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積層フィルムの劣化要因と試験・評価方法

具体的評価事例を交えて実践的な考え方を修得するための

積層フィルムの劣化要因と試験・評価方法

東京都 開催 会場 開催

耐久性を持たせた積層プラスチックを設計する際に重要となる試験項目について詳解する技術セミナー!

概要

本セミナーでは、積層プラスチックの促進劣化試験、耐久性評価試験について、事例を交えて基礎から解説いたします。

開催日

  • 2011年8月26日(金) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • フィルム・プラスチックを利用した製品の技術者、品質・試験担当者
  • 積層フィルム・積層プラスチックの品質・信頼性・試験担当者

修得知識

  • 促進劣化試験・耐久性評価試験の基礎
  • 促進劣化試験機・耐久性評価試験機の特徴
  • プラスチックの種類と複層化の実際
  • 促進劣化試験と耐久評価試験の実際

プログラム

 促進劣化試験は破壊試験ではない。「自然に起こりえる劣化の状態」を、いかに早く的確に評価 (シミュレーション) 出来るかが重要なポイントとなる。
 本講座は具体的評価事例を交えながら実際に使える考え方を解説する。また、耐久性を持たせた積層プラスチックを設計する際に重要となる試験項目についても併せて解説する。

  1. 促進劣化試験と耐久性評価試験とは?
    1. 劣化の要因と種類と耐久性能とのかかわり
    2. 環境による劣化の差
  2. 促進劣化試験機と耐久性評価試験機の種類と特徴
    1. 最近の耐久、耐候試験機の特徴
      • 耐熱試験
      • 耐湿 (水) 試験
      • サーマルショック試験
      • フェドメータ
      • サンシャインウエザーメータ
      • キセノンウエザーメータ
      • メタルハライド促進試験 など
    2. 屋外暴露試験の考え方と具体的暴露事例
    3. 自然光と人工光及び各試験機の光源の違い
    4. 試験温度、試験湿度について
      (プラスチックにおいて、評価するときの温度と湿度設定は極めて重要)
  3. フィルムによく使われるプラスチックの種類と複層化の実際
    1. よく使われるプラスチックフィルム劣化の特徴
      • 塩ビ
      • PP
      • PE
      • アクリル
      • PET など
    2. 粘着と接着の違い
    3. 耐久性をもった積層フィルム設計のポイント
  4. 促進劣化試験と耐久評価試験の実際
    1. 耐久性評価試験
      • 耐熱
      • 耐水
      • 薬品
      • 引っ張り
      • 剥離
      • クリープ試験 など
    2. 劣化の評価の実際
      • フィルム脆化
      • 黄変
      • 退色
      • 剥離
      • 艶変化
      • クラック
      • チョーキング など
    3. 劣化を起こさせる要因をコントロールするには
      (何が劣化促進を起こさせるか?)
    4. 促進倍率の考え方
      (自然暴露と促進試験の相関の事例)
  • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9階 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2人目は無料 (2名で49,980円)
    • 案内登録をされない方、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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