技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
機材表面で生体の特異的反応の検出は古くからバイオセンサー、免疫ラテックス診断、酵素免疫測定法 (EIA) やウエスタンブロット法だけでなく、一分子計測やプロテインアレイ解析法など様々な分野で利用され、ますます重要になりつつある。
このようなバイオインターフェース構築のためには、リガンドとの特異的相互作用以外の物理的な生体成分の非特異吸着を極限まで低下することが重要である。
これまで非特異吸着を抑制するためにはアルブミンやカゼイン、ゼラチンのようなタンパク質、デキストランのような多糖など天然高分子が用いられてきた。最近ではその不十分な非特異吸着抑制効果のためだけでなく、生体由来成分による表面処理の問題をも含め、合成材料による表面処理に注目が集まってきている。
特に水溶性高分子としてポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンやポリエチレングリコールなど、様々な材料が利用されてきた。最近ではポリ (メタクリル酸2-ホスホリルコリンエチル) (PMPC) やポリ (アクリル酸 2-メトキシエチル) などの新しく設計された材料も広く検討されてきている。
ポリエチレングリコールはこの中でも古くから研究されている表面処理剤である。PEGによる機材修飾はPEGの片末端を機材表面に固定し、他末端が自由に運動できる固定化が一般的である。「Polymer brush」、あるいは「Tethered chain」などと命名されるように、水中では表面が、「髪の毛」のはえた頭ような状態がイメージされる。
表面にPEGブラシを構築することにより、界面エネルギーが低下し、運動性が向上する。さらに排除体積効果の増大等の影響により、生体分子の非特異的吸着が抑制される。
本稿では最近のPEG表面に関する設計、構築とアプリケーションに関してまとめる。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
---|---|---|---|
2025/4/21 | 嗅覚センサによるニオイの計測およびその評価と解析方法 | オンライン | |
2025/5/16 | 画像認識技術入門 | オンライン | |
2025/5/19 | NV中心量子センサの開発動向と今後の展望 | オンライン | |
2025/5/21 | スピントロニクス磁気センサの基礎と開発動向・応用展開 | オンライン | |
2025/6/19 | 求められる医用ポリマー系バイオマテリアルの水和状態および生体適合性 | オンライン | |
2025/6/25 | 求められる医用ポリマー系バイオマテリアルの水和状態および生体適合性 | オンライン |
発行年月 | |
---|---|
2023/6/30 | 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用 |
2022/4/6 | Society 5.0 時代を切り開くデバイス・部材・製造装置 |
2020/7/31 | 生体情報センシングと人の状態推定への応用 |
2020/4/30 | 生体情報計測による感情の可視化技術 |
2019/1/31 | センサフュージョン技術の開発と応用事例 |
2017/6/30 | 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用 |
2014/6/30 | マイクロセンサ 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版) |
2013/9/15 | カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/9/15 | カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/1/30 | 圧力センサ 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/1/30 | 圧力センサ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2009/4/22 | MEMSデバイス総論 【新装版】 |
2007/5/28 | 車載カメラ/セキュリティカメラ・システム |
2006/10/26 | カメラモジュールとその周辺技術 |
2000/3/31 | CCD/CMOSイメージセンサ技術 |