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自動車室内の防音設計と軽量化要求に対応する遮音・吸音材料の開発

自動車室内の防音設計と軽量化要求に対応する遮音・吸音材料の開発

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、自動車の NVH の考え方から解説し、遮音・吸音技術、防音設計、防音材の開発、車室内の音場解析技術、自動車のエンジン音やロードノイズを抑えるためのポイントについて、理論と材料特性から解説いたします。

開催日

  • 2021年10月22日(金) 10時30分 16時00分

プログラム

第1部 自動車産業の変革がもたらすNVHの課題

(2021年10月22日 10:30〜11:30)

 CASEすなわちコネクテッド、自動運転、シェア、電気自動車というキーワードで自動車で起こる大きな技術変化により、ユーザーの自動車に期待するNVH環境が大きく変化しようとしてる、あるいはもうすでに変化が始まっている。我々技術者は、その変化を認識し、タイムリーに対応していかなくてはならない。その変化を紹介するとともに、今後の展望を示し、皆様のヒントとしていただきたい。

  1. 自動車産業の技術変化は企業やサプライヤーにとって大きな挑戦となる
    • 競争力を保つにはタイムリーな行動が求められる
  2. コネクテッドカーはお互い及び同士および世界とコミュニケイトする
    • どのような情報がドライバーや乗客にどのように活発に交換されるか
  3. 自動運転や自動駐車機能は完全自動化にむけて段階的に達成される
    1. 最初の完全自動運転車は2025年に登場すると思われる
    2. 自動運転時には高いレベルの快適性が求められ、今日の運転状況に比べると異なった情報がドライバーや乗客の興味を引くようになる
    3. 自動運転車ではユニークな音風景を求めるようになる
  4. 広い範囲の “pay-per-usage”、モビリティ・モデルとクルマを所有することの代わりとなる選択肢が出現
    • シェアリングされた車ではドライバーや乗客それぞれのNVH嗜好の傾向はどうなるか
  5. EVの台数は非常に増えている
    1. 欧州市場ではプラグインハイブリッドとBEVへシフトすると予測される
    2. 従来の約1,400点の部品が新しい電動用部品に変わる
    3. 電動車両は従来のクルマとは異なるNVH特性となる
    4. 電気自動車のNVH
    5. 電気自動車のアクティブサウンドデザイン
  6. まとめ
    • 質疑応答

第2部 ノイズキャンセリング機能を有する防音材の開発

(2021年10月22日 12:30〜13:30)

 一般的な自動車用防音材料の音響性能を紹介し、目標とすべき音響透過損失と吸音率を解説する。このことを踏まえ、必要な遮音性能を確保しつつ、実車において軽量化、及び車室内騒音の低減を実現できた防音構造を紹介する。更に、この防音構造について伝達マトリクス法により理論的な考察を加え、その音響的メカニズムを解説する。

  1. 自動車用防音材料に必要な音響性能
    1. 音響透過損失
    2. 吸音率
  2. 新防音構造
    1. ノイズキャンセリング機能を有する防音構造
    2. 遮音性能の確認
    3. 実車による性能確認
  3. 伝達マトリクス法による理論的考察
    1. 周波数応答
    2. 体積速度
    • 質疑応答

第3部 境界要素法を用いた車室内音場解析と実測

(2021年10月22日 13:45〜14:45)

 車載スピーカの開発では、個々のスピーカ特性の影響を反映した車室内音場の解析が望まれる。今回は、商用BEMを用いて、車室内の音場を高域まで解析する可能性について検討した結果を紹介する。内装パーツの吸音率はEA法や音響管での測定結果を利用した。また、解析結果の検証のため、内製の音場測定システムでの測定を行い、これら比較検証した事例を紹介する。

  1. はじめに
  2. 測定方法
    1. 内装部材の吸音特性測定
    2. 車室内音場の測定
    3. 搭乗者頭部位置での音圧周波数特性の測定
  3. 測定結果
    1. 内装部材の吸音特性
    2. 車室内音場の音圧分布
  4. 車室内音場の解析
    1. 解析モデルと境界要素法を用いた車室内音場測定について
    2. 解析条件
    3. 解析結果
  5. 測定値と解析結果の比較
    1. 車室内音場
    2. 搭乗者頭部位置での音圧周波数特性
  6. おわりに
    • 質疑応答

第4部 自動車の防音性能設計と吸音・遮音の開発ニーズ

(2021年10月22日 15:00〜16:00)

  1. 自動車業界の変革とニーズの変化
  2. 電動化に対する騒音への影響
  3. 防音パッケージの性能設計
  4. 騒音対策と相反する課題
    1. 防音材と軽量化の両立
    2. 防音材と無の両立
  5. MBDによる複数機能の性能設計
  6. 防音材に求められる付加価値
    • 質疑応答

講師

  • 鷲巣 雄洋
    エフ・イー・ヴイ・ジャパン株式会社
    プロジェクトマネージャー
  • 加藤 大輔
    株式会社 HOWA 車両音響開発部
    上級スペシャリスト
  • 笹島 学
    フォスター電機 株式会社 開発部 音響技術開発課
    課長補
  • 近藤 隆
    株式会社 本田技術研究所 4輪R&Dセンター 11技術開発室 第2BL
    主任研究員

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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