技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウム電池用セパレータの耐熱・耐酸化性コーティング技術

リチウム電池用セパレータの耐熱・耐酸化性コーティング技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年8月8日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 セパレータに求められる耐熱性コーティングの利点と課題の概要

(2016年8月8日 10:30〜12:10)

  1. 樹脂コーティングによるオレフィンセパレータの耐熱性向上
  2. 粒子コーティングによる耐熱性向上
  3. PE/PPラミネートによる耐熱性向上
  4. 超高分子量ポリエチレンによる耐熱性向上
  5. オレフィン以外の材料による耐熱性の向上
    (ナノファイバー不織布のセパレータ特性)
    1. ポリイミドの場合
    2. セルロースの場合
    • 質疑応答

第2部 リチウムイオン二次電池向けポリオレフィン微多孔膜セパレータの開発動向

(2016年8月8日 13:00〜14:40)

 ポリオレフィンは古く汎用的な樹脂であるにも関わらず、その微多孔膜セパレータは、最先端技術のリチウムイオン二次電池に、その登場以来20年以上使用され、さらに、電池の高エネルギー密度化・高入出力化の要請に応えるため、薄膜化などの改良や品質の均一化に対する技術開発も続けられている。
 本講演では、ポリオレフィン微多孔膜の現行技術と開発動向を中心に解説する。

  1. 電池の歴史とセパレータ材料への要請
  2. セパレータ材料の現行技術
    1. セパレータの種類と製法
    2. ポリオレフィン微多孔膜の製法
    3. ポリオレフィン微多孔膜の性能と機能
  3. セパレータ材料の開発動向
    1. セパレータ材料の開発動向 (主に車載LIB向け)
    2. セパレータ材料開発に向けた評価技術開発
    • 質疑応答

第3部 ポリオレフィン微多孔膜への機能性付与コーティング技術

(2016年8月8日 14:50〜16:30)

 近年、リチウムイオン二次電池の高性能化・高機能化の要求に伴い、セパレータに対する要求も現状のポリオレフィン微多孔膜では達成しえないもの、例えば耐熱性などが出てきており、その要望を満たす1つの手法としてそのような機能付与を目的とした、ポリオレフィン微多孔膜へのコーティングがある。
 そのような背景から、本講演ではポリオレフィン微多孔膜の概要とコーティングによる機能付与について解説する。

  1. リチウムイオン電池と電池セパレータの要求特性
  2. ポリオレフィン微多孔膜の現状と課題
  3. ポリオレフィン微多孔膜へのコーティング
    1. コーティングによる機能化のターゲットと現状
    2. コーティング技術
    3. 耐熱性向上
    4. 接着性付与
    5. 濡れ性向上
    6. 耐酸化性付与
    • 質疑応答

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/17 塗工における欠陥トラブル対策とAIによる最新の異常検知技術 オンライン
2025/3/21 高分子劣化のメカニズムと添加剤による対策や材料分析技術 オンライン
2025/3/21 濡れ現象の基礎と計測 オンライン
2025/3/21 エマルションフローによるリチウムイオン電池 (LIB) の水平リサイクル オンライン
2025/3/24 コールドスプレーの原理・メカニズムと応用事例 オンライン
2025/3/24 表面処理・分析/接着分析 2日間講座 オンライン
2025/3/24 接着制御・メカニズム解析の考え方と分析評価法 オンライン
2025/3/24 めっきの基礎および処理方法とトラブル対策 オンライン
2025/3/25 リチウムイオン電池の劣化評価、寿命推定技術 オンライン
2025/3/25 リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現するシリコン負極の最新技術 オンライン
2025/3/26 (ナノ) カーボン材料の分散制御と「マイクロ波による複合化」などの各種技術、その評価 オンライン
2025/3/26 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン
2025/3/26 塗布膜の設計・形成と欠陥防止、機能性付与技術 オンライン
2025/3/26 リチウムイオン蓄電池最適管理のための残量・劣化推定技術解説 オンライン
2025/3/26 塗工における欠陥トラブル対策とAIによる最新の異常検知技術 オンライン
2025/3/27 「濡れる」現象の本質理解 オンライン
2025/3/28 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/3/28 コールドスプレーの原理・メカニズムと応用事例 オンライン
2025/3/31 シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識 オンライン
2025/4/4 めっきの基礎および処理方法とトラブル対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)