技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

設備適格性評価(設備バリデーション)と保守・点検管理

医薬品工場における設備管理 (初級)

設備適格性評価(設備バリデーション)と保守・点検管理

~当局からのどのような指摘を受けるのか?~
大阪府 開催 会場 開催

要求仕様書、バリデーションマスタープラン、設計適格性評価をはじめ、IQ/OQ/PQ/校正を事例でポイントを解説!

概要

本セミナーでは、医薬品構造設備のレギュレーションで要求されている事項、設備適格性評価への取り組み、保守・点検の実施について、GMP適格性調査と結びつけて詳解いたします。

開催日

  • 2011年5月25日(水) 10時30分 16時45分

受講対象者

  • 設備構築・維持管理に携わっている方、これから携わる方
  • 処方開発、製法検討など製造の前段階の担当者
  • 設備構築の手法について関心のある方
  • 製造販売業・製造業にてGMP監査 (構造設備) に関与しているQA担当者
  • 設備管理の基礎から応用に至るまで一貫した、体系的・基礎的な管理について学びたい方

修得知識

  • レギュレーションで要求される医薬品構造設備の要件
  • 医薬品構造設備、工場の構築・保守点検の留意点・ポイント
  • 設備適格性評価 (設備バリデーション) の具体的な手順・内容
  • 設備適格性評価 (設備バリデーション) の事例

プログラム

 医薬品構造設備にレギュレーションではどのようなことが要求されているのか、構造設備にどのようなことが必要な要件なのか、そのために設備適格性評価をどのように取り組めばよいか、また、設備適格性評価を設備の保守・点検にどのように結びつけ実施したらよいか、など設備管理の仕方について、GMP基準、原薬GMPガイドライン及GMP指針をベースに解説します。
 設備適格性評価はバリデーションに含まれます。このため、要求仕様書、バリデーションマスタプラン、設計適格性評価をはじめとして、IQ/OQ/PQ/校正及び生産保全のポイント及び具体事例について解説します。
 なお、具体事例としては製剤設備 (流動層乾燥装置) 、包装設備 (PTP包装) に関する設備適格性評価及、校正、保守点検を取り上げます。

  1. 医薬品製造における “重要な要のひとつ” GMPハードの目的はどのようなことか?
    1. 優れた構造設備
    2. 優れた品質経営基盤 (GMPハード)
    3. 査察で重視される構造設備サブシステム
    4. 医薬品の開発~製造ステージにおける設備管理の位置付け
  2. 当局からのどのような指摘を受けるのか?
    1. ポイント:山口県適合性調査について指摘された事例を中心に解説します。
  3. レギュレーションで要求されている医薬品構造設備の要件はどのようなことか?
    1. 「薬局等構造設備規則
      • GMP省令
      • 原薬GMPガイドライン」おけるGMPハードのポイント
    2. レギュレーションで規制される技術的条件のポイント
      • 汚染・混同防止
      • 製薬用水
      • 試験検査設備
      • 計測機器の校正
      • 設備の保守・点検」
  4. 医薬品構造設備 (工場) の構築及び保守点検にどのようなことに具体的に留意しなければならないか?
    1. 汚染要因とその分析
    2. 区域の清浄度
    3. 防虫・防鼠対策
    4. 動線で考慮すべきこと
    5. ゾーニングで考慮すること
    6. 清浄度基準
    7. 清浄度区域の差圧
    8. 製薬用水
    9. 計測機器の校正
  5. 設備適格性評価 (設備バリデーション) を具体的にどのような手順及び内容で実施するか?
    1. バリデーション基準
    2. 原薬GMPガイドライン (Q7A)
    3. 要求仕様書
    4. バリデーションマスタープラン
    5. 設備適格性評価の対象
    6. 設計時適格性評価手順書の作成事例
    7. 設計時適格性評価 (DQ) のポイント
    8. DQ事例
    9. 設備据付時適格性評価 (IQ) のポイント
    10. IQ事例
    11. 校正
    12. 運転時適格性評価 (OQ) のポイント
    13. OQ事例
    14. 実生産設備による最適化実験
    15. 稼働性能適格性評価 (PQ) のポイント
    16. 製剤設備 (流動層乾燥機) のPQ事例
  6. 包装設備 (PTP包装) の設備適格性評価事例
  7. 設備の保守・点検のポイント
    1. 保守・点検の基本事項
    2. 保守・点検体系 (生産保全体制確立) のポイント
    3. 保守・点検で考慮すべき事項
    4. PTP設備における校正管理事例の解説
    5. 充填・包装設備の保守・点検事例の解説
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

ドーンセンター

5階 大会議室2

大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
ドーンセンターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/3/17 データ駆動型がんバイオマーカー探索のポイント オンライン
2025/3/18 FDA査察指摘2,500事例に基づくラボと製造のデータインテグリティ実務の必須ポイント オンライン
2025/3/18 開発早期段階における患者数、売上、薬価予測 オンライン
2025/3/18 GLP省令:施設/試験で押さえるべき信頼性確保と最終報告書・生データの信頼性 オンライン
2025/3/18 再生医療等製品における承認申請のための各国規制当局対応 オンライン
2025/3/18 医療機器等の外部滅菌委託時のQMS省令・滅菌バリデーション基準の要求事項・委託受託者の責任範囲と外部委託施設への監査の留意点 オンライン
2025/3/18 化粧品・部外品の多品種生産における効果的な洗浄・殺菌と間接業務の効率化 オンライン
2025/3/19 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/19 分析法バリデーション 統計解析入門と分析能パラメータの計算法 オンライン
2025/3/19 抗体医薬品と核酸医薬品に関する特許調査手法および最適な特許戦略構築のポイント オンライン
2025/3/19 早期承認取得のためのPMDA申請戦略および提出資料 (照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2025/3/21 無菌医薬品製造における汚染管理戦略 (CCS) の立案と実践 オンライン
2025/3/21 リスク分析をした洗浄バリデーションの実施方法と残留許容限度値の設定 オンライン
2025/3/21 バイオ医薬品の製造・品質管理・品質保証のポイントと査察対応 オンライン
2025/3/21 分析試験方法の技術移転の手順、進め方と評価判定方法 オンライン
2025/3/21 CAPAの具体的な実施方法セミナー オンライン
2025/3/24 バリデーション入門講座 オンライン
2025/3/24 バイオ医薬品の製造プロセスにおけるCMC開発戦略 オンライン
2025/3/24 非経口剤の血漿中濃度推移の解析 オンライン
2025/3/24 データ駆動型がんバイオマーカー探索のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き