技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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接着の歴史は古く、紀元前3~4000年の中国や古代エジプト、古代バビロニアなどでは、既に膠 (にかわ) や天然アスファルトが接着剤として用いられていた。日本では縄文時代から天然アスファルトが用いられ、奈良・平安時代には漆 (うるし) が金箔の接着に用いられるようになった。近年の化学産業の発展によって、現在では天然系接着剤に変わって、合成高分子系のものが接着剤の主流となっている。強度や耐久性が要求される部分にも適用できる構造用接着剤が開発され、1950年代頃から軽量化が必要な航空機への適用によって、接着の技術は大きく進歩してきた。
現在は、接着剤や粘着剤は、建築・土木、半導体素子を初めとする電子材料、自動車など身の回りの製品に広く活用され、航空・宇宙、再生医療分野でも高性能かつ使いやすい接着剤の開発競争が進んでいる。また、トルエン、ベンゼン、フロン類などの揮発性有機化合物を排出しない接着剤、解体性接着剤、バイオソース接着剤など、環境に優しい接着技術も求められている。
本書では、各種製品の設計、製造に携わっている技術者、接合技術関係の仕事をされている技術者、また将来これらの分野に進まれる予定の学生を対象にして、接着技術の基礎知識とその応用について記述した。
今までに出版されているこの分野の書物は、一般的な知識を記載しているものがほとんどである。しかし、本当に必要とされていることは、接着技術に関する基礎的な知識を単に習得するだけでなく、接着技術を実際に応用できるようになることである。本書では、接着剤の種類について成分、形態、固化・接着方法、機能、特性などから分類して特徴を出来るだけわかり易く説明した。接着部に生じる残留応力 (内部応力) の種類と接着強度の評価法についても具体的に説明して理解できるようにした。また、接着でよく生じる不具合とその改善策について述べた。更に、接着の実作業においてポイントになる点についても説明した。そして全体を通してできるだけ図や表を使って、視覚的にわかり易くなるように心がけた。
本書の構成は12章からなっている。
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開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/3/28 | 粘着性・粘着強さの発現メカニズムの解明・制御と粘着・剥離挙動の観察・評価と応用 | オンライン | |
2025/3/31 | ぬれ性評価入門 | オンライン | |
2025/4/7 | 易解体性接着材料の設計と開発動向 | オンライン | |
2025/4/14 | 粘着性・粘着強さの発現メカニズムの解明・制御と粘着・剥離挙動の観察・評価と応用 | オンライン | |
2025/4/18 | 接着・接合の強度評価および強度向上のための破壊力学 | オンライン | |
2025/4/21 | 微生物劣化のメカニズムと対策技術 | 東京都 | 会場 |
2025/4/25 | 構造用接着接合技術の基礎および強度試験方法と耐久性の評価方法 | オンライン | |
2025/4/30 | 接着・接合の強度評価および強度向上のための破壊力学 | オンライン | |
2025/5/15 | 構造用接着接合技術の基礎および強度試験方法と耐久性の評価方法 | オンライン |
発行年月 | |
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2021/1/29 | 異種材料の接着・接合技術と応用事例 |
2019/12/20 | 高分子の表面処理・改質と接着性向上 |
2016/6/28 | 異種材料接着・接合技術 |
2014/4/25 | 導電性接着技術 技術開発実態分析調査報告書 |
2014/2/15 | 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2014/2/15 | 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/9/2 | 機能性エラストマー市場の徹底分析 |
2013/8/5 | 両面接着テープ(シート) 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/8/5 | 両面接着テープ(シート) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2012/11/20 | 接着剤の正しい選び方・使い方&トラブルシューティング |
2012/1/30 | 異種材料一体化のための最新技術 |
2011/11/25 | アクリル酸エステル 技術開発実態分析調査報告書 |
2009/7/31 | 数式のないレオロジー超入門講座 |
1987/11/1 | 最新小型モータ用材料の開発・応用 |