応策

自動車48Vシステムの国内外での最新動向と対応策

~モータ、DC-DCコンバータ、バッテリにおける商機と課題~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年10月24日(月) 10時00分16時45分

修得知識

  • 48V電源システムの構造
  • モータの電気的特性
  • 電源システムの構造
  • モータ駆動回路
  • エネルギー回生

プログラム

第1部 48V電源車に向けた電源システムと モータの高効率制御

(2016年10月24日 10:00〜12:00)

  1. 48V駆動システム
    1. なぜいま48V電源システムか
    2. 電装システム構成
    3. 効率と冗長性向上
    4. モータと駆動回路の違い
  2. モータの種類と電気的特性
    1. モータの種類と特徴
    2. ブラシ付DCモータと等価回路
    3. 永久磁石同期モータとd – q軸モデル
    4. スイッチトリラクタンスモータ
    5. 伝達関数
  3. 電源システム
    1. バッテリーとキャパシタ
    2. DC – DCコンバータ
    3. 絶縁型と非絶縁型
    4. 降圧コンバータ
    5. 昇圧コンバータ
    6. 単方向コンバータと双方向コンバータ
    7. 絶縁型双方向昇圧・降圧コンバータ
  4. モータ駆動回路
    1. パワーデバイスの使い方
    2. ブラシ付DCモータ駆動回路
    3. 永久磁石同期モータ駆動システム
    4. スイッチトリラクタンスモータ駆動システム
    5. インバータ回路とデッドタイム
    6. ノイズ対策とキャパシタ
  5. モータ制御方式
    1. フィードバック制御系とゲインの設計法
    2. PID,PI-D,I_PD制御
    3. スカラー制御とベクトル制御
    4. 非干渉制御手法と必要性
    5. 弱め界磁のメリット・デメリット
    6. IPMSMの最大トルク制御
  6. エネルギー回生
    1. エネルギー回生原理
    2. エネルギー回生はどこまでできるか
    3. 電池とキャパシタの併用* 質疑応答
    • 質疑応答

第2部 車載用48V電源搭載におけるシステム開発と欧州での最新動向

(2016年10月24日 12:45〜16:45)

 未だ、次世代自動車において、48V系電源システムが主流になるのか、過渡的な技術なのかという結論は出ていない。今回は様々な市場動向調査、並びに各社の動き、そして実際に電源設計した評価結果の視点から、48V系電源システムの未来について示唆する。
 まずはどうして48V系システムが燃費向上効果があるのか、というシンプルなメカニズム説明から入り、回生ブレーキ、アイドリングストップ機構等、どのシステムが最も燃費向上効果があるのかについても明確化する。 さらに、本システムにおいて最も重要なキーテクノロジーについて、DC – DCコンバータ、48V系インバータ、リチウムイオンバッテリ寿命問題の3視点から切り込み、その解決法について解説を行う。特にアウディが採用した初の48Vシステムを持つQ7について、その戦略の裏側を探る。

  1. なぜ今,車載用48Vシステムなのか?
    1. 欧州自動車メーカが協定を結んだ理由
    2. 欧州が48Vシステムを選定する理由
    3. 日本のハイブリッド車 (ストロング・ハイブリッドシステム) と
      欧州の48V系ハイブリッド車 (マイルド・ハイブリッドシステム) との違い
    4. 車載用48V電源システムのメリットとデメリット
    5. 日本における48V電源システム車の市場可能性
  2. 車載用48V電源システムに対する各完成車メーカ・サプライヤの動き
    1. 48V電源システムに対する完成車メーカの動き
    2. 48V電源システムに対するサプライヤメーカの動き
    3. 国際的な燃費・排ガス測定方法の動き
  3. 車載用48Vシステムの市場に対する商機とその未来
    1. 48V電源システム用DC – DCコンバータにおける商機とクリアすべき課題
      1. Bosch
      2. Continental
      3. Valeo
      4. Hella
    2. 48V電源システム用補機類における商機とクリアすべき課題
      1. 各社が提案するISGの最新動向
      2. 各社が提案する電動ターボシステムの最前線
      3. アクティブ・スタビライザの機構とその市場
    3. 48V電源システム用バッテリにおける商機とクリアすべき課題
      1. 48V電源システムに対するValeoの取り組み
      2. 48V電源システムにおける問題点
      3. 48Vリチウムイオンバッテリの保護技術の最前線
  4. 2025年へ向けた欧州規格とそれに対応した自動車産業の目指すべき技術の方向性
    1. 過去のマイルド・ハイブリッド車における課題抽出
    2. 車載用48V電源システムの燃費改善効果と限界
    3. 48V電源システムにおける将来予測
    4. 今後の国際競争激化に対する完成車メーカ,サプライヤメーカへの提言
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 久 (髙橋 久)
    電動モビリティシステム専門職大学 電気自動車システム工学部
    学部長, 教授
  • 山本 真義
    名古屋大学 未来材料・システム研究所
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/8 NEDO : 持続可能な航空燃料 (SAF) を巡る国内外の最新動向と技術開発の最前線 東京都 会場・オンライン
2025/9/8 SRモータの基礎とEV実用化への最新動向 オンライン
2025/9/8 xEV用モータの設計・製造の勘どころ 東京都 会場
2025/9/10 GaNパワーデバイスの特性と横型・縦型デバイスの開発状況・応用展開 オンライン
2025/9/11 オフライン電源の設計 (2) オンライン
2025/9/12 車両用CO2分離・回収装置の国内外における研究開発動向 オンライン
2025/9/16 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/17 自動運転・運転支援のためのミリ波レーダの基礎と車載応用、走行環境認識技術 オンライン
2025/9/17 e-Axle用フルード (EPTF) の要求特性と技術展望 オンライン
2025/9/18 モータ品質トラブル対策の実務と事例で学ぶ解決ノウハウ 東京都 会場・オンライン
2025/9/18 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/18 設計者CAE 構造解析編 (強度) オンライン
2025/9/19 EVの最新技術動向および将来展望 オンライン
2025/9/19 電気自動車用パワーエレクトロニクスの基礎と技術動向 オンライン
2025/9/22 EVの最新技術動向および将来展望 オンライン
2025/9/22 オフライン電源の設計 (3) オンライン
2025/9/22 GaNパワーデバイスの特性と横型・縦型デバイスの開発状況・応用展開 オンライン
2025/9/24 次世代自動車に求められる電動化・自動運転技術のメカニズムと構成要素、今後の展望 オンライン
2025/9/29 SiCパワー半導体・ウェハ開発の現状と高品質化・低コスト化への課題 オンライン
2025/9/29 電子回路の公差設計入門 オンライン

関連する出版物