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塗料・塗膜の基礎 (塗装系) と欠陥分析技術、耐候性技術

塗料・塗膜の基礎 (塗装系) と欠陥分析技術、耐候性技術

~外観品質向上のため、塗装系における各塗膜の役割を知ろう~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、塗料・塗膜における変色、クラック、強度低下、密着性不良などを引き起こす劣化現象や不具合の原因について解説いたします。
また、屋外暴露や促進試験の現状と課題、塗料・塗膜・コーティング膜におけるトラブルを評価・分析するためのノウハウについて詳解いたします。

開催日

  • 2024年10月4日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 塗装やコーティング分野に関連する技術者
  • これから塗装/コーティングに携わる方
  • 基材の表面処理から上塗りまでの塗装系について基礎から学びたい方
  • 塗膜の耐久性のひとつである耐候性技術を習得したい方
  • 塗料/塗膜の劣化 (塗装外観) や欠陥分析技術を習得したい方

修得知識

  • 工業用塗装における塗装系の基礎
  • 塗膜性能の耐候性技術と塗膜欠陥の現状/課題
  • 外観品質の向上の方策、考え方

プログラム

 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々に、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識として、塗装系における各塗料 (前処理、電着、溶剤塗料) の特徴や塗装工程を復習し、それぞれの目的や注意する点を概説します。また製品の外観品質向上を目指す上で、塗膜欠陥 (はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物) のメカニズムを整理し、これらの分析手法と対策について解説いたします。また、外観向上のための「耐候性」について、現状と課題について考えます。
 塗膜構成 (塗装系) に関して理解することで、塗装塗膜のポイントを考え直すことができます。また、製品性能の点から、塗膜 (製品) の欠陥 (特に、はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物) に関して、その発生メカニズムを理解し、品質向上につなげます。また、耐久性のひとつである「耐候性技術」について、屋外暴露や促進試験の現状、促進性と相関性やその評価方法について修得できます。
(皆様からのお困りのことがございましたら、ご相談頂くことも可能です。)

  1. 塗料の基礎
    1. 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」
    2. 塗料の3つの役割
      • 外観
      • 保護
      • 機能
    3. 塗料、塗装、塗膜の基礎用語
    4. 塗料の構成成分、塗料の種類
    5. 塗料成分とその役割
      • 樹脂
      • 顔料
      • 溶剤
      • 添加剤
    6. 塗装工程とその目的
    7. 塗装方法、塗装系の考え方
  2. 表面処理工程とその目的・必要性
    1. ショットブラスト工程
    2. 脱脂工程 (アルカリ脱脂と酸洗いの違い)
    3. 表面調整工程
    4. 化成処理工程
      • りん酸鉄
      • りん酸亜鉛
      • 酸化ジルコニウム
    5. 表面処理の不具合事例
  3. 電着塗装工程 (含:プライマー処理 (下塗)
    1. 電着塗料の基礎、塗着メカニズム
    2. 電着塗装の特徴、付き回り性 (プライマーとの比較)
    3. 電着工程 (ライン) の管理
  4. 溶液系塗料の塗工方法
    1. 溶剤系塗料vs水系 (水性) 塗料 その特徴と欠点
    2. 種々の塗装法
      • カーテンコーター
      • ロールコーター
      • スプレーなど
    3. スプレーガンの各特徴とスプレー塗装の適正粘度
    4. メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴
  5. 塗料・塗膜の品質管理、塗膜不良 (欠陥) の評価・分析法
    1. 評価・分析の考え方 (アプローチ)
    2. 前処理の重要性
    3. 分析機器選択のKey point
    4. 分析/解析の3つの観点
      1. 外観観察
        • 塗料・塗膜の状況を把握する (外観評価:色相、光沢など)
      2. 化学的分析
        • 塗料・塗膜の化学構造を把握する (赤外分光法など)
      3. 物理 (物性) 的分析
        • 塗料・塗膜の物性を把握する
    5. 解析評価や機器分析の事例紹介
      (はじき、へこみ、たれ、わき、膨れ、異物を中心として)
      1. 塗膜のはじき分析
      2. 塗膜に異物分析 など
  6. 耐候性技術、その試験法と劣化評価
    1. 耐候性と劣化因子:4大主因子と副次的因子
    2. 耐候性技術で知りたい3つのこと
    3. 実曝試験と促進耐候試験
      1. 「促進性」 と 「相関性」は、なぜ合い難いのか!
      2. 自然環境の多様性 (複雑な環境要因)
      3. 試験方法、機器の多様化
        • 従来の促進耐候試験の選び方
          • サンシャイン
          • キセノン
          • メタハラなど
        • 新しい促進耐候試験法
    4. 評価方法の多様化
      1. 外観評価
        • 色相
        • 光沢
        • 白亜化
        • クラックなど
      2. 化学的評価 (赤外分光法など)
      3. 物性的評価
        • 熱的変化
        • 硬度など
    5. 耐候性の強い塗膜 (製品) への設計思想
      1. 長寿命化のための3つの手段
      2. 寿命予測の考え方と課題
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

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