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永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用

永久磁石同期モータ駆動システムにおけるインバータの過変調領域の利用

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、永久磁石同期モータのベクトル制御系に対し、制御系の変更のみでさらなる高出力駆動を実現するためのインバータの過変調領域の利用方法について説明いたします。

開催日

  • 2024年11月26日(火) 13時00分 16時00分

修得知識

  • モータ制御系の設計法

プログラム

 永久磁石同期モータは家電分野から自動車分野に至る様々な分野で用いられており、小形で高出力なシステムの構築に寄与しています。ただし、永久磁石同期モータはバッテリーや商用電源に直接接続しても回転しないことから、インバータを介して駆動する必要があります。特に、バッテリーで駆動するシステムの場合、限りある電圧を最大限利用して電流ひいてはトルクを制御しなければ、駆動可能領域が縮小し、所望のシステム性能が達成できないといった自体に陥るため、制御系設計も非常に重要な役割を担います。
 本セミナーでは、永久磁石同期モータのベクトル制御系に対し、制御系の変更のみでさらなる高出力駆動を実現するためのインバータの過変調領域の利用方法について説明します。パワーエレクトロニクスやモータ制御システムの知見を踏まえ、なぜこの制御法が用いられるのか、なぜこの計算となるのか、といった業務上の疑問を解決していきます。

  1. 電圧利用率の改善
    1. インバータで出力可能な電圧ベクトル
    2. 第3次高調波重畳方式、二相変調方式、中間電圧1/2加算方式
    3. 電圧指令値に対するリミット処理、アンチワインドアップ制御
  2. 過変調駆動と1パルス駆動
    1. インバータの過変調領域利用の利点と欠点
    2. 過変調駆動・1パルス駆動のための電圧指令値修正法
  3. 含有する高調波成分とそのフィルタ処理
    1. 過変調駆動利用時の注意点
    2. 含有する高調波成分
    3. 特定次数の高調波を除去するデジタルフィルタの設計
  4. フィードバック型弱め磁束 (FW) 制御
    1. フィードバック型弱め磁束制御の考え方
    2. フィードバック型弱め磁束制御の構成とプログラム例

講師

  • 松本 純
    中部大学 工学部 電気電子システム工学科
    准教授

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

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本セミナーは終了いたしました。