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特許明細書、拒絶理由通知、特許戦略 3日間徹底解説セミナー

「知ってるつもり特許シリーズ (3)(4)(5) 」 (化学分野)

特許明細書、拒絶理由通知、特許戦略 3日間徹底解説セミナー

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月4日(木) 10時30分 16時30分
  • 2016年3月2日(水) 10時30分 16時30分
  • 2016年4月8日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 技術者、研究者、初級知財部員

プログラム

2016年2月3日 技術者・研究者・初級知財部員のための「特許明細書の読み方・書き方」

 技術者の皆さんは、最新の技術情報の取得に論文や雑誌の記事を使われていませんか?
「そこには、落とし穴があります!」
 企業が発信する論文や雑誌の記事は、技術の核心は伏せる傾向があります。
 リアルな技術情報のソースは?それは、特許公報の特許明細書です!ある有名企業様は、「論文読むより特許を読め」という教育で有名です。
 皆さんは「特許はわかりにくい文章でわざと書かれている」とお思いでしょう。それは「都市伝説」です!
 特許明細書は、特許庁の審査官が理解できないと権利化できません。そして、書き方には特許法を解釈した特許庁特許審査基準という“ルール通り”書かれているのです。読み方さえ間違えなければ、特許明細書はカンタンです。読むことができれば、書くこともできるようになります!
 本セミナーでは、特許明細書300件作成の経験者である講師が「ツボ」を伝授します。

  1. 特許明細書とは (技術報告書や論文ではありません!)
  2. 特許明細書の書き方
    1. 出願にあたって用意すること
      1. 出願準備のアイテム
      2. 出願準備の考え方
      3. 特許請求の範囲の意味 (広い権利と狭い権利とは?)
    2. 特許請求の範囲の書き方
      1. 請求項の意味 (なぜいくつもわかれているのか?)
      2. 製品名を請求項に書いてよいのか?
      3. 表現方法
    3. 実施例・比較例の作成法
      1. 実施例とベストモードの関係
      2. 比較例と請求項の関係
      3. 記載すべき情報
    4. 減縮に備えて
      1. 拒絶とは?
      2. 減縮とは?
      3. 補正はどのようにするのか? (制限があります)
      4. どこをどのように補正して拒絶理由を回避するのか?
    5. 明細書作成上の注意
      1. 誰に向けて書くのか?
      2. どこまで書くのか?
    6. 特許庁の審査官は何を根拠に審査しているのか? (審査基準の基礎の基礎)
      1. 審査基準から見た明細書の記載事項のツボ
      2. 事例でみてみよう。
      3. 事例でみた補正のポイント
      4. パラメータ特許とは?
      5. 明細書の記載に矛盾がある場合
    • 質疑応答・名刺交換

2016年3月2日 技術者・営業担当者の知るべき「特許拒絶理由通知での面接による権利化」

 特許庁からの書面「拒絶理由通知」だけでは庁の真意はわかりません。
「自社出願は自社で権利化しよう!」
 本セミナーでは、拒絶理由通知に対する特許庁審査官・審判官面接による対応方法を伝授いたします。
 特許が審査されてまず出くわすのが「拒絶理由通知」です。
 「拒絶理由通知」は書面です。書面だけで特許庁審査官・審判官と誤解なく「会話」をすることは「極めて困難かつ非効率的」です。そこで、必須となるのが、「特許庁審査官・審判官面接」です。
 面接で何をするのか?技術者や知財部員が、どんなにこの開発製品が優れているか説明しても審査官は聞く耳を持ちません。なぜか?審査官は、「どんなに優れた技術製品であるか」なんかに興味はありません。
 何に興味があるのか?それは、「法律上、特許要件を満たすか」それだけにしか興味がありません。

ですからどんなに優れた技術製品かを延々と語っても…
審査官「どこに特許性があるんですか?」(特許性=特許要件を満たすこと)と会話になりません。
ましてや、それを理解しないまま書面だけで意見書や補正書を「出しっぱなし」にしても権利化はおぼつきません。
「面接による権利化の方法」を身につければ、より効率的にかつ確実に権利化が可能です!
面接経験がきわめて豊富な講師がその「ツボ」を伝授いたします!

  1. 事前準備
    1. まずは、拒絶理由がなぜ発っせられたのか解析しよう
    2. 拒絶理由は?特許法何条?
    3. 拒絶理由通知の内容は正しいのか?
    4. 本願発明の認定 (発明の要旨認定) は正しいか?
    5. 引例の認定は正しいのか?
    6. 新規性違反の判断は正しいのか?
    7. 進歩性違反の判断は正しいのか?
    8. 記載要件違反の判断は正しいのか?
  2. 審査官・審判官面接本番
    1. 何を争い、何を争わないのか?争点整理
    2. 補正をするのか?しないで意見書勝負か?
    3. 補正案の提示のタイミング演習
    • 質疑応答・名刺交換

2016年4月8日 技術者・営業担当者の知るべき特許戦略の基礎

貴社には「経営戦略・事業戦略に資する特許戦略」のご認識はありますか?
技術者・研究者は開発すれば仕事は終わりですか?
「いいえ。事業が安定するための特許戦略がないと…」
依頼書が処理できれば帰れるのは確かですが…
「事業への他社の参入を阻止できず、
単なる価格競争の世界へ突入してせっかくの開発費が回収できず…」
全く先行他社が存在しない分野は、ほとんどありません。
他社特許が存在して、権利行使をされて事業撤退…
他社特許が存在しても、戦う方法は?
本セミナーでは、特許戦略業務15年のベテラン講師が「技術者・研究者が持つべき必須の特許戦略理論」をカンタンにわかりやすく伝授いたします!

  1. 特許戦略の基本
    1. 公開された特許情報を見れば他社の戦略がわかる。
    2. 特許の役目が終わるとき
    3. 延命措置
    4. 技術の進歩とは
    5. パイオニア発明特許を権利化すればその事業は安泰か?
    6. 特許を取ることと侵害は分けて考えるもの←「これがみなさんできないんです」
  2. 調査
    1. テクより読み込み
    2. 物まね防止か他社に侵害させ事業参入阻害か
  3. 儲けるとは、どういうことか
    1. 無効審判する側かされる側か
    2. とりあえず権利化してしまう意味
    3. 後発メーカーの戦略とは
  4. 侵害発見
    1. コンペティター製品調査
    2. 特許の力とは
  5. 現在と将来の市場を特許から予測する
    1. 権利化をあきらめた特許出願の意味
    2. 権利を維持している特許の意味
    3. 傾向は存在する
    4. 特許の「従来技術」「解決すべき課題」「効果」から未来が見える
  6. 実例
  7. 質疑応答
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 鷲尾 裕之
    プラスチックコンパウンドコンサルタント

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 104,500円 (税別) / 112,860円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上で3コースをお申込みの場合、
    1名あたり 55,000円(税別) / 59,400円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 104,500円(税別) / 112,860円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 118,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 178,200円(税込)
  • 2名様以上で2コースをお申込みの場合、
    1名あたり 37,500円(税別) / 40,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 71,250円(税別) / 76,950円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 112,500円(税別) / 121,500円(税込)
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  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

複数コース申込割引受講料について

  • 通常2コース受講料 : 92,340円(税込) → 2コース同時申込 割引受講料 76,950円(税込)
  • 通常3コース受講料 : 138,510円(税込) → 3コース同時申込 割引受講料 112,860円(税込)

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

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