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医薬品プロジェクト意思決定のための評価・分析手法と適用事例

医薬品プロジェクト意思決定のための評価・分析手法と適用事例

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品プロジェクトの意思決定ツールとして、ポートフォリオ分析・評価について事例を交えて詳解いたします。

開催日

  • 2011年6月29日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 医薬品プロジェクトの担当者、管理者
  • プロジェクトの企画・選定の担当者、責任者

修得知識

  • プロジェクト価値の評価手法の基礎
  • プロジェクト価値の評価手法の適用事例と利点・欠点
  • ポートフォリオによる意思決定の基礎
  • ポートフォリオによる意思決定の適用事例

プログラム

第1部 プロジェクト価値の評価手法適用事例と利点・欠点 (10:30~13:00)

 研究開発のプロジェクト価値を評価するための方法 (技術) であるDCF法、ディシジョンツリー法、リアル・オプション法などについて解説し、医薬品R&Dでの利用における利点・欠点や状況に適した活用方法についても述べる。

  1. 研究開発プロジェクトの評価技術
    • 評価に使われる基本ツール~DCF法
    • シナリオプランの見える化~ディシジョンツリー法
    • 実行権利の価値~オプション価値とリアル・オプション法
    • 各プロジェクト評価技術の分類
  2. 医薬品R&Dでの利用方法
    • 医薬品R&Dでの利用状況
    • 評価技術効果的活用の事例 (1) ~DCF法
    • 評価技術効果的活用の事例 (2) ~ディシジョンツリー法
  3. 経営学的視点からの分析と改善策方法
    • プロジェクト評価技術の理論的限界
    • 予測精度に関する詳説
    • プリンシパル=エージェンシー関係と評価誤差
    • 高精度評価のための環境整備
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 ポートフォリオによる意思決定と適用事例 (13:50~16:30)

 個別R&Dプロジェクトの評価をふまえ、ポートフォリオの分析手法、意思決定への貢献、個別の事例について紹介する。

  1. ポートフォリオ分析の基礎
    1. 前提条件とテンプレート
    2. 評価チームと分析チーム
    3. 市場・開発からのインプット
    4. リスクと不確実性の扱い
    5. 評価結果の信頼性
  2. 意思決定者への伝え方
    1. ポートフォリオレビューの設定
    2. 意思決定の基準
    3. ポートフォリオコンテクスト
    4. 予算化とポートフォリオの執行
    5. 会社目標との整合:ポートフォリオギャップ
  3. 様々な事例
    1. AHP法の応用:コンセンサスの透明性
    2. 疾患ポートフォリオ:クラス共通のインパクトと対処
    3. 業界ポートフォリオ:ステージ毎の失敗要因、R&D投資のトレンド …等
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 高橋 義仁
    専修大学 商学部
    教授
  • 佐藤 博章
    グラクソ・スミスクライン 株式会社 事業開発・ポートフォリオマネジメント
    ディレクター

会場

機械振興会館

6階 6-67号室

東京都 港区 芝公園3-5-8
機械振興会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

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