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超電導材料の転移温度の高温化と送電技術への応用

超電導材料の転移温度の高温化と送電技術への応用

~超電導ケーブル実用化に必要な技術を徹底解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年12月14日(月) 10時30分 16時00分

プログラム

1. 高温超電導材料の開発動向と高性能化のポイント

(2015年12月14日 10:00〜11:20)

  1. 超伝導の基礎知識
    1. 超伝導現象とは?
    2. なぜ超伝導が起こるのか?
    3. 超伝導の性質
    4. 超伝導の応用
  2. 高温超伝導の基礎
    1. 高温超伝導体の発見
    2. 高温超伝導体の特徴
  3. 高温超伝導の応用
    1. 高温超伝導で広がる可能性
    2. 高温超伝導応用研究の概観
    3. 室温超伝導への期待
    • 質疑応答

2. 超伝導線材開発の現状と今後の課題

(2015年12月14日 11:35〜12:55)

 超伝導線材の一般的なことがらについて述べた後、Nb-Ti及びNb3Sn実用線材、ビスマス系線材、イットリウム系線材、MgB2線材ならびに鉄系線材の現状について述べ、今後の課題を考察する。

  1. 超伝導線材の基礎
    1. 超伝導とは
    2. 第一種超伝導体と第二種超伝導体
    3. 磁束線ピンニング
    4. 線材化研究が行われている超伝導材料
  2. Nb-Ti実用超伝導線材
  3. Nb3Sn実用線超伝導材
  4. Bi2Sr2CaCu2Ox 並びに Bi2Sr2Ca2Cu3Oy超伝導線材
  5. YBa2Cu3Oz超伝導線材
  6. MgB2超伝導線材
  7. 鉄系超伝導線材
    • 質疑応答

3. 超電導材料の高温超電導ケーブルへの応用可能性

(2015年12月14日 13:35〜14:55)

 超電導ケーブルは、低損失で大容量の送電ができることから、将来の送電線として期待されている。超電導ケーブルの材料としては、金属系超電導線を用いたものから、冷却コストの低減が可能な高温超電導材料 (Bi系、Y系) に移り、実用化を目指して急速に発展してきた。

  1. 超電導ケーブルへの開発背景と期待
  2. 材料面から見た超電導ケーブルの歴史
  3. 金属系超電導材料を用いた超電導ケーブルの開発
  4. 高温超電導材料の発見と超電導ケーブルへの適用
  5. 高温超電導ケーブルの特徴とその構造
  6. 超電導ケーブルの開発状況
  7. 超電導ケーブルのCO2削減効果
  8. 直流超電導送電
    • 質疑応答

4. 超電導電力機器の開発動向と今後の展望

(2015年12月14日 15:10〜16:30)

 超電導線材を用いた電力機器開発の国内外の取り組みについて、超電導電力貯蔵装置 (SMES) を中心に紹介するとともに、超電導コイルの適用先についても紹介する。

  1. はじめに
    1. 超電導電力機器開発の状況
    2. SMESとは
  2. 瞬時電圧低下補償用SMESの開発
    1. 瞬時電圧低下とは
    2. 開発方針とシステム仕様
    3. 開発実績
  3. 電力系統制御用SMESの開発
    1. 電力系統制御の必要性
    2. 国家プロジェクトでの取り組み
  4. 高性能コイル開発
    1. 開発概要
    2. 期待される適用先
  5. 今後の課題と展望
    • 質疑応答

講師

  • 永崎 洋
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 電子光技術研究部門
    首席研究員
  • 熊倉 浩明
    国立研究開発法人 物質・材料研究機構
    特命研究員
  • 向山 晋一
    古河電気工業 株式会社 研究開発本部 情報通信・エネルギー研究所
    主幹
  • 平野 直樹
    中部電力 株式会社 技術開発本部 電力技術研究所 流通グループ 超電導チーム
    超電導チームリーダー 研究主査

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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