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自動車騒音の発生メカニズム、(フェーズ3などの) 規制強化の動き、遮音・防音対策

自動車騒音の発生メカニズム、(フェーズ3などの) 規制強化の動き、遮音・防音対策

~新車への適用、タイヤノイズ規制値、「UN Regulation No.51 03 Series」の「フェーズ3」への対応 / 電動車特有の中〜高周波騒音の特徴とその対策、薄膜やコーティングなどの新しい防音材料~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、遮音・吸音の基礎から解説し、自動車のエンジン音やロードノイズを抑えるためのポイントについて、理論と材料特性から徹底解説いたします。

開催日

  • 2024年8月7日(水) 9時50分 17時10分

プログラム

第1部 国内外での最新の自動車騒音規制について 〜フェーズ3を含めて〜

(2024年8月7日 9:50〜11:00)

 日本の自動車の車外騒音規制は、2016年に国連規則No.51を採用し、 2024年10月から 新型車に対するフェーズ3適用が始まる。 講演では、R51-03の規制内容の解説と、現在、国連WP29/GRBPで議論されている内容 について解説する。

  1. 道路交通騒音の現況
    1. 日本の状況
    2. 欧州の状況
  2. 自動車騒音規制
    1. 自動車騒音規制の歴史
    2. UN規則R51-03の概要
    3. フェーズ3規制
  3. UN WP29/GRBPの審議状況
  4. 道路交通騒音低減に向けて
  5. まとめ
    • 質疑応答

第2部 車外騒音規制強化と自動車における制振・遮音・吸音技術の概要および車外騒音対策

(2024年8月7日 11:10〜12:40)

 車外騒音規制強化 (UNR51-03) の概要を紹介する。その後、制振・遮音・遮音の基礎理論と車内騒音での活用事例を紹介する。つぎに、車外騒音発生のメカニズムと、タイヤ騒音のボデー対策事例について解説する。

  1. 車外騒音規制UNR51-03について
    1. 導入の目的
    2. 規制値 (UN R51-03)
    3. 規制スケジュール (UN R51-03)
    4. 測定方法
  2. 制振・遮音・吸音基礎理論
    1. 自動車の性能評価
    2. 制振の概要
    3. 吸音・遮音の概要
    4. 遮音理論の基礎、吸音理論の基礎をわかりやすく紹介
  3. 車外騒音発生メカニズム
    1. 音源
      • タイヤ騒音
      • エンジン音
      • 吸気音
      • 排気音
    2. 音の流れ (伝達経路)
    3. ボデーへの音の流れ
  4. タイヤ騒音によるボデーでの車外騒音対策事例
    1. 前輪前まわりボデー対策
    2. 前輪後まわりボデー対策
    3. 後輪前まわりボデー対策
    4. 後輪後まわりボデー対策
    5. 床下を超えてくる反対側のタイヤ騒音ボデー対策
    • 質疑応答

第3部 不織布系吸音材料の自動車分野での利用について

(2024年8月7日 13:20〜14:30)

 自動車では騒音低減と音響快適化の両面から様々な部位に音対策が講じられていますが、近年はさらなる高性能化と軽量化等の要求を両立させることが求められています。
 本講演では、こうした音対策の中で主に吸音材における不織布の役割と素材構成と個別の要求特性、さらに今後の技術方向について、弊社品を含む具体的な事例を挙げながら解説します。

  1. 不織布の分類と使用素材・製造方法
  2. 自動車における不織布の用途
  3. 自動車用吸音材における不織布の役割と性能
    1. 音に関する基本事項と評価技術
    2. 不織布の基本特性とその利用技術
    3. 性能要求と具体的事例
  4. 部位による個別事例と要求特性
    1. 各種内装
    2. エンジン周辺
  5. 自動車用吸音材における不織布の課題と可能性
    1. 次世代の方向と性能向上への課題
    2. 不織布における技術進化の展望
    • 質疑応答

第4部 Locally resonant (LR) 型音響メタマテリアルの遮音特性

(2024年8月7日 14:40〜15:50)

 メタマテリアルは、対象とする波動 (電磁波、音波など) よりも短い周期で構造体を配列した材料であり、負の物性など特異な物理現象を示す。本講演では、音響メタマテリアルの概要と、その一つであるLocally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用について紹介する。

  1. 振動・騒音対策
    1. 制振
    2. 防振
    3. 吸音
    4. 遮音
  2. 音響メタマテリアルとは
    1. メタマテリアルとは
    2. 音波の伝播挙動
    3. 音響メタマテリアルの分類と研究動向
    4. 負の有効質量と体積弾性率
  3. Locally resonant (LR) 型音響メタマテリアルの遮音特性
    1. LR型音響メタマテリアルとは
    2. LR型音響メタマテリアルの振動抑制・遮音特性
    • 質疑応答

第5部 電動車向けパワートレイン (モータ・インバータ) における振動・騒音の発生要因と改善手法

(2024年8月7日 16:00〜17:10)

 電動化が進む自動車分野では、電動パワートレイン (モータ・インバータ) が採用され、それらに起因した振動・騒音が課題となっている。
 本セミナーでは、各種電磁力の発生メカニズムを述べ、それらに対する改善手法の紹介と、日立での改善事例を解説する。

  1. 自動車用モータ駆動システムにおける振動・騒音
    1. CO2排出量削減に向けて加速する自動車の電動化
    2. 自動車の電動化の加速に伴う振動・騒音の課題
    3. 電動車向けモータ駆動システムの紹介
    4. 電動車向けモータ駆動システムにおける振動・騒音対策の難しさ
  2. モータ駆動システムの概要 (モータ・インバータ・制御)
    1. モータ構造の紹介と最新トピックス
    2. インバータによるパルス交流電圧生成方法
    3. モータ駆動システムにおける制御の役割
  3. モータ駆動システムの振動・騒音の解析手法
  4. モータ駆動システムの振動・騒音の代表的な改善事例
    1. ロータの基本波磁束成分によって発生する径方向電磁力
    2. 空間高調波起因の周方向および径方向電磁力
    3. インバータのPWM方式起因のキャリア電磁力
  5. 日立における改善事例の紹介 (モータ・制御)
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 白橋 良宏
    神奈川大学 工学研究所
    客員研究員
  • 谷本 隆一
    愛知工業大学
    名誉教授
  • 新井田 康朗
    クラレクラフレックス株式会社
    社長補佐
  • 赤坂 修一
    東京工業大学 物質理工学院 材料系
    助教
  • 原 崇文
    株式会社 日立製作所 研究開発グループ 電動化イノベーションセンタ モビリティドライブ研究部 電動M4ユニット
    研究員

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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