技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

導電性材料技術と透明導電膜・フィルム開発動向

導電性材料技術と透明導電膜・フィルム開発動向

~デバイス応用のための複合化及び導電性向上技術~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、「うまく混ざらない!」、「思うように導電性が向上しない!」等の、フィラーの種類ごとの導電メカニズムから解説し、効率よく導電性、分散性をあげる為の方法について詳解いたします。

開催日

  • 2015年11月18日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 導電性フィラー、導電性ペーストに関連する技術者
    • タッチパネル電極
    • プリンテッドエレクトロニクス配線板
    • プリンタブルエレクトロニクス
    • アクチュエータ
    • 有機EL
    • 太陽電池
    • 液晶ディスプレイ
    • プラズマディスプレイ
    • 電子ペーパー など
  • 導電性フィラー、導電性ペーストで課題を抱えている方

修得知識

  • 最近の導電性材料 (導電性フィラー、導電性高分子) の基礎
  • 導電性材料複合化時の導電性向上方法
  • 導電フィルム (透明導電膜) の開発動向

プログラム

 最近注目されている導電性材料、ポリアニリン、ポリチオフェン (PEDOT) などの導電性高分子、カーボンナノチューブ (CNT) 、グラフェン、銀・銅ナノ粒子・ナノファイバーなどの導電性フィラーの基本特性、そしてデバイスへの応用にあたり不可欠な知識、例えば汎用樹脂との複合化法、その際重要となる導電性向上方法等、につき紹介する。さらに、それらの技術に基づく透明導電膜材料・フィルムの開発動向に付き解説する。

  1. 各種導電材の基本特性と課題
    1. 金属酸化物粒子
      • ITO
      • ATO
    2. 金属微粒子
      • Ag粒子
      • Agファイバー
      • Cu粒子
    3. ナノ炭素粒子
      • カーボンナノチューブ
      • CNT
      • グラフェン
    4. 導電性高分子
      • PEDOT
      • ポリアニリン
      • ポリピロール
  2. 導電材の複合化と導電性向上法
    1. 複合化
      1. 導電性フィラー
      2. 導電性高分子
    2. 導電性向上法
      1. 高分子バインダー (希釈材) 効果
      2. フィラー (パーコレーション) 効果
      3. ナノファイバー (吸着) 効果
      4. ナノ炭素フィラー (π-πスタッキング) 効果
      5. セカンドドーパント効果 (配向促進剤)
      6. そのほかの方策
  3. 各種導電材を用いた透明導電材・フィルムの開発動向
    1. 導電性高分子系
    2. ナノ炭素粒子系
      1. カーボンナノファイバー (CNF) 系
      2. カーボンナノチューブ (CNT) 系
      3. グラフェン系
    3. 金属・金属酸化物粒子
      1. 銀系ナノ粒子・ナノファイバー
      2. 銅系ナノ粒子・ナノファイバー
      3. ITO、ZnOなど
  4. まとめ及び課題
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 小長谷 重次
    公益財団法人 名古屋産業科学研究所
    上席研究員

会場

連合会館

5F 502会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/4/24 高分子の絶縁破壊メカニズムとその劣化抑制技術 オンライン
2024/4/24 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2024/4/24 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/4/25 押出成形のDX化と活用技術 オンライン
2024/4/26 塗装・コーティング現場のゴミ・異物対策実践セミナー 東京都 会場
2024/4/26 共押出多層フィルムの成形技術、押出安定化とトラブル対策 オンライン
2024/5/9 溶融製膜/溶液製膜によるフィルム成形技術の基礎と実際 オンライン
2024/5/10 高分子材料の粘弾性の基礎と応力/ひずみの発生メカニズムとその制御・評価技術 オンライン
2024/5/16 導電性カーボンブラックの使用テクニック オンライン
2024/5/16 金属・セラミックスの焼結技術 オンライン
2024/5/16 誘電エラストマの最新技術 (基礎を含む) 及び最新応用事例について オンライン
2024/5/20 導電性高分子の基礎と最新の研究動向・応用 オンライン
2024/5/24 カーボンナノチューブの基礎とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/28 プラスチックフィルムにおける各樹脂特性、添加剤・成形加工技術および試験・評価方法 オンライン
2024/5/29 フィルムへの塗工技術とプロセス最適化、トラブル対策 オンライン
2024/5/30 ガスバリア技術の基礎と活用動向およびウェットプロセスによるウルトラ・ハイバリア技術 オンライン
2024/5/31 Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策 会場
2024/6/5 プラズマCVDによるナノ・微粒子材料の作製技術とプロセスモニタリング オンライン
2024/6/6 ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ・グラフェン) の分散技術・凝集制御における物理化学の基礎と分散状態の観察・評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/16 金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2021/12/31 導電性材料の設計、導電性制御および最新応用展開
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2020/12/25 金属ナノ粒子の合成/構造制御とペースト化および最新応用展開
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2017/10/23 カーボンブラック 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/10/23 カーボンブラック 技術開発実態分析調査報告書
2016/5/16 カーボンナノチューブの応用技術 (2016年版) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2016/5/16 カーボンナノチューブの応用技術 (2016年版) 技術開発実態分析調査報告書
2016/3/31 エポキシ樹脂の化学構造と硬化剤および副資材の使い方
2015/7/31 最新フィラー全集
2015/6/30 導電性フィラー、導電助剤の分散性向上、評価、応用
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/4/25 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)