技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

なるほど 納得 ゴム部品

なるほど 納得 ゴム部品

~ゴム部品ユーザーのための選定・調達・技術・管理入門~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年11月8日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴムの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • ゴム材料選定のポイント
  • ゴム材料調達のポイント
  • ゴムの基礎
  • ゴムの欠陥の原因と対策・未然防止策

プログラム

 多くのプラスチック部品は組成分析が可能であり、原価類推や工程確認も容易です。しかしゴム部品は、まずはメーカー名が思い浮かばず、組成も工程も複雑怪奇であり、素人には理解しにくい側面が多々あります。当然、ゴム部品の利用においてはミスマッチが目立ち、リコールなどの社会的問題まで惹起されているという現実もあります。少なくとも昭和の時代までは、小規模のゴム会社でもそれなりの技術を備えた方がいて、需要家の要求だけでは防げない不具合を、未然に防止する安全弁が機能していました。ですが、現在それを期待すること自体無理です。
 本講座では、ゴム部品を使用している全ての分野のユーザーに対し、ゴムとゴム技術の素直な理解と、円滑調達に必要な多面的な情報を過不足なく解説します。更に付加価値を高めるヒントを通じ、ゴム部品を自社の製品力向上の資源として展開されることを目的としています。

  1. 選定のツボ … ゴム材料群の全容理解
    1. 教養としてのゴムの歴史と産業史
    2. 代表的なゴムの長所と短所と適用分野
    3. 加硫とは、つまりはどういうことなのか
    4. 形状とロットに見合う成形法
  2. 調達のツボ … ゴム部品メーカーの諸情報
    1. タイヤ以外のメーカーが中小企業である理由
    2. 取引先の技術力が透ける5つの質問
    3. ゴム専門商社の潜在力と商社悪玉論の稚拙
    4. 接着作業を伴うゴム部品の信頼性考
  3. 技術のツボ … 選択眼養成のための知識
    1. ゴム・熱可塑性プラスチック・軟質プラスチック の本質的な違い
    2. 中身を探る:配合材料構成概要と原価構成要因
    3. ゴムの基本的物性と、それが示唆する製品性能
    4. 用途別、耐用年数概論
  4. 管理のツボ … ゴムの活用を図る視点
    1. 「スペースシャトル 欠陥ゴム部品爆発死亡事故」に学ぶ管理哲学
    2. 自動車用ゴム部品にありがちな欠陥と主因・誘因・遠因
    3. どんな試験データを求めるのが妥当なのか・的外れなのか
    4. 薄さ・長さ・公差・導電性 … どこまで要求できるのか
    • 質疑応答・名刺交換

主催者より

 「目からウロコの組成物設計シリーズ」でもその講演スタイルに好評を博している講師は、組成物の設計開発者の視点に留まらず、コンサル活動中に寄せられる多々の疑問や質問などから、ユーザー側の視点も理解共感できる希有な存在です。ゴム部品を扱う全ての分野の方に『なるほど、納得!』して頂けましたら幸いです。

講師

  • 渡辺 聡志
    材料技術研究所
    技術コンサルタント

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/9 動的粘弾性のチャート読み方とその活用ノウハウ オンライン
2025/4/9 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2025/4/9 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 オンライン
2025/4/10 高分子・ポリマー材料の重合、製造における研究実験から生産設備へのスケールアップ技術 オンライン
2025/4/10 ゲル化剤・増粘剤の基礎・特性・評価法 オンライン
2025/4/11 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン
2025/4/11 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2025/4/11 プラスチックの難燃化技術 オンライン
2025/4/14 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 オンライン
2025/4/14 副資材を利用した高分子材料の設計技術 オンライン
2025/4/15 押出機・混練機内の高分子材料の輸送・溶融と混練技術 オンライン
2025/4/15 ナノフィラーの高分散・充填化技術の基礎と機能性ナノコンポジットの開発動向 オンライン
2025/4/15 プラスチック強度設計に必要な材料特性と設計の進め方 オンライン
2025/4/16 ヒートシールのくっつくメカニズムと不具合対策、品質評価 オンライン
2025/4/17 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/4/17 プラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズムとその事例および寿命予測法 オンライン
2025/4/17 低誘電性樹脂の開発と伝送損失の低減、高速・高周波通信への対応 オンライン
2025/4/17 メタルレジストの特徴とEUV露光による反応メカニズム オンライン
2025/4/18 ラジカル重合 基礎講座 オンライン
2025/4/18 電気光学 (EO) ポリマーの基礎と評価技術および光制御デバイスへの応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/7/30 水と機能性ポリマーに関する材料設計、最新応用