技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

表面テクスチャリングによる機能付与とトライボロジー特性の向上

表面テクスチャリングによる機能付与とトライボロジー特性の向上

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、表面テクスチャリングの基礎から解説し、表面形状創製、表面性状測定・機能発現について詳解いたします。

開催日

  • 2016年9月16日(金) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 素材・部品メーカー、機械要素や機械システムの機械設計、生産技術、管理等に携わる技術者や研究者
  • 表面機能の特性向上や新規特性の発現を考えている方

修得知識

  • 様々な表面機能とその発現メカニズム
  • 表面性状の測定方法とその特徴を記述するためのパラメータ
  • 表面加工技術の基礎知識
  • 表面テクスチャによる表面機能の発現とその形状創製のためのプロセス技術
  • トライボロジー特性改善のための表面テクスチャリング技術
  • 実例をもとにした向上メカニズムとその有効性
  • 表面テクスチャリング技術の今後の可能性と展開

プログラム

 表面特性の向上や新たな機能付与を目的として、表面テクスチャリング技術が注目を集めている。
 表面テクスチャリング技術は、古くより機械要素の摺動面などに適用されてきた技術であるが、近年の精密加工、MEMS、レーザー加工技術等の進歩により、ナノオーダーからマイクロ、マクロオーダーまでの広いサイズ領域において、それぞれの機能発現メカニズムに基づいた表面の創製が可能となり、単なる形状だけでなく物質の空間分布なども取り入れたることにより、テクスチャによる機能付与の適用範囲も拡大している。
 本セミナーでは、表面テクスチャリング技術を広く捉え、その機能発現メカニズムともに、特にトライボロジー特性向上における有用性について実例をもとに解説する。

  1. 表面テクスチャリングによる機能発現
    1. 表面の基礎
    2. 表面性状
      1. 表面性状の計測
      2. 性状パラメータ
    3. 表面機能
      1. 電磁気特性
      2. 光学特性
      3. 機械的特性
      4. 化学特性
    4. 表面機能と性状
    5. 機能発現メカニズム
  2. 表面テクスチャ創製プロセス技術
    1. ナノオーダーのテクスチャ
      1. 分子修飾
      2. ナノコーティング
      3. ナノコンポジット
      4. ナノ微細加工
    2. マイクロオーダーのテクスチャ
      1. MEMSプロセス
      2. コーティング
      3. 微細加工
      4. レーザー微細加工
    3. マクロオーダーのテクスチャ
      1. 3Dプリンティング
      2. エネルギービーム加工
      3. サンドブラスト
      4. ショットピーニング
      5. そのほか
  3. トライボロジー特性の向上
    1. 表面テクスチャによる特性向上メカニズム
      1. 潤滑のメカニズム
      2. テクスチャによる効果
    2. マルチスケール・テクスチャリング
      1. スケール階層による機能発現
      2. なじみとナノ・マイクロ構造
      3. 複合効果
    3. 応用例
      1. 自己組織化膜
      2. セラミックスの水潤滑
      3. オイル潤滑スラスト軸受
      4. 工作機械すべり案内面
      5. DLCとLSTの複合プロセス
      6. 摩擦特性のための表面性状パラメータ
      7. バイオミメティックス摺動面の創製
  4. おわりに
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/8/28 EV電動化モビリティの高電圧絶縁評価技術の基礎と実例 オンライン
2025/8/28 プラスチック発泡体の気泡構造制御と成形条件最適化、トラブル対策 オンライン
2025/8/28 ポリマーアロイ・ブレンドの基礎とモルフォロジー・物性の制御 オンライン
2025/8/29 高分子合成・重合反応のメカニズムと設計指針 オンライン
2025/8/29 高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎、絶縁劣化・破壊メカニズムとその対策 オンライン
2025/8/29 シリコーン製品の基礎と用途・取り扱いのポイント オンライン
2025/8/29 ポリマーブレンド・アロイの基礎と評価方法 オンライン
2025/8/29 XPS (ESCA) の基本とノウハウ オンライン
2025/8/29 セルロースナノファイバーの複合化技術と計算科学を用いた構造解析 オンライン
2025/9/2 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2025/9/2 エポキシ樹脂 2日間総合セミナー オンライン
2025/9/3 シリカの分散・凝集制御とフィラーとして使いこなす活用術 オンライン
2025/9/3 可塑剤・フタル酸エステルを取り巻く国内外の規制・市場動向と今後の課題 オンライン
2025/9/4 プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」の考え方、その測定法と応用 オンライン
2025/9/4 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/4 コーティングプロセスにおける縦スジ・横段・点欠陥と対策 オンライン
2025/9/5 スパッタ・真空蒸着による成膜技術と膜質改善技術の徹底解説 オンライン
2025/9/5 摩擦振動・異音の入門講座 オンライン
2025/9/5 高分子材料へのフィラーのコンパウンド技術およびナノコンポジット化技術、その特性・分散性制御と機能性付与 オンライン
2025/9/5 押出機内の樹脂挙動および混練の基礎と最適化 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/30 非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/21 塗料技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組