第1章 磁気ディスク装置要素技術

• 1. HDD装置技術の流れ
• 2. HDDの技術体系
• 3. 記憶装置を決める要素
• 4. アクセスタイムを決める要素
• 5. 信頼性に関わる要素
  • 5.1 塵埃対策
  • 5.2 熱対策
  • 5.3 シールド (磁気、静電) 対策
  • 5.4 振動対策

第2章 HDD装置の構成要素と仕様

• 1. HDD装置の仕様
  • 1.1 システム設計
  • 1.2 記録再生系
  • 1.3 アクセス系
  • 1.4 サーボ系
  • 1.5 制御回路設計
  • 1.6 機構設計
  • 1.7 部品仕様
  • 1.8 信頼性
• 2. 主要部の仕様概要
  • 2.1 磁気ディスク媒体仕様
  • 2.2 磁気ヘッド仕様
  • 2.3 スピンドルモータ
  • 2.4 アクセス機構および駆動源
• 3. 具体的な装置仕様例
  • 3.1 日立DK524C (5.25インチ系)
  • 3.2 富士通MS2600S/SA/SBシリーズ (3.5インチ系)

第3章 HDD装置の高密度・高速化技術

• 1. 技術的な背景
  • 1.1 高密度化へのアプローチ
  • 1.2 代替技術の追求
• 2. 技術的課題
  • 2.1 高密度、高速化への技術的課題
  • 2.2 小形化への課題
• 3. HDD装置のリードエラー要因
  • 3.1 エラー要因体系
  • 3.2 各要因について
• 4. エラーレートの推定
  • 4.1 エラーレート曲線
  • 4.2 ジッタの大きさ
  • 4.3 ピークシフト
  • 4.4 フェーズマージン

第4章 信号処理技術

• 1. ディジタル磁気記録
  • 1.1 原理
  • 1.2 記録再生系
• 2. 変復調方式
  • 2.1 要求される基本条件
  • 2.2 変復調方式の分類
  • 2.3 変調方式の主なパラメータ間の相関
  • 2.4 各種符号の特徴
  • 2.5 符号化方式の意味と評価例
• 3. 波形補償
  • 3.1 記録再生過程
  • 3.2 ピークシフト
  • 3.3 記録信号の記録等価
  • 3.4 ナイキスト条件
  • 3.5 再生信号の波形等価
  • 3.6 波形等価回路

第5章 HDDのインタフェース

• 1. HDD装置とSCSI I/Fとの関係
  • 1.1 ドライブインタフェース
• 2. SCSI I/Fの概説
  • 2.1 SCSIの概要
  • 2.2 SCSIの思想
  • 2.3 規格の範囲
  • 2.4 システム構成
  • 2.5 信号線と機能
  • 2.6 電気的条件
  • 2.7 物理的条件
• 3. SCSI-2
  • 3.1 SCSI-2の特徴
  • 3.2 SCSI-2の仕様概要
  • 3.3 FAST SCSI
  • 3.4 今後のインタフェース
• 4. HDD SCSI回路
  • 4.1 SCSI制御用LSIの例
  • 4.2 HDDコントローラの回路構成
  • 4.3 具体的な回路構成例

第6章 誤り訂正技術

• 1. 誤り検出・訂正の必要性
  • 1.1 リードエラー要因
  • 1.2 誤り訂正符号の分類
  • 1.3 誤り検出・訂正の原理
• 2. 誤り検出符号
  • 2.1 CRC符号
  • 2.2 CRC符号化・復号化回路
  • 2.3 誤り検出に関する定理
  • 2.4 検出能力の検証
• 3. 誤り訂正符号
  • 3.1 誤り訂正符号の考え方
  • 3.2 誤り訂正符号
  • 3.3 巡回符号
  • 3.4 誤り訂正符号の評価
  • 3.5 各種の誤り訂正符号
  • 3.6 ファイア符号
  • 3.7 リードソロモン符号
  • 3.8 ハードディスクへの応用
• 4. ECCの設計の概念
  • 4.1 ガロア体の演算とその実行回路
  • 4.2 リードソロモン符号の設計の考え方
• 5. ディフェクト処理の考え方
  • 5.1 ディフェクト処理
  • 5.2 ディフェクトリカバリコントロール

第7章 位置決め制御技術

• 1. ヘッド位置決め機構の概念
  • 1.1 機構部
  • 1.2 VCM駆動方式
• 2. サーボデータパターン
  • 2.1 サーボデータ記録方式の種類
  • 2.2 サーボデータと信号処理
  • 2.3 サーボパターン
  • 2.4 高トラック密度 (TPI) 用位置決め制御方式
• 3. VCMサーボ系の動作概念
  • 3.1 サーボ系の動作
  • 3.2 アクセス時間改善への要求事項
• 4. サーボ系の設計の考え方
  • 4.1 アクセスモード
  • 4.2 フォローイングモード

第8章 機構設計技術

• 1. ベースダイキャスト
  • 1.1 アルミ使用の利用・利点
  • 1.2 材料
  • 1.3 製造
  • 1.4 設計上の注意点
• 2. キャリッジ機構
  • 2.1 レールスライド方式
  • 2.2 ラックピニオン方式
  • 2.3 VCM方式
• 3. メディアアセンブリ機構
  • 3.1 各部の精度
  • 3.2 アセンブリ作業時の注意事項

第9章 信頼性・品質検査・評価技術

• 1. HCC装置の検査・評価に対する考え方
  • 1.1 信頼性・品質評価に関する検査
  • 1.2 リムーバルHDD装置に対する評価
  • 1.3 HDD装置の信頼性の尺度
• 2. 工程における信頼性
  • 2.1 製造工程
  • 2.2 検査工程の確率
  • 2.3 検査/試験装置
• 3. 信頼性の評価と管理
  • 3.1 製造工程間における評価
  • 3.2 データの信頼性とその評価
  • 3.3 その他の信頼性の管理・評価

• 索引