技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

髪のダメージ・ツヤ・手触りの消費者実感ポイントとヘアケア製品との物理的相互作用

髪のダメージ・ツヤ・手触りの消費者実感ポイントとヘアケア製品との物理的相互作用

~求められる使用感を引き出す! 毛髪感性と製品の結びつき~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年10月26日(金) 10時30分 16時20分

受講対象者

  • ヘアケア製品に関連する技術者、研究者
    • シャンプー
    • トリートメント
    • ヘアカラー
    • スタイリング剤 など

修得知識

  • ヘアケア製品の使用感評価
  • ヘアケア製品と毛髪との相互作用解析
  • 消費者の毛髪ダメージ・質感・ツヤの実感ポイント
  • 毛髪ダメージケアの最新技術動向

プログラム

第1部 ヘアケア製品の使用感評価・毛髪との相互作用解析と感性重視型技術

(2012年10月26日 10:30〜13:00)

 ヘアケア製品の使用感は,まず使用感が引き起こされるときにどのような物理現象が起こっているかを理解することが第一段階である。その次の段階として,物理現象を引き起こしているミクロスケールの毛髪と製品との相互作用を解析する。この二つの段階を踏むことで,官能評価に頼っていた使用感の中身を理解し,製品の触感設計を行うことが可能になると考えられる。
 具体的な事例を取り上げて,使用感の物理モデルの構築と,界面化学的な観点からの毛髪と製品の相互作用について述べる。

  1. 触感の客観評価の基本的な考え方
    1. 官能評価からの物理的因子の抽出
    2. 物理的現象としての触感の理解
    3. 触感の物理モデルの構築とその検証
    4. 巨視的物性と微視的構造の関係づけ
    5. 触感の微視的メカニズムの解明と材料設計
  2. 毛髪の「きしみ」を引き起こす物理現象の解明
    1. 「きしみ」とはどのような現象か?
    2. 反力測定による毛髪のきしみの評価
    3. 反力測定結果の解析の手法
    4. きしみの物理モデルの構築
  3. 毛髪とヘアケア製品の相互作用の解析
    1. 毛髪の巨視的・微視的特徴
    2. 「きしみ」を低減するヘアケア製品とは
    3. 毛髪表面でのヘアケア製品の挙動
    4. 定性的な相互作用の検討
    5. 相互作用の定量化とモデル化
    6. 処方設計への指針と材料設計
  4. 感性重視型材料の設計に向けて
    1. スキンケア製品における触感のモデル化の応用例
    2. 繊維製品における触感のモデル化の応用例
    3. 感性重視型技術の今後の展開と課題

第2部 消費者の毛髪ダメージ・質感・ツヤの実感ポイントとダメージケア技術の最新動 (仮)

(2012年10月26日 13:50〜16:20)

講師

  • 秋山 庸子
    大阪大学 大学院 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
    准教授
  • 福原 正樹
    花王 株式会社 ビューティケア研究センター ヘアビューティ研究所
    プロジェクトリーダー

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第3講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/21 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/21 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/21 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/5/22 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/5/22 実務で使える製造販売後調査等 (GPSP) 実施における留意点 オンライン
2024/5/22 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/23 希少疾患の臨床開発・承認申請戦略 戦略構築への活用 オンライン
2024/5/23 希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) の薬価算定の実際と薬価戦略 オンライン
2024/5/23 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2024/5/24 商品開発のための感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/24 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/24 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/5/24 GCP調査に向けたSOPの作成と管理並びにTMFの整備 オンライン
2024/5/27 医療・ヘルスケア分野参入に向けた新規事業・研究開発テーマ企画応援 全2日間セミナー オンライン
2024/5/27 神経障害性疼痛の最新治療とメディカルニーズ オンライン
2024/5/27 新規事業・研究開発テーマ企画の心得と戦略 オンライン
2024/5/27 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/5/27 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/15 体温計
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発