技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

理論的背景が明確な撹拌槽のスケールアップ手法

理論的背景が明確な撹拌槽のスケールアップ手法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年1月30日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 化学工学の守備範囲は極めて広く、方法論の学問であるとされてきた。しかし化学工学はそれぞれ対象とする現象/操作ごとに別々の方法を開発し利用してきた学問と言わざるえず、化学工学は一貫した考え方に基づく方法論の学問ではなかったと判断せざるを得ない。混合操作と分離操作とは互いに表裏の関係にある操作でありながらそれぞれ全く別の視点から議論されてきた。化学工学が方法論の学問であるといいきるには、少なくともこれらの表裏の関係にある操作が共通の視点で捉えられることが不可欠である。化学工学にとって異分野の眼鏡である「情報エントロピー」をかけることにより、混合操作と分離操作を同じ視点で議論することができる。
 この「情報エントロピー」の視点をさらに展開することにより乱流場の構造についての新たな知見を得ることができ、理論的背景が明確な撹拌槽のスケールアップ手法も確立することができる。

  1. はじめに
  2. 情報エントロピー
    1. はじめに
    2. 情報
    3. 情報量
    4. 結果が知らされる以前に持っている平均の情報量
    5. 連続変化量に対する情報エントロピー
      • 補遺 サイコロ
    6. 情報エントロピーが最大値をとる確率密度分布関数
    7. 人間の数量に対する感覚と情報エントロピー
  3. 混合操作
    1. はじめに
    2. 混合特性の評価指標
    3. 過渡応答法に基づく混合特性の評価法
      1. 流通系混合装置
      2. 回分系混合装置
    4. 槽内の物質の槽内各領域移動に基づく混合特性の評価法
    5. 多成分を対象とする混合特性の評価法
      • 補遺 通気撹拌槽
      • 補遺 気泡塔
      • 補遺 円管
      • 補遺 晶析装置
      • 補遺 指標間の関係
  4. 乱流現象
    1. はじめに
    2. 速度変動の確率密度分布関数
    3. エネルギースペクトル確率密度分布関数
    4. 撹拌槽のスケールアップ則
      • 補遺 円管
  5. 情報エントロピーの利用
    1. 粒子径分布
      • 補遺 液 – 液撹拌
      • 補遺 通気撹拌
      • 補遺 晶析装置
      • 補遺 ボールミル
    2. 安心と不安
      1. 期待度・不安度曲線
        • 補遺 期待度・不安度曲線の妥当性 (1)
      2. 意思決定
        • 補遺 期待度・不安度曲線の妥当性 (2)
        • 補遺 階級分け
        • 補遺 安全率
        • 補遺 黄金律
        • 補遺 目指すな求めるなパーフェクト混合
        • 補遺 なぜ60点が合格点
  6. おわりに

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/23 化学プロセスのスケールアップ、コスト試算および事業採算性検討 オンライン
2025/6/25 よくわかる撹拌技術: 装置選定、スケールアップの要点とトラブル対策例 オンライン
2025/6/25 乳化重合・懸濁重合の重合反応の制御と機能性微粒子の合成 オンライン
2025/6/26 撹拌・混合の基礎と最適設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2025/6/27 撹拌・混合プロセスの基礎とラボ実験からのスケールアップ技術 オンライン
2025/6/27 撹拌・混合の基礎と最適設計およびスケールアップからトラブル対策まで オンライン
2025/7/10 よくわかる撹拌技術: 装置選定、スケールアップの要点とトラブル対策例 オンライン
2025/7/28 化学プロセスにおけるラボからのスケールアップ (反応・攪拌・晶析・濾過・乾燥・粉砕・工程別) の基礎と事例集 オンライン
2025/8/8 化学プロセスのスケールアップのための化工計算入門 オンライン
2025/8/18 攪拌プロセスの予測・計算の進め方、その応用 オンライン
2025/8/18 化学プロセスにおけるラボからのスケールアップ (反応・攪拌・晶析・濾過・乾燥・粉砕・工程別) の基礎と事例集 オンライン
2025/8/27 攪拌プロセスの予測・計算の進め方、その応用 オンライン
2025/8/29 原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例 / QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定 オンライン
2025/9/2 バッチ化学合成プロセスのスケールアップによる化学品・医薬原薬の製造のポイントとトラブル対策 オンライン
2025/9/12 原薬製造プロセスにおけるスケールアップ検討・トラブル実例 / QbDに基づくCQA・CPP設定手順と遺伝毒性不純物管理および洗浄対象物質クライテリオン設定 オンライン
2025/9/17 化学プロセスの評価と熱エネルギー効率の最適化 / プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの活用 オンライン
2025/10/1 化学プロセスの評価と熱エネルギー効率の最適化 / プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの活用 オンライン