技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

症例検討からみる臨床検査値・疾患の生理学 入門

症例検討からみる臨床検査値・疾患の生理学 入門

~臨床検査値変動のメカニズムと原因推測の考え方 / 軽微な一過性な異常値出現と、真に身体異常を反映している場合の違いは何か~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、臨床治験について基礎から解説し、臨床検査値が異常値を示した症例を提示し、異常値がどのような機構で生じたのかを解説いたします。

開催日

  • 2014年6月24日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 検査値変動と有害事象との関連性を考える上でのポイント
  • AST (GOT) , ALT (GPT) , LDHなど肝ダメージで変動する酵素の機能
  • 腎不全以外で軽度高値となる機序
  • 薬剤による溶血性貧血
  • 肝臓機能が著しく低下した症例

プログラム

 臨床検査値は客観性があるため、臨床治験における有害事象の評価で最も効果的に利用されるデータの一つである。臨床検査値変動は、軽微な一過性な異常値出現と、真に身体異常を反映している場合があり、特に治験においてはその判別は重要となる。
 本研修では、異常値を示した症例を提示し、異常値がどのような機構で生じたのかを基礎から学ぶ。

  1. 肝臓、胆道関連
    • 症例1) 肝臓機能が著しく低下した症例
    • 症例2) 薬剤などで軽度に肝臓がダメージを負った症例
    • 症例3) 薬剤により、胆道障害をきたした症例
    • 肝臓の組織、生理学、生化学。
    • AST (GOT) , ALT (GPT) , LDHなど肝ダメージで変動する酵素の機能
    • ビリルビン代謝 と 異常値発生機構
    • 薬物代謝の基礎から、肝臓ダメージの機構
  2. 腎臓関連
    • 症例4) 腎不全症例
    • 腎臓の組織と排泄と再吸収の生理学。糸球体ろ過と尿細管の機能
    • BUNの生成機構。腎不全以外で軽度高値となる機序
    • クレアチニンとは何か。クレアチニンは、ろ過されるが再吸収されないためGFR測定に使われている
    • 腎臓による酸塩基平衡 水電解質調節の機構
  3. 赤血球関連
    • 症例5) 慢性炎症による貧血
    • 症例6) 薬剤による溶血性貧血
    • 赤血球合成機構、網赤血球とは
    • 鉄代謝機構、炎症による鉄利用障害機構
    • 溶血の機序。免疫学的機序による場合に陽性となるクームステスト (抗グロブリン試験)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 福地 邦彦
    昭和医療技術専門学校
    特任教授 / 医師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の20,000円(税別) / 21,600円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/1 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン
2024/10/1 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/10/1 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/10/2 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2024/10/2 GDP対応のための文書整備、流通業者管理と実務対応のポイント オンライン
2024/10/2 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/10/2 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/10/2 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2024/10/4 メディカルライティング入門講座 オンライン
2024/10/4 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2024/10/4 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/6 GVP省令要求対応: ファーマコビジランス研修の内容と実施時の留意点 オンライン
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 医薬品製造における異常・逸脱管理とインシデンツ対応 オンライン
2024/10/7 バイオ医薬品/抗体(ADC抗体)医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/7 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン
2024/10/8 事例から学ぶQA担当者教育訓練とQA部門構築のポイント オンライン
2024/10/8 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検およびデータ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書