技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

モバイルビジネス・2012年各社の戦略

モバイルビジネス・2012年各社の戦略

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年7月13日(金) 10時00分 17時00分

プログラム

1. モバイルブロードバンド実現に向けた総務省の取組み

(2012年7月13日 10:00〜10:55)

総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課長
田原 康生 (たわら やすお) 氏

 第3世代携帯電話から3.5世代、そして3.9世代 (LTE) へと携帯電話の高速・大容量化が進展する一方、スマートフォン等の急速な普及に伴い通信トラフィックが急増し、携帯電話用周波数のひっ迫等が懸念されています。こうした状況を受け、総務省では、周波数の再編等を通じて移動通信用周波数の確保に努めるとともに、より高速で高効率な第4世代移動通信システム (IMT-Advanced) の導入に向けた検討等を進めています。モバイルブロードバンド実現に向け、現在総務省が取組んでいる施策についてご説明します。

  • 携帯電話等の移動通信サービスの現状
  • 周波数再編等による移動通信用周波数の確保
  • 第4世代移動通信システムの導入に向けて
  • 周波数オークションの検討
  • 質疑応答

2. ソフトバンクモバイルの現状と900MHz帯の認定事業者として今後の取組み

(2012年7月13日 11:05〜12:00)

ソフトバンクモバイル (株) 技術統括 電波制度室 室長
石原 弘 (いしはら ひろし) 氏

 電波伝播特性の優れたプラチナバンド・900MHz帯が今年3月に割当てられ、7月には周波数の使用が可能となります。ソフトバンクモバイルは、お客様により良いサービスを提供するため、900MHz帯を含め周波数が有効に活用される方策等の様々な取組みを実施しています。
 本講演においては、最近の弊社の携帯電話事業の状況を概観し、上記取組みのうち、周波数有効活用及びサービス向上について説明します。また、この中で愛知県稲沢市での気球無線中継システムの実証実験の最新状況を紹介します。

  1. 携帯電話事業の現状
  2. 周波数有効活用に向けた取組み
  3. サービス向上に向けた取組み
    1. 900MHz帯の利用方法
    2. 技術ロードマップ
    3. 実証実験と今後の取組み

3. auの2012年度の取組みについて

(2012年7月13日 12:10〜13:05)

KDDI (株) 技術統括本部 技術企画本部 モバイル技術企画部長
吉田 智將 (よしだ ともまさ) 氏

 スマートフォン普及によるデータトラフィック急増に対し、各社では様々な取組みを行っておりますが、移動体・固定ネットワーク等、様々なネットワークをシームレスに組み合わせたマルチネットワークを構築しているKDDIは、このような状況にどのように取組んでいるのか、今年度開始するLTE含めご説明します。

  • データトラフィックの現状
  • マルチネットワークによる対応状況
  • LTE準備状況
  • 質疑応答

4. 新たな成長に向けたドコモの取組み

(2012年7月13日 13:55〜14:50)

(株) NTTドコモ 執行役員 ネットワーク部長
入江 恵 (いりえ けい) 氏

 携帯電話市場において、近年スマートフォン等の普及拡大に伴い、データトラヒックが急増している。NTTドコモでは、LTE基盤の整備を推進するとともに、様々な対策と併せて、急増するトラヒックへの対応をしている。
 本講演では、スマートフォン時代における、新サービスやネットワークへの取組み状況について最新状況を紹介する。

  • スマートフォンの普及とデータトラヒックについて
  • 増大するトラヒックへの対応
  • ドコモサービス・ネットワークの取組み
  • 今後の取組みについて
  • 質疑応答

5. モバイルブロードバンド高度化への挑戦と今後の展望

(2012年7月13日 15:00〜15:55)

イー・アクセス (株) 技術戦略室長
諸橋 知雄 (もろはし ともお) 氏

 日本の携帯電話市場では音声需要が飽和し、モバイルデータ需要の台頭が目覚ましい。昨年からの高度化や多機種化が目覚ましいスマートフォンやタブレットの普及に伴い、モバイルデータトラヒックの伸長に拍車がかかっている。
 当社は、2007年からモバイルデータ市場開拓に全力で取組んでおり、ユーザからの強い高速化ニーズに対応すべく、今年からはLTEサービスを投入している。本講演では、当社のこれまでの取組み状況の紹介と、今後の展望について触れることとしたい。

  • モバイルブロードバンド市場動向
  • 当社の取組み状況
  • 今後の展望
  • 質疑応答

6. ウィルコムの2012年度の取組みについて

(2012年7月13日 16:05〜17:00)

(株)ウィルコム 執行役員 マーケティング本部 本部長
寺尾 洋幸 (てらお ひろゆき) 氏

 携帯電話市場がスマートフォンにシフトしていく中、だれとでも定額による音声を中心としたサービスを展開し、2012年3月には過去最高の契約者数を更新した。
 本講演では、だれとでも定額を支えるネットワークインフラを解説するとともに、新たな市場へのチャレンジについて紹介します。

  • ウィルコムの現状について
  • PHSネットワークの現状について
  • 今後の戦略について
  • 質疑応答

講師

  • 田原 康生
    総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課
    課長
  • 石原 弘
    ソフトバンクモバイル(株) 技術統括 電波制度室
    室長
  • 吉田 智將
    KDDI(株) 技術統括本部 技術企画本部 モバイル技術企画部
    部長
  • 入江 恵
    (株)NTTドコモ 執行役員 ネットワーク部
    部長
  • 諸橋 知雄
    イー・アクセス(株) 技術戦略室
    室長
  • 寺尾 洋幸
    ワイモバイル (株)
    取締役 兼 COO

会場

クラブハウス会議室 赤坂
東京都 港区 赤坂2-5-1 東邦ビルディング 6F
クラブハウス会議室 赤坂の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,000円 (税別) / 33,600円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2013/9/20 いま、放送業界が取組むべきポイント
2012/12/5 スマートフォン(多機能携帯電話、タブレット端末を含む) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/12/5 スマートフォン(多機能携帯電話、タブレット端末を含む) 技術開発実態分析調査報告書
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/11/5 三星電子(サムスン電子) 技術開発実態分析調査報告書
2012/7/13 '13 一次電池・二次電池業界の実態と将来展望
2011/12/27 携帯機器用小形アンテナの高密度実装設計
2010/11/19 最新 リフローカメラモジュール技術
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/7/1 NTTドコモとKDDIとソフトバンクモバイル分析 技術開発実態分析調査報告書
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2009/6/25 携帯端末 技術開発実態分析調査報告書
2008/7/10 携帯機器用燃料電池 技術開発実態分析調査報告書
2008/7/10 携帯機器用燃料電池 技術開発実態分析調査報告書 (PDF版)
2007/3/5 GPS方式の携帯電話への応用
2006/10/26 カメラモジュールとその周辺技術
2003/1/30 ブロードバンドワイヤレス通信の基礎技術と標準規格
2002/4/19 CDMA2000システム
1999/11/30 携帯無線端末のCMOS化のためのアナログ回路設計技術