技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

熱可塑性エラストマー組成物の配合設計

特許情報から得られる

熱可塑性エラストマー組成物の配合設計

~スチレン系、オレフィン系編~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、特許情報を活用した熱可塑性エラストマー組成物の配合設計について、熱可塑性エラストマー組成物の特許出願に携わり、技術知識・特許情報を熟知した講師がノウハウを伝授いたします。

開催日

  • 2016年3月25日(金) 10時30分16時30分

プログラム

 リサイクル出来ない材料は「採用しません」という昨今の厳しい「環境適応材料採用」の流れは、今後変わることはありません。その中で、加硫ゴムや一部軟質ポリ塩化ビニル (決してPVCは環境に悪くないのですが…) の代替として極めてスタンダードな存在である「熱可塑性エラストマー組成物」は、現在の軟質材料の「主役」です。
 技術者やユーザー (成形事業者、最終製品メーカー等) の皆さんは、技術情報の摂取のために「論文」や「技術雑誌の記事」を日々勉強されています。でも、そこには「製品名」と「如何に優れた特性」かは書かれていても、肝心の「製品のレシピ」は「決して明かされていません」。 ユーザー様の立場では、なぜそんな特性を持つのか?実際にいじってみたときに「なぜここが足りないのか?」改良の相談も「中身」=「レシピ」を想定しないと、「雲をつかむような開発」になって「じれったい」おもいをされることがあるでしょう。
 組成物設計者の立場では、他社の製品レシピを知り、それとは異なる「新しい」「オリジナル製品」をつくりたい!という気持ちが強いはずです。
 特許情報は、「レシピ情報」の宝庫です。
 本セミナーでは、「熱可塑性エラストマー組成物の特許出願に携わり、技術知識・特許情報を熟知した」講師がその「ツボ」を伝授いたします!

  1. 熱可塑性エラストマー組成物とは
  2. 特許情報は、知識の宝庫
  3. 特許情報から見た配合上の基礎知識
    1. オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
      1. ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
      2. 流動相 (樹脂) 成分の性質による物性・成形性への影響
      3. 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
      4. 架橋剤による物性・成形性への影響
    2. スチレン系熱可塑性エラストマー組成物
      1. ゴム成分の性質による物性・成形性への影響
      2. 流動相 (樹脂) 成分の性質による物性・成形性への影響
      3. 軟化剤成分の性質による物性・成形性への影響
      4. 架橋剤による物性・成形性への影響
  4. 実際の業界実情 (スチレン系、オレフィン系)
    • 各社ラインナップの状況について
  5. 複合成形体とは
    • 「組成物だけでなく実際の使用形態をも公開・権利化しています」
  6. 特許情報から見た配合成分の性質
    • 「技術資料やカタログでは得られない情報がわかります」
  7. 成形トラブルとその原因・対策
    1. ひけ
    2. ショートショット
    3. バリ
    4. そり・変形
    5. シルバー
    6. 金型転写性不良
    7. ウエルド不良
    8. 焼け
    9. 寸法のばらつき
    10. ピンキング
    11. ブツ
    12. ブリードアウト
    13. ブルーム
    14. 成形品の表面剥離
    15. 複合成形体の層間融着不良
    16. 押出成形におけるドローダウン
  8. 配合分析技術
    1. ゴム成分の分離とその分析方法
    2. 軟化剤の分離とその分析方法
    3. 流動相 (樹脂) 成分の分離とその分析方法
    4. 架橋度の測定方法
  9. トラブル時の分析方法
    1. ブツ分析
    2. ブリード物の分析
    3. ブルーム物の分析
    4. モルフォロジー観察
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/16 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2025/10/16 化粧品開発現場のための知財戦略と活用のヒント オンライン
2025/10/16 インフォマティクスと近赤外光による高分子材料の劣化予測 オンライン
2025/10/17 基礎から学ぶ知財戦略セミナー オンライン
2025/10/17 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 IPランドスケープの進め方と経営層、事業部への提案方法 オンライン
2025/10/20 フィラー/樹脂分散における分散状態の測定評価、その応用 オンライン
2025/10/20 高分子の溶解技術と溶媒選定、相溶性予測 オンライン
2025/10/20 基礎から学ぶ知財戦略セミナー オンライン
2025/10/20 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/10/20 高分子・樹脂材料のための画像解析入門 オンライン
2025/10/20 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 技術者・研究者のためのパテントマップの基礎と作成・活用術 オンライン
2025/10/21 高分子結晶化のメカニズムとその解析 オンライン
2025/10/21 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2025/10/21 無機ナノフィラーのポリマーへの分散・複合化技術 オンライン
2025/10/22 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測 オンライン
2025/10/22 数値限定発明・パラメータ発明の特許要件と出願・権利化の留意事項 オンライン
2025/10/22 他社の数値限定発明・パラメータ発明への対抗策 オンライン
2025/10/23 ラジカル重合の基礎と分子量・立体構造の制御、最新の重合手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/7/14 水処理膜〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/14 水処理膜〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/7/14 粉体混合技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/7 光触媒膜〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/7/7 光触媒膜〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/23 非侵襲性血液検査〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/23 防犯・監視カメラ〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/23 非侵襲性血液検査〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/16 排煙脱硫・脱硝技術〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/16 排煙脱硫・脱硝技術〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/9 無人搬送システム〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/9 無人搬送システム〔2025年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/6/9 熱交換器〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/2 発光ダイオード (LED) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/6/2 発光ダイオード (LED) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/5/26 表面プラズモン技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)