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高分子材料の劣化とその分析方法

高分子材料の劣化とその分析方法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、高分子材料の劣化について取り上げ、前半はゴム及びプラスチックの劣化分析方法について、後半は熱・光・オゾンにより劣化した加硫天然ゴムに対してNMR法による構造解析について説明いたします。

開催日

  • 2024年1月31日(水) 13時00分 16時00分

修得知識

  • ゴム及びプラスチックの劣化に関する基礎知識
  • ゴム及びプラスチックの劣化を評価するための基礎的な方法
  • 加硫天然ゴムの熱、光、オゾン劣化による構造変化と、NMR法による判別方法

プログラム

 ゴム製品やプラスチック製品は使用中や保管中に破断、ひび割れ、剥離など種々の不具合を生じる。これらの不具合は、製品の経年劣化を原因として生じるものが多いことから、再発防止のためにも劣化により生じるゴム及びプラスチックの変化を把握し、劣化メカニズムを特定することは非常に重要である。
 そこで本セミナーの前半では、ゴム及びプラスチックのそれぞれについて、劣化状況を把握するための分析方法を概説する。また、ゴム製品の代表的な劣化因子として熱、光、オゾンが知られているが、これらの劣化因子は試料中に残存しないため、製品が熱、光、オゾンのいずれにより劣化したのかを判定することは容易ではない。そこで後半では、劣化因子特定を目的として、熱、光、オゾンにより劣化した加硫天然ゴムに対してNMR法による構造解析を実施し、これら3種の劣化因子により生じる構造の違いを明らかにした事例について紹介する。

  1. 高分子製品の劣化分析概論
    1. はじめに
    2. ゴム製品の劣化分析方法
      1. ゴム製品としての変化
      2. ゴム分子鎖の変化
    3. プラスチック製品の劣化分析方法
      1. 劣化による化学構造の変化
      2. 劣化による分子量の変化
      3. 劣化による結晶の変化
  2. 加硫天然ゴムの熱酸化劣化、光酸化劣化、オゾン劣化の判別方法
    1. 自動酸化劣化
    2. 熱酸化劣化した加硫天然ゴムの構造解析
    3. 光酸化劣化した加硫天然ゴムの構造解析
    4. オゾン劣化した加硫天然ゴムの構造解析

主催

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受講料

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: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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