技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

蒸留プロセスの基礎と応用

蒸留プロセスの基礎と応用

~気液平衡、蒸留塔設計のポイントから蒸留プロセスの特性~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、蒸留の基礎データとなる常圧気液平衡関係の計算法から解説し、Excelを用いた演習を通し、非理想系の気液平衡計算、McCabe-Thiele法(理想系2成分分離)についても解説いたします。

開催日

  • 2013年11月14日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 蒸留に携わる方
  • 蒸留の原理、基礎を学びたい方
  • 蒸留技術計算の効率化を図りたい技術者

修得知識

  • 蒸留の基礎
    • 蒸留の理論
    • 物性・原理
  • 蒸留の実際(設計・運転)
  • Microsoft Excelを用いた蒸留技術計算の実践

プログラム

 新たな蒸留塔の設計,既存の運転条件の見直しは,過去の実績と経験,および汎用シミュレータによる詳細な計算をもとに行われている。本講座では,蒸留の基礎理論 (気液平衡,物質収支) ,操作特性・分離特性を理解することにより,必要な情報を集めて,より良い設計条件・操作条件を検討できるようになることを目指す。
 Excelを用いた演習を通して,非理想系の気液平衡計算,McCabe-Thiele法 (理想系2成分分離) を理解する。

蒸留の基礎
  1. 蒸留の原理
    1. 蒸留の目的
    2. 気液平衡
    3. 蒸気圧と蒸気圧曲線
    4. 気液平衡データ
    5. 相図
    6. 蒸留の原理と分離の限界
  2. 蒸留プロセスの分類と特徴
    1. 蒸留操作:単蒸留とフラッシュ蒸留,回分精留と連続精留
    2. 蒸留塔構造:トレイ,充填物
  3. 気液平衡計算
    1. 気液平衡関係式
    2. 活量係数モデル (Wilson式、NRTL式)
    3. 比揮発度・平均比揮発度
    4. 気液平衡計算 (Excelを用いた演習)
    5. -1 理想溶液、ラウールの法則
    6. -2 非理想溶液:沸点計算、露点計算 (Wilson式、NRTL式)

蒸留プロセスの設計計算
  1. 蒸留問題の設定
    1. 蒸留問題
    2. 設計型問題と操作型問題
    3. 低沸限界成分と高沸限界成分
    4. 分離仕様と物質収支
    5. 分離仕様と気液平衡関係
  2. 蒸留塔の段数と還流比の決定
     (2成分系,McCabe-Thieleの階段作図)
    1. 操作線
    2. 原料の熱的条件
    3. McCabe-Thieleの階段作図 (Excelを用いた演習)
    4. 最小還流比~2成分系~
    5. 最小理論段数~2成分系~ (階段作図,Fenskeの式)
    6. 還流比と理論段数
    7. 最適還流比
    8. 塔効率と実段数
  3. 簡易設計計算
     (Fenske-Underwood- Gillilandの方法 (理想系) )
    1. 最小理論段数~多成分系, Fenskeの方法~
    2. 最小還流比~多成分系,Underwoodの方法~
    3. Gillilandの相関

蒸留プロセスの操作特性・分離特性と特徴 ~より良い設計条件・操作条件の設定のために~
  1. 蒸留プロセスの分離特性
    1. 還流比と段数
    2. 物質収支
  2. 多成分分離の分離シーケンス
    1. 直接分離と間接分離
    2. 残留曲線マップと蒸留境界
  3. 特殊蒸留:共沸蒸留と抽出蒸留の特徴
    1. 共沸蒸留
    2. 抽出蒸留
  4. 省エネルギー蒸留プロセスの特徴
    1. ペトリューク塔,垂直分割型蒸留塔 (DWC)
    2. 段間熱交換型蒸留塔 (HIDiC)
    • 質疑応答・名刺交換

会場

ドーンセンター

4F 大会議室3

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/26 ExcelとPythonによる多変量解析 超入門 オンライン
2024/4/26 ヒトにおける薬物動態予測 (2日コース) オンライン
2024/4/26 ヒトにおける薬物動態予測 (2) in vitroデータとPBPKモデルからの予測 オンライン
2024/4/26 「統計的品質管理」総合コース2023 オンライン
2024/4/26 データサイエンスの基礎 オンライン
2024/4/26 安定性試験の評価と有効期間の設定 オンライン
2024/4/26 サンプリング試験 (ロットの合否判定方法) への応用 オンライン
2024/4/26 プロセスバリデーションと年次照査 (APR) への応用 オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/4/26 分析法バリデーションへの応用 オンライン
2024/4/26 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2024/5/1 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/5/8 実験計画法・ベイズ最適化を用いた効率的な実験デザイン オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/5/9 実験計画法における解析のコツとデータのまとめ方 東京都 会場
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン