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シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用

シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用

~種類、機能、作用機構、効果的な使用法、処理効果、ナノ粒子の調製と粒径制御、表面修飾、反応および表面分析~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年10月21日〜31日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年10月29日まで承ります。

概要

本セミナーでは、シランカップリング剤の基礎から解説し、シランカップリング剤による種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などを具体的な実験例を中心に説明いたします。

開催日

  • 2024年10月17日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • シランカップリング剤処理を行う研究者、技術者
  • 接着・密着性改良の表面処理を行う研究者、技術者
  • 表面分析・解析を行う研究者、技術者
  • 複合材料 (ナノコンポジット/ナノハイブリッド) の開発を行う研究者、技術者
  • シランカップリングに関連する技術者、研究者

修得知識

  • シランカップリング剤の種類
  • シランカップリング剤の選択基準と効果的使用法
  • シランカップリング剤の作用機構
  • 処理効果
  • ナノ粒子の調製と粒径制御法
  • シランカップリング剤の表面処理法
  • 反応・表面分析/解析法
  • シランカップリング剤の応用
  • 複合材料 (ナノコンポジット/ナノハイブリッド) や新規機能材料の設計、合成、特性解析法

プログラム

 近年、シランカップリング剤は飛躍的に応用分野が広がり、多種多様な工業分野で使用されている。従来は界面の制御による接着・密着性や異種材料の親和性・相溶性の向上などに使用されていたが、さらに新規機能材料として盛んに研究され、既に塗料やコーティング剤として実用化されている有機 – 無機複合 (ハイブリッド) 材料の開発において、複合化に不可欠な薬品として使用され重要な役割を果たしている。このように、新規材料開発におけるシランカップリング剤の用途はますます拡大し重要となっている。
 本セミナーではシランカップリング剤を実務で効果的に活用するための基礎をわかりやすく説明し、有機 – 無機ハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御、シランカップリング剤による種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などを具体的な実験例 (マニュアル) を中心にやさしく説明する。

  1. シランカップリング剤の概要
    1. シランカップリング剤とは
    2. シランカップリング剤の種類と化学構造
    3. シランカップリング剤の機能
    4. その他のカップリング剤
      • ジルコニウム系カップリング剤
      • チタネート系カップリング剤
    5. シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法
  2. シランカップリング剤の反応、反応制御、作用機構および界面構造の制御
    1. シランカップリング剤の反応
    2. 加水分解・縮合反応と反応機構
    3. 加水分解・縮合反応の制御
      1. シランカップリング剤の反応性 (反応速度)
      2. 加水分解性基の影響
      3. 有機残基の影響
      4. pHの影響
    4. 無機材料表面への修飾反応と反応機構
    5. シランカップリング剤、反応条件の影響、界面構造の制御
      1. pHの影響
      2. 溶液濃度及び反応温度の影響
      3. 無機材料の影響
      4. 界面構造の影響
    6. ジルコニウム系及びチタネート系カップリング剤の活用
  3. シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果
    1. シランカップリング剤の選択基準 – どんなシランカップリング剤を選べばよいか?
    2. シランカップリング剤の使い方 – 効果的な使い方は?
    3. シランカップリング剤の処理効果 – シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?
  4. シランカップリング剤による表面処理法 – 界面・分散性の制御
    1. シリカの種類と構造
    2. シリカの表面構造と反応性
    3. シルセスキオキサン粒子の調製
    4. ラダー型ポリシルセオキサンの調製
    5. なぜ界面の制御が必要か?
    6. シランカップリング剤による表面修飾・改質技術
      1. 表面処理法
        1. 固相法
        2. 溶液法
        3. 気相法
      2. シランカップリング剤による表面修飾処理の実験例
        1. ナノ粒子
        2. ガラス板
        3. シリコンウェハー
        4. ステンレススチール
  5. 表面キャラクタリゼーション – シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法
    1. シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法
    2. 表面状態の解析・評価方法
      1. 構造分析
        • FT-IR
        • NMR など
      2. 熱分析
        • DSC
        • TG-DTA など
      3. 表面分析
        • XPS
        • 原子間力顕微鏡 (AFM)
  6. シランカップリング剤の応用
    1. 樹脂、エラストマーの架橋
    2. 複合材料 (有機 – 無機ハイブリッド) への応用
      1. 有機-無機ハイブリッドの材料設計
      2. 有機-無機ハイブリッド材料の調製法
        1. 溶液混合法/溶融混練法
        2. 層間挿入法 (層剥離法)
        3. ゾルーゲル法
        4. 微粒子分散法 (In-situ重合法)
        5. 表面修飾粒子法 (コアシェル構造型ハイブリッド材料)
      3. 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
        1. 汎用 (熱可塑性) 樹脂
          • PMMA
          • PC
          • PSなど
        2. 耐熱性・熱硬化性樹脂
          • PI
          • エポキシ樹脂など
      4. 有機-無機ハイブリッド材料の構造・特性解析
    3. 塗料・コーティング剤への応用
    4. 高機能材料への応用
  7. 参考図書

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
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本セミナーは終了いたしました。

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