2014年版風力発電市場・技術の実態と将来展望

～洋上風力・陸上風力発電市場実態 / 予測・関連技術～

ご案内

　日本の風力発電が転機を迎えています。2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始動。事業者の新規参入など、風力発電の普及・拡大に向けた取組みが加速しています。政府の研究開発支援が強化されて、従来の陸上風力に加えて、買い取り価格が新設された洋上風力の発電実証試験も全国各地で本格化しています。東日本大震災後のエネルギー政策の転換で、再生可能エネルギーの主軸として風力発電が注目をあびています。
　風車の大型化は発電容量の増加だけでなく、相対的にコスト低減の効果があります。このため世界でも大型化の研究開発が進んで、出力1万kW級の計画もあります。ただ出力が7000kWを超える大型風車は陸上では難しいとされ。大型化で注目されるのが洋上風力発電です。
　住宅地などから離れた場所に設置されるため、騒音や景観などの影響が小さい。さらに大型設備の運搬なども容易になるとされます。また洋上は陸上と比較して風況が良いため、発電機の稼働率も向上され、高い事業性が見込まれています。
　風力先進国である欧州では2030年までに1,500万kWまで洋上風力を導入する目標を掲げています。弊社では、風力発電は、2030年に世界で995GW、国内で9.2GW、また洋上風力発電は、2030年に世界で195GW、国内で7.5GWを予測します。

1. 洋上風力発電世界市場の動向と実態
- (1) 洋上風力発電世界市場概況と動向
- (2) 洋上風力発電市場最新動向(欧州の動向 / 買い取り制度)
- (3) 洋上風力発電の技術概要と動向
- (4) 洋上風力発電の潜在性(ポテンシャル)
  - 洋上風力発電世界市場推移/シェア(2012～13年)
  - 洋上風力発電世界市場長期推移・予測(2001～2030年)
- (5) 着床式洋上風力発電の技術開発動向
  - 欧州
  - 米国
  - 中国
  - 日本
- 【参考】浮体式洋上風力発電の実証試験
2. 洋上風力発電国内市場の動向と実態
- (1) 着床式洋上風力発電システム実証研究
  【参考】洋上風力発電等実証研究の概要
- (2) 実証研究関連メーカーの動向と展望
  - ① 鹿島建設株式会社
  - ② 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
  - ③ 電源開発株式会社(J-POWWR)
  - ④ 東京電力株式会社
  - ⑤ 三菱重工業株式会社
- (3) 浮体式洋上風力発電実証事業
  - 福島洋上風力コンソーシアム
- (4) 洋上風力発電国内市場の動向と展望
  - 洋上風力発電国内市場推移/シェア(2012～13年)
  - 洋上風力発電国内市場長期予測(2005～2050年)

第Ⅱ章陸上風力発電市場の動向と展望

1. 風力発電世界市場の動向と実態
- (1) 世界風力発電市場概況と動向
- (2) 風力発電市場最新動向(世界 / 国内)
- (3) 風力発電市場業界図(世界 / 国内)
  - 風力発電世界導入量推移予測(年別・累計)
  - 風力発電世界導入量長期推移予測(2001～2030年)
- (4) 国・地域別の導入規模と目標値
- (5) 米国の風力発電関連動向
- (6) 英国の風力発電関連動向
- (7) 独国の風力発電関連動向
- (8) 風力発電機メーカーシェア(世界)
  - 風力発電機メーカー世界シェア(2012～13年)
2. 風力発電国内市場の動向と実態
- (1) 国内風力発電市場概況と動向
- (2) 国内風力発電市場推移・予測(グラフ)
  - 大型/中型/小型/マイクロ/ハイブリッド各容量・基数推移予測
  - 国内風力発電市場長期推移予測(2001～2030年度)
- (3) 風力発電機メーカーシェア(国内)
  - 大型～小型風力発電機メーカー国内シェア(2012～13年度)
  - 大型～小型風力発電事業者国内シェア(2012～13年度)
- 【参考】
  - 1. 大型～小形風力発電機取り扱い企業一覧
  - 2. 国内風力発電設備・導入実績(グラフ)
  - 3. 国内風力発電機設備・導入実績(表)

第Ⅲ章風力発電構成機器市場の動向と展望

1. 風力発電システムの概要と動向
- (1) 風力発電機の種類
- (2) 風力発電システムの構成
- (3) 風況と出力の関係について
- (4) エネルギー取得量について
- (5) 風力発電機構成機器の国内メーカー
2. 炭素繊維(ブレード)市場の動向と実態
- (1) 炭素繊維市場概況と動向(PAN系繊維)
- (2) PAN系炭素繊維メーカーの動向と展望
  - ① 東邦テナックス株式会社
  - ② 東レ株式会社
  - ③ 三菱レイヨン株式会社
  - PAN系炭素繊維メーカー世界市場推移予測/シェア(2012～13年)
3. 風力発電機用軸受メーカーの動向と展望
- (1) NTN 株式会社
- (2) 株式会社ジェイテクト
- (3) 日本精工株式会社
  - 風力発電用軸受世界市場推移予測/シェア(2012～13年)
4. 地方公共団体・研究機関等の動向
【参考】風力発電関連用語集

第Ⅳ章買い取り制度と定置用蓄電池の動向

1. 分散型システムの動向と展望
- (1) 分散型システムの定義と特徴
- (2) 分散型システムの導入と展望
2. RPS法と関連する新エネルギー
- (1) RPS法の趣旨と概要
- (2) 新エネルギー等電気の利用目標
- (3) 新エネルギー等発電事業者
3. 固定価格買い取り制度と新エネルギー
- (1) 固定価格買い取り制度の仕組み
- (2) 固定価格買い取り制度の方式と特徴
- (3) 国内における状況
4. 分散型システムからスマートコミュニティへ
- (1) マイクログリッドからスマートグリッド
- (2) スマートハウスとの関連について
- (3) スマートコミュニティに向けて
- 【参考】各発電方法の発電コストと安全性・課題
5. 定置用蓄電池(蓄電システム)の動向と展望
- (1) 新エネルギーと蓄電システム
  - 太陽光発電世界市場推移・予測
  - 【参考】新エネルギー市場概況と動向
- (2) 二次電池(電力貯蔵)の現状と動向
- (3) 蓄電システムの現状と動向
- (4) リチウムイオン電池の特徴と種類
- (5) 大型ニッケル水素電池の動向
- (6) NAS電池の動向
  - リチウムイオン電池/鉛蓄電池/ニッケル水素電池/NAS電池/リチウムイオンキャパシタ
    各定置用蓄電池世界市場推移・予測

第Ⅴ章風力発電関連メーカーの動向と展望

1. 国内風力発電関連企業の動向と展望(2012～16年度)
※調査項目:企業概要、出荷実績・金額、事業・生産動向等
- (1) エコ・パワー株式会社
- (2) 株式会社駒井ハルテック
- (3) JX日鉱日石エネルギー株式会社
- (4) 中部電力株式会社((株)シーテック)
- (5) 電源開発株式会社(J-POWER)
- (6) 株式会社酉島製作所
- (7) 株式会社日本製鋼所
- (8) 日本風力開発株式会社
- (9) 株式会社日立製作所
- (10) 北陸電力株式会社(日本海発電(株))
- (11) 三菱重工業株式会社
- (12) 株式会社ユーラスエナジーHD
2. マイクロ(ハイブリッド)風力発電関連メーカーの動向と展望
- (1) 岩崎電気株式会社
- (2) 株式会社 WINPRO
- (3) オーハツ株式会社
- (4) シンフォニアテクノロジー株式会社
- (5) ゼファー株式会社
- (6) ニッコー株式会社
- (7) ループウイング株式会社
3. 海外風力発電メーカーの動向
- 【参考】風力発電機関連メーカーの動向(表)

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出版社

株式会社日本エコノミックセンター

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体裁・ページ数

B5判並製本 200ページ

発行年月

2014年8月

販売元

tech-seminar.jp

価格

70,000円 (税別) / 77,000円 (税込)

媒体と価格 (すべて税別)

印刷版	70,000円
CD-ROM (PDF)	70,000円
プレミアムCD-ROM (PDF + Excel)	90,000円
印刷版 + CD-ROM (PDF)	90,000円
印刷版 + プレミアムCD-ROM (PDF + Excel)	110,000円
データCD-ROM (Excelファイルのみ)	25,000円
コンテンツCD (1章単位・PDF)	25,000円

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2025/4/25	フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向	オンライン

発行年月
2009/2/5	ガス業界16社分析技術開発実態分析調査報告書
2009/1/23	'09 太陽光発電市場の実態と将来展望
2008/9/29	電気二重層キャパシタの高エネルギー密度化技術
2007/6/28	全固体二次電池の開発
2001/3/1	新しい水素貯蔵技術に関する調査

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