技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池の充放電チャートの読み方と安全性試験規格のポイント

リチウムイオン二次電池の充放電チャートの読み方と安全性試験規格のポイント

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、リチウムイオン電池について、電池 (セル) の充電、放電、サイクル寿命などを判り易いチャートで解説いたします。
試験規格などは項目別の一覧表とし、JIS電池用語の和訳を併記、今後の改訂に対応いたします。

開催日

  • 2012年6月26日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • リチウムイオン電池に関連する技術者、担当者

修得知識

  • リチウムイオン電池の基礎
  • リチウムイオン電池の充電、放電、サイクル寿命
  • リチウムイオン電池の試験規格

プログラム

 リチウムイオン二次電池は、従来の小型民生用に加えて、EVなど自動車用や自然エネルギー蓄電用途の大型電池の開発、製造と応用が本格化している。電池 (セル) を開発する側とそれを実際に使用する側にとっても、電池の充放電特性を把握した上での、規格や安全性試験のクリアはハードルの高い問題である。リチウムイオン電池は同じ二次電池である水系電解液の鉛蓄電池やニッケル水素に比べて、電圧や容量が大きく異なる。安全性 (発火、破裂) や長いサイクル寿命の過程での変化を考慮しなければ、実用レベルの問題を把握出来ないなど、従来の二次電池工学とは異質な技術を含んでいる。
 本セミナーでは、始めにリチウムイオン二次電池の充放電チャートの読み方を十分に説明した上で、安全性試験と内外の規格のポイントを解説したい。試験と規格の問題は、リチウムイオン技術的において先行した日本が、ここに至って世界的には遅れを取っている (取り残されている) 分野である。幾つかの海外規格の要点だけを一覧表 (和文の意訳) にしたので、合わせてご理解願いたい。

  1. リチウムイオン二次電池の特性チャートの読み方
    1. 充放電特性チャートの読み方
    2. 容量と入出力特性のチャート (1) 基本セル
    3. 容量と入出力特性のチャート (2) 実用セルとモジュール
    4. サイクル特性 (寿命) のチャート
    5. 安全性試験のチャート (セルバランスと過充電を含む) 参考資料 新規な正極材、負極材の容量
  2. 安全性試験と国内外規格
    1. 概要 追補 認証システムへの移行
      1. 各用途のリチウムイオン電池 (セル) 外観と内部構造
      2. 原材料から見たリチウムイオン電池
      3. 各社の大型セル&モジュール
  3. 規格などに関する概要
  4. 特性と安全性試験規格の概要
    1. 電気的な試験とセルの挙動
    2. 機械的な試験とセルの挙動
  5. リチウムイオン電池 (セル) 規格 (1)
    1. 小型民生用電池の安全性ガイドライン (BAJ、JEITA)
    2. 電気用品安全法 (PSE)
    3. 電気事業などの用途
  6. UL、UN、JISおよびその他の規格
    1. UL規格
    2. UN規格
    3. JIS規格
    4. その他の海外規格 (BATSOほか)
  7. EU電池指令と環境規制およびリチウムイオン電池 (セル) の輸送
    1. EU電池指令、RoHS&WEEE
    2. 製品への表示とガイドライン
    3. リチウムイオン電池 (セル) の輸送 (UNオレンジブック)
  8. 自動車関係の規格 (特性と安全性試験)
    1. Abuse Test (USABC and FreedomCAR)
    2. EUCARのハザードレベル
    3. SAE規格 (国際)
    4. QC/T743 (中国)
    5. 米国のEV用リチウムイオン電池に関する規制など
      [質疑応答・名刺交換]

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/21 再生可能エネルギー源としての木質系バイオマス利用の道標 東京都 会場・オンライン
2024/5/22 出光興産株式会社における苫小牧CCUS構想と今後の課題 東京都 会場・オンライン
2024/5/22 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/5/22 核融合発電の最新開発動向、課題と実現への見通し 東京都 会場・オンライン
2024/5/23 ゼロから学ぶ再エネビジネス基礎講座 (全2回) オンライン
2024/5/23 FIP、コーポレートPPA等、2023年4月施行を踏まえて抑えたい知識と実務 オンライン
2024/5/24 核融合の開発競争とビジネスインパクト 東京都 会場・オンライン
2024/5/24 カーボンナノチューブの基礎とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2024/5/27 核融合 (フュージョン) のイノベーション技術と産業応用 オンライン
2024/5/28 車載電池・リチウムイオン電池の爆発・火災事故の傾向、 その安全性向上技術、過酷試験の進め方、規制対応 オンライン
2024/5/29 エクセルギーの基礎と実践的な計算・解析方法 オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 洋上風力発電を取り巻く最新動向と今後の事業戦略 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 e-fuelはモビリティー脱炭素化の切り札となるか オンライン
2024/5/31 リチウムイオン電池電極スラリーの分散、混練技術とその最適化 オンライン
2024/5/31 xEV用リチウムイオン電池の輸送規則 オンライン
2024/6/4 核融合炉 (フュージョン・エネルギー) の最新動向と構成材料の課題 オンライン
2024/6/4 容量市場・需給調整市場の基礎と最前線論点 (全2回) 会場・オンライン
2024/6/4 ゼロから学ぶ電気事業と需給調整市場 東京都 会場・オンライン
2024/6/4 欧州のxEV及び電池業界動向 東京都 オンライン

関連する出版物