技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

有機無機ハイブリッド材料の合成、開発と応用展開

有機無機ハイブリッド材料の合成、開発と応用展開

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年12月21日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 有機無機ハイブリット材料に関連する技術者、品質担当者、管理者

修得知識

  • 有機無機ハイブリッドの基礎
  • 有機無機ハイブリッドの適用法

プログラム

 有機無機ハイブリッドは、有機ポリマーと無機ナノ材料の特性を活かした新しい機能性材料として注目されている。
 ゾルゲル法による金族酸化物やナノ粒子を有機ポリマーと相互作用させることでハイブリッド材料を合成できる。本講演では、有機無機ハイブリッドの合成手法と光学材料中心とした応用について、概説する。

  1. 有機無機ハイブリッドの基礎
    1. 有機無機ハイブリッドとは
    2. 有機無機ハイブリッドの分子構造と合成方法
      1. ゾルゲル反応
      2. ハイブリッド化のための分子間相互作用
      3. ナノ粒子の利用
      4. シルセスキオキサンの利用
    3. 有機無機ハイブリッドの期待される機能
  2. 光機能性ポリシラン-無機ハイブリッド
    1. ポリシラン-シリカハイブリッド
      1. ポリシラン共重合体の合成とシリカハイブリッドへの適用
      2. ポリシラン-シリカハイブリッド薄膜の光機能性-屈折率制御
    2. ポリシラン共重合体-金属ナノ粒子ハイブリッド
      1. 触媒薄膜の適用
    3. ポリシラン-シリカナノ粒子ハイブリッド
      1. 低屈折率薄膜の調製と反射防止膜への応用
  3. 光ゾルゲル反応による有機無機ハイブリッド
    1. 光ラジカル重合-ゾルゲル2元架橋反応によるハイブリッドの調製
    2. 光カチオン重合-ゾルゲル2元架橋反応によるハイブリッドの調製
    3. エンチール反応-ゾルゲル2元架橋反応によるハイブリッドの調製
    4. ハードコーティングへの応用
  4. シルセスキオキサンによる有機無機ハイブリッド
    1. シルセスキオキサンを用いたフルオレン系高屈折率薄膜の作製
    2. チオール含有シルセスキオキサンを用いた高屈折率薄膜の作製
    3. 金属ナノ粒子を含んだシルセスキオキサンの作製と応用
  5. パラジウムナノ粒子を含有した有機無機ハイブリッド触媒薄膜
    1. ラジカル還元・光重合によるパラジウムナノ粒子含有アクリレートハイブリッド
    2. ラジカル還元・熱重合によるパラジウムナノ粒子含有アクリレートハイブリッド
    3. 無電解銅めっき触媒薄膜への適用
  6. 金属酸化物ナノ粒子分散体の調製と有機無機ハイブリッドへの適用
    1. ジルコニアナノ粒子分散体の調製
      1. 2段階法によるナノ分散体の調製
      2. デュアルシランカップリング剤によるナノ分散体の調製
    2. チタニアナノ粒子分散体の調製
    3. 高屈折率有機無機ハイブリッドコーティングの作製
  7. 総括

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 松川 公洋
    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ
    特任教授

会場

東京流通センター

2F 第3会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/25 バイオマスフィラーの樹脂への分散、複合化技術 オンライン
2024/11/26 塗布膜乾燥プロセスの解明・考察・本質の理解と塗布膜の設計、不良・欠陥対策への応用 オンライン
2024/11/28 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/11/28 ダイコーティングの基礎とトラブル対策 オンライン
2024/11/28 金属・セラミックス粉末の成形・焼結プロセスのメカニズムとその応用 オンライン
2024/11/28 導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術 オンライン
2024/11/29 紫外線・赤外線・熱線遮蔽材料の設計、応用、遮蔽性評価技術 オンライン
2024/12/3 フィルムの乾燥技術、乾燥プロセスの最適化とトラブル対策 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ウェブハンドリング技術の基礎と不具合の対策法 オンライン
2024/12/4 導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術 オンライン
2024/12/4 防汚コーティングの基礎知識と評価手法 オンライン
2024/12/5 分子間力や表面張力の考え方、そのコントロールと測定法 オンライン
2024/12/6 ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料作製への応用および新展開 オンライン
2024/12/6 フッ素フリー撥水材の開発と応用 オンライン
2024/12/9 ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術 オンライン
2024/12/9 ハードコート剤の開発、材料設計、調製、特性評価、高機能化、応用展開 オンライン
2024/12/10 半導体機能素子製造向けドライプロセス入門 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン
2024/12/10 液相法による多孔質材料の構造制御と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2022/12/16 金属ナノ粒子の合成・設計・制御と応用技術
2022/6/28 GFRP & CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 金属ナノ粒子、微粒子の合成、調製と最新応用技術
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2020/12/25 金属ナノ粒子の合成/構造制御とペースト化および最新応用展開
2018/11/19 炭素繊維・炭素繊維複合材料の未来
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2016/2/20 自動車用プラスチック部品・材料の新展開 2016
2015/9/1 マンガと写真でわかる初歩のシート成形
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/10/25 表面プラズモン技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)