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光触媒の反応メカニズムと設計、応用展開

光触媒の反応メカニズムと設計、応用展開

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、光触媒の基礎から解説し、光触媒の応用展開、可視光応答型光触媒について詳解いたします。

開催日

  • 2013年11月12日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 光触媒に関連する技術者

修得知識

  • 光触媒の基礎
  • 光触媒の応用
  • 可視光応答型光触媒の反応メカニズム
  • 可視光応答型光触媒の応用

プログラム

第1部 光触媒の基礎から応用まで

(2013年11月12日 13:00〜14:40)

 光触媒は日本で発見され、日本で主に商品化が進んできたことから、「日本発のオリジナル技術」と言われ、現在も日本が世界の光触媒技術を牽引し続けている。現在の市場規模は国内だけで800億円にも及び、住宅関連、電化製品、車両、道路関連、農業、水処理、衣料、生活用品、医療分野など、光触媒に関する製品はこれまでに数多く登場してきた。一方、最近は光触媒を用いた水分解反応から得られる水素生産などが環境・エネルギーの面から大いに期待されており、光触媒への注目はますます高まっている。 本セミナーでは、光触媒をこれから学びたい人、光触媒を用いた製品化に興味がある人といった入門者を対象に、光触媒の基礎から応用までを解説し、光触媒の最新研究と将来展望についても述べる。

  1. 光触媒の基礎
    1. 光触媒とは?
    2. 光触媒の応用例について
  2. 光触媒の最新研究例
    1. 光触媒の原理
    2. 光触媒の性能評価法
    3. 研究例の紹介
  3. 光触媒の将来
    1. 光触媒国際研究センターについて
  4. まとめ
    • 質疑応答

第2部 可視光型応答の反応メカニズムと実用化に向けた技術的課題

(2013年11月12日 14:50〜16:30)

 室内光による環境浄化あるいはエネルギー効率の良い青色LEDを用いた浄化装置を作製するために、可視光応答型光触媒の開発がすすんでいる。講義では、可視光応答型光触媒の反応メカニズムによる分類とそれぞれの特徴、それらの応用する際に考えられる問題点などについて話す。

  1. はじめ
    1. 可視光応答型光触媒の必要性
    2. 反応メカニズムによる可視光応答型光触媒の分類
  2. 窒素ドープ型酸化チタン
    1. ESRによる窒素の状態観察
    2. 活性酸素の検出による反応の特徴
  3. 酸化タングステン光触媒
    1. ESRによる観察
    2. 活性酸素の検出による反応の特徴
  4. 増感型酸化チタンの反応の特徴
    1. 白金錯体担持酸化チタン
    2. 鉄錯体担持酸化チタン
  5. 金属酸化物グラフト型酸化チタンの反応の特徴
    1. 銅酸化物グラフト酸化チタン
    2. 鉄酸化物グラフト酸化チタン
  6. その他の可視光応答型半導体光触媒
  7. 活性比較とOHラジカル発生量との比較
  8. 各種可視光応答型光触媒の実用化における問題点
    • 質疑応答

講師

  • 中田 一弥
    東京理科大学 理工学部 応用生物科学科
    准教授
  • 野坂 芳雄
    長岡技術科学大学 物質・材料系
    教授

会場

東京都立産業貿易センター 浜松町館

中3F 第6会議室

東京都 港区 海岸1-7-8
東京都立産業貿易センター 浜松町館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。