技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

人工光合成のメカニズムとCO2からの有用物質生成

人工光合成のメカニズムとCO2からの有用物質生成

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、人工光合成を理解する上で必要となる光化学について基礎から解説し、人工光合成について解説いたします。
さらに、人工光合成研究の中でも、二酸化炭素をエネルギー・有用炭素資源 (石油資源) へと変換する技術の未来像を中心に解説いたします。

開催日

  • 2022年12月22日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 光を用いた化学反応に関心のある方
  • 光反応に関わる研究で課題を抱えている方
  • 光反応の具体的な方法を把握したい方
  • (太陽) 光エネルギー変換・人工光合成に関心のある方
  • CO2の光資源化に関して関心のある方

修得知識

  • 光エネルギー変換の重要性
  • CO2光資源化の意義
  • 光反応の基礎知識
  • 光反応を行う上での問題点
  • 光エネルギー変換の現状
  • 光エネルギー変換の問題点 (解決すべき課題)

プログラム

 現代人類は、化石資源に強く依存した社会システムを構築しているため、化石資源の枯渇はエネルギーおよび炭素資源 (化学原料) の枯渇に直結する。さらに、化石燃料の大量消費に伴い生成するCO2は、地球温暖化の主要原因と考えられている。人工光合成とは、無尽蔵な太陽光をエネルギー源として有用化学物質を生産する反応である。特に人工光合成の概念を用いて、CO2から有用な炭素化合物が生産できれば、前記の問題を一挙に解決できる可能性がある。
 本講演では、人工光合成の基本概念を理解する上で極めて重要な光化学の基礎とCO2の資源化との関連、さらに研究動向などについて概説する。

  1. 酸化・還元反応とエネルギー
  2. 光エネルギーとは?
  3. 光反応の基本事項
  4. 人工光合成とは? その必要性
  5. 水素発生
  6. 二酸化炭素還元
  7. 酸素発生
  8. 他のエネルギー資源との相違と特徴
  9. 天然光合成のメカニズム~必要要素~
  10. 光反応のタイムスケール
  11. 多電子変換の重要性と困難さ
  12. 天然光合成の戦略
  13. 人工光合成の研究動向
  14. 本多藤嶋効果 人工光合成の始まり
  15. 触媒の分類と評価指標
  16. 人工光合成の要素技術
  17. CO2の資源化と有用物質生成
  18. CO2を還元する困難さ
  19. CO2還元系の分類と特徴
  20. 今後の課題と展望
    • 質疑応答

講師

  • 由井 樹人
    新潟大学 大学院 自然科学系
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/16 FT合成による液体燃料の製造とその触媒技術 オンライン
2025/1/16 メタネーションの技術動向、事業化展望と企業の取組み オンライン
2025/1/17 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/21 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/21 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/23 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/23 カーボンニュートラル (CN) 社会における水素の現状と将来および技術動向 オンライン
2025/1/23 バイオマスとSAF (持続可能な航空燃料) を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンス オンライン
2025/1/24 CO2分離回収の基礎と冷熱駆動型化学吸収法によるCO2分離回収技術 オンライン
2025/1/27 フレキシブル熱電変換デバイスの基礎と最新技術動向 オンライン
2025/1/28 二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向 会場・オンライン
2025/1/29 水電解・グリーン水素製造の国内外の動向・課題および将来展望 オンライン
2025/1/29 カーボンニュートラル (CN) 社会と新しい再生可能エネルギーの技術動向 オンライン
2025/1/29 バイオマス利用のエタノール製造技術と課題 オンライン
2025/1/29 核融合発電の産業化に向けたイノベーション技術と応用 オンライン
2025/1/30 カーボンプライシング制度の最新動向と法的留意点 オンライン
2025/1/30 超臨界CO2プロセスの基礎と実用展開 オンライン
2025/1/30 アンモニア利用の最新動向と利用技術 オンライン
2025/1/31 非鉛系ペロブスカイト太陽電池の高耐久、高効率化 オンライン
2025/1/31 メタネーションの基礎と現状、課題、最新動向 オンライン