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車載システム向け機能安全規格ISO 26262の基礎と対応の勘所

車載システム向け機能安全規格ISO 26262の基礎と対応の勘所

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ISO26262を基礎から解説し、ISO26262対応を進める上での勘所や注意点についても例を挙げて紹介いたします。

開催日

  • 2013年2月5日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 車載システムの技術者、設計者、品質担当者
    • 規格の要件が実際の開発や受発注に与える影響を見積もりたいシステム・部品の安全設計の担当者、管理者
    • 安全設計を規格に沿って点検しておきたい技術者
  • 自動車業界を顧客とするツールメーカの方
  • ISO 26262の導入を検討されている方
  • 機能安全・ISO26262の基礎を学びたい方
  • ISO26262の規格の全容を効率良く把握したい方

修得知識

  • ISO26262の基礎
  • ASIL の基礎
  • 安全コンセプト
  • プロダクト要件
  • プロセス・マネジメント要件

プログラム

 本セミナーでは、ISO 26262の基本的な考え方について、その周辺規格や安全規格の経緯を踏まえて解説した上で、ISO 26262の各パートの要求事項を紹介します。また、ISO 26262対応を進める上での勘所や注意点についても例を挙げて紹介します。
 本セミナーは、「ISO 26262 実践ガイドブック 入門編: (ISBN:978-4-8222-7502-0) 」に準ずる内容となっております。

  1. ISO 26262の概要とこれまでの経緯
    1. ISO 26262とは
    2. ISO 26262の必要性
    3. ISO 26262に基づく要求事項
    4. ISO 26262策定の経緯
      • ISO 26262 策定の背景
      • 車載システムに関する国際規格の推移
  2. 安全の基本アプローチ
    1. 安全に関する国際規格の体系
    2. 国際規格における安全の定義
    3. 国際規格におけるリスクの定義
      • 許容可能なリスク
      • ALARP
      • ISO
      • IEC Guide51でのリスクの定義
    4. ISO/IEC Guide51に基づく安全の基本アプローチ
      • リスクアセスメント
      • リスクの低減
    5. ASILの考え方
      • セーフティインテグリティレベル
      • ISO 26262におけるASIL
  3. ISO 26262の章構成
    1. ISO 26262-1:用語
    2. ISO 26262-2:機能安全の管理
      • 全体安全管理
      • コンセプトフェーズと製品開発における安全管理
      • 製品リリース後(開発完了後:生産、運用、メンテナンス、廃棄) の安全管理
    3. ISO 26262-3:コンセプトフェーズ
      • アイテムの定義
      • 安全ライフサイクルの開始
      • ハザード分析とリスクアセスメント
      • 機能安全コンセプト
    4. ISO 26262-4:システムレベルの製品開発
      • システムレベルでの製品開発の開始
      • 技術的安全要求仕様
      • システム設計
      • アイテムの統合とテスト
      • 安全妥当性確認
      • 機能安全アセスメント
      • 生産のためのリリース
    5. ISO 26262-5:ハードウエアレベルの製品開発
      • ハードウエアレベルでの製品開発の開始
      • ハードウエア安全要求仕様
      • ハードウエア設計
      • ハードウエアアーキテクチャーメトリクスの評価
      • 偶発的ハードウエア故障によるセーフティゴール逸脱の評価
      • ハードウエア統合とテスト
    6. ISO 26262-6:ソフトウエアレベルの製品開発
      • ソフトウエアレベルでの製品開発の開始
      • ソフトウエア安全要件の仕様
      • ソフトウエアアーキテクチャー設計
      • ソフトウエアユニット設計と実装
      • ソフトウエアユニットテスト
      • ソフトウエア統合とテスト
      • ソフトウエア安全要件の検証
    7. ISO 26262-7:生産と運用
      • 生産
      • 運用
      • サービス (メンテナンスおよび修理) および廃棄
    8. ISO 26262-8:支援プロセス
      • 開発委託における要求事項
      • 安全要件の仕様化と管理
      • 構成管理
      • 変更管理
      • 検証
      • 文書化
      • ツールの認定 (ツールに対する信頼度の証明)
      • ソフトウエアコンポーネントの認定
      • ハードウエアコンポーネントの認定
      • 使用実績による主張
    9. コンファメーションメジャーの実施
  4. 機能安全における安全設計の考慮点
    1. ソフトウエア開発に求められる安全技法
      • ソフトウエア開発におけるガイドライン
      • ソフトウエアアーキテクチャー設計と検証
      • ソフトウエアユニット設計と実装
      • ソフトウエア統合とソフトウエア統合テスト
      • ソフトウエア安全要件の検証
    2. 機能安全における検証と妥当性確認の考慮点
      • 検証と妥当性確認の位置づけ
      • 検証
      • テスト
    3. 安全設計アプローチに対するコンファメーションメジャーの適用
      • コンファメーションレビュー
      • 機能安全アセスメント
  5. 安全設計のためのプロセスアプローチ
    1. ISO 26262が要求する安全文化の意味
    2. 安全文化定着のためのプロセスアプローチ
    3. 組織方針と組織標準プロセスの重要性
    4. プロセスアプローチの勘所
    5. 持続的なプロセス改善のために
    6. プロセスアプローチに対するコンファメーションメジャーの適用

講師

  • 田渕 一成
    ビジネスキューブ・アンド・パートナーズ株式会社

会場

株式会社オーム社 オームセミナー室
東京都 千代田区 神田錦町3-1
株式会社オーム社 オームセミナー室の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 48,300円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 59,850円 (税込) (3名まで受講可)

割引特典について

  • 複数名 同時受講:
    1口 59,850円(税込) (3名まで受講可能)
  • 早期申込割引:
    2012年12月28日 17:00までのお申込は、
    1名受講・1口受講とともに受講料から10%割引となります。
本セミナーは終了いたしました。