技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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21世紀におけるワイヤレス・ネットワークは、もはや贅沢品ではなく、日常生活に必要不可欠なものとなってきている。2003年末までに、インターネット接続可能なワイヤレス端末の数は、インターネットに接続されているPCの数を上回る見込みである。このようなワイヤレス・ネットワーク・サービスの普及と高品位化に伴い、低消費電力、低歪み、低雑音、高機能且つ低コストのRFIF、ベースバンドICの実現が不可欠であり、マイクロ波/アナログ回路技術の重要性が増している。現時点では、すべての条件を完全に満たす単一構造半導体デバイスが存在しない。
しかし、近年の各素子の微細化並びに製造プロセス技術の進展によって電気特性の大幅な改善が得られている。その中でも、安いシリコン基板を用い、ディジタルLSIの主役であるCMOSがシステム・オン・チップの実現という観点から、特にN-チャネルMOSFETがマイクロ波/RF-LSI用デバイスとして注目を集めている。最近5年間海外の企業及び大学からのCMOS-RFICの研究開発報告は目立つようになっており、その特性も明らかに改善されている。IEEE 2001 Custom Integrated Circuit Conference (CICC) の発表論文では、ディジタルプロセスの0.25μm-CMOS構成の2.4GHz帯低雑音増幅器及びミキサーICの特性はSiGe構成のICと比較して消費電力が15-20%高いものの、マッチング、利得、雑音、歪みにおいて同等な結果が得られている。
同様に日本でもCMOS-RFへの関心及びその無線通信端末への導入検討が始まっており、企業の設計技術者及び大学院生のための図書がいくつか発行されている。しかしながら、ほとんどが一般的なアナログ回路設計法に止まり、最近技術のCMOS素子を用いたRFIC実際例、或いは無線通信端末の全体の送受信回路設計に関する記事が極めて少ない。
本書はこのような点に鑑み、1996-2001年現在IEEEのジャーナル/会議に報告されている論文及びCMOS-RFの権威の方々が発表している基調論文の中から無線通信端末用CMOS-RFICの研究開発及び最新技術動向を集めたものである。特に、1-1.8GHz帯携帯電話、1.9-2.2GHz帯W-CDMA、2.4/5.8GHz帯無線LANなどRFフロントエンド用低雑音増幅器、ミキサー、発振器、及びこれらの回路から構成されるレシーバ、トランスミッタ、トランシーバ回路に関する最新技術並びに現時点で報告されている最高動作周波数 (10-50GHz) CMOS-RFICの研究・開発を紹介する。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/4/22 | 5G/6G時代の高周波基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化技術 | オンライン | |
2025/5/14 | 無線通信用RF-SAW/BAWデバイスの設計と開発技術 | オンライン | |
2025/5/26 | 電磁界シミュレータで学ぶ高周波技術の基礎 | 東京都 | 会場 |
2025/6/2 | EMC設計入門 | オンライン | |
2025/8/25 | EMC設計入門 | オンライン |
発行年月 | |
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2002/6/12 | RF CMOS回路設計技術 |
2002/4/19 | CDMA2000システム |
2001/8/6 | ホームネットワーク技術 |
2000/8/1 | ページャ受信機設計技術 |
1999/11/30 | 携帯無線端末のCMOS化のためのアナログ回路設計技術 |
1999/7/27 | 赤外線通信プロトコル ~IrDA応用編~ |
1999/3/12 | 広帯域ワイヤレス通信のソフトウェアアンテナ技術 |
1999/2/5 | 赤外線通信プロトコル ~IrDA基礎編~ |
1997/5/1 | 微弱電波機器・小電力無線設備システム設計技術 |
1996/6/1 | 実用ATM LAN技術 |
1992/8/1 | スペクトラム拡散通信方式応用技術 |
1991/6/1 | 高周波スイッチングコンバータ高性能化技術 |
1988/11/1 | 移動通信装置の設計技術 |
1988/3/1 | 実用高周波回路設計・測定技術 |