技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門

CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門

CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門の画像

概要

本書は、これからCMC関連業務に携わる方を対象に、CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル (DMF)作成について、実務面からわかりやすく解説した一冊です。

ご案内

先の薬事法改正により、わが国でもDMFを含む欧米と同様の医薬品等の承認審査システムが導入された。そこで今回、これから医薬品のCMC関連業務に携わる方を対象に、第1章で、薬事規制/ガイダンス等、日米の差異・比較をふまえた医薬品の承認申請手続・資料作成に必要な情報等の把握及び推進の全体像について解説する。第2章では、品質/製造にかかる申請添付資料CTDモジュール3(M4Q)の作成・まとめ方のポイントついて解説し、第3章で、販売承認申請資料の一部として利用されるDMFの作成・登録申請手続きの留意点について解説する。

目次

第1章 「製造販売承認審査システムの全体像」

  • 1. CMCレギュレーションとは?
  • 2. 医薬品の開発過程~市販段階とCMCレギュレーションの関わり
    ~申請資料作成のための業務推進の全体像~
  • 3. 承認審査システムの実際
    • 3.1 承認審査に係る組織・体制・薬事規制体系
    • 3.2 治験の届出/IND申請の手続き・審査の流れ
    • 3.3 販売承認申請の手続き・審査の流れ
    • 3.4 申請手続き・CMC情報の取扱い (資料作成等) に係る薬事規則・ガイダンス
    • 3.5 CTD申請の適用範囲/相違点
    • 3.6 DMF制度の概要
  • 4. 申請書及び申請添付資料パッケージの概要
    • 4.1 CTD申請の概要とCMC情報の取扱い
    • 4.2 申請書パッケージの構成とCMC資料作成のポイント・留意点
      ~治験届/IND申請/NDA申請~
    • 4.3 申請添付資料パッケージの構成とCMC資料作成のポイント・留意点
    • 4.4 製法記載事項等の申請者/当局間の確認・合意について
  • 5. 承認申請・登録・変更申請に係るCMC関連ガイダンス・基準等の全貌
  • 6. 薬局方の国際調和について

第2章 「CTD-Qモジュール3資料作成/まとめ方」

  • 1. CTD-Q資料作成を意識 (意図) した開発研究の戦略的進め方
    • 1.1 承認申請資料の収集・作成にかかる薬事規制の全体像
    • 1.2 CTD-Q資料作成に係る各種指針/ガイドラインの役割・確認
    • 1.3 CTD-Q資料作成のためのCMC情報収集の効率的方法
      ~ 開発研究推進におけるCMCレギュレーションの活用 ~
    • 1.4 社内技術文書 (製造・試験報告書,記録書等) ←→CTD-Q資料
  • 2. CTD-Qモジュール3資料の作成/まとめ方のポイント
    • 2.1 作成/まとめ方についての全般的・基本的な留意点
    • 2.2 CTD-Q各項に共通する事項の資料作成のポイント
      • 2.2.1 複数項にまたがる事項のまとめ方
        ~ 試験成績 (図表等) ,物理化学的性質,不純物等 ~
      • 2.2.2 導入品の場合の対応方法
        ~ 導入時の確認のポイント,海外試験法,海外規格添加物 ~
  • 3. CTD-Q各項における記載/まとめ方のポイント
    • 3.1 文書構成 (研究 (開発) 報告書/試験成績書のまとめ方)
    • 3.2 ガイドラインが求める主なポイント
    • 3.3 ガイドラインに記述のない事項のポイント

第3章 「DMFの作成・登録申請手続きの留意点」

  • 1. 日本版DMFシステム
    • 1.1 DMFの目的/システムの概要と法的置づけ
    • 1.2 MF登録の対象
    • 1.3 登録申請手続きと必要な資料及び留意点
    • 1.4 登録事項の変更
  • 2. 米国のDMFシステム
    • 2.1 DMFの目的・定義
    • 2.2 DMFの法的位置づけ/基本ガイダンス
    • 2.3 DMF登録の対象
    • 2.4 登録申請手続きと提出資料の構成/様式及び作成要領/留意点
    • 2.5 DMF登録手続き/登録手順 (DMFホルダー)
    • 2.6 審査
    • 2.7 登録の維持管理
    • 2.8 DMFの販売承認申請書への利用の取扱いと留意点
  • 3. EU (欧州) のDMFシステム
    • 3.1 DMFの目的・定義
    • 3.2 DMFの法的位置づけ/基本ガイダンス
    • 3.3 DMF登録の対象
    • 3.4 登録申請手続きと提出資料の構成/様式及び作成要領/留意点
    • 3.5 DMF登録手続き/登録手順 (DMFホルダー)
    • 3.6 審査
    • 3.7 登録の維持管理
    • 3.8 DMFの販売承認申請書への利用の取扱いと留意点

執筆者

薬事コンサルタント
元 科研製薬(株) 薬事部長 製剤研究部長
大谷 淑郎

業界での関連活動

  • 元 日本製薬工業協会 ICHプロジェクト委員
  • 元 東京医薬品工業協会 技術委員会 常任委員
  • 元 厚生労働省 薬食審日本薬局方調査会・医薬品添加物調査会 準委員
  • 元 厚生労働省 医薬品添加物規格検討委員会 委員

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

B5判並製本 266ページ

ISBNコード

ISBN978-4-903413-95-2

発行年月

2010年5月

販売元

tech-seminar.jp

価格

38,000円 (税別) / 41,800円 (税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/29 製造とラボの現場におけるペーパレス化実践セミナー: データインテグリティに適合した記録方法とレビューの実務 オンライン
2024/8/29 3極 (日欧米) GCP査察・社内監査の事例と指摘解決・予防にむけたQMS実装と品質管理手法 オンライン
2024/8/29 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2024/8/29 QA部門必修の承認書と製造実態・記録類との齟齬確認と点検方法 オンライン
2024/8/29 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/8/30 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/8/30 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/9/3 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/9/4 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/9/4 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2024/9/5 再生医療等製品の輸送方法の開発、安定性試験の実施 オンライン
2024/9/5 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 オンライン
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/6 国内外規制 (ICH-Q3E・局方) をふまえたE&L (Extractables and Leachables) 評価・分析の留意点と基準の考え方 オンライン
2024/9/9 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/11 GCP監査実施におけるQMSの考え方とCAPA作成のトレーニング方法 オンライン
2024/9/11 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2024/9/24 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -