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粉体の基礎理論と特性評価、粉体単位操作の設計計算法

粉体の基礎理論と特性評価、粉体単位操作の設計計算法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、粉体理論を初めて学ばれる方、学び直したい方、専門の知識をさらに高めたい方を対象に、粉体技術の核心となる理論を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2023年10月13日(金) 10時00分 17時00分

受講対象者

  • 粉体に関連する技術者・研究者、品質担当者
    • 医薬品
    • 化学品・化学原料
    • 食品
    • 化粧品
    • 塗料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金
    • セラミックス
    • 肥料 など

修得知識

  • 粉体技術用語の本質的な理解
    • 粒子径分布
    • 粒子形状
    • 終末沈降速度など
  • 粉体特性の合理的な評価方法、理論的背景
  • 粉体単位操作機器の合理的な選定方法、理論的背景
  • 最近の書籍にはあまり記載されていない内容 (特に粉体単位操作の設計計算式) が含まれたテキスト

プログラム

 粉体は、気体・液体・固体のいずれとも異なる挙動を示すことから、粉体を正しく扱うにはまず粉体特有の性質について知る必要があります。粉体の最たる特徴は、粒子1個1個の寸法や形状にバラツキがあるということです。したがって、粉体の基本情報を客観的に正しく評価するには、ルールの部分、すなわち寸法や形状の定義やバラツキの表し方について理解しておく必要があります。
 この講座では、粉体理論を初めて学ばれる方、学び直したい方、専門の知識をさらに高めたい方を対象に、粉体技術の核心となる理論を分かりやすく解説します。受講に際して粉体工学や化学工学の知識は要しませんが、学問分野の性格上、所々に計算例を取り入れており、解説の際に簡単な四則計算を行います。なるべく言葉に置き換えて説明いたします。当日は、講師が独自に作成した詳しい解説付きのテキストをお渡ししますので、講習後も講師の言葉を思い出しながら復習することができます。

  1. 粉体技術の概要
    1. 粉体の特徴
    2. 粉体の利用例
    3. 粉体プロセスの例
    4. 粉体単位操作の例
  2. 粉体特性
    1. 粉体と粒体の境界
    2. 代表粒子径の種類と表現法
    3. 計算例: 代表粒子径
    4. 平均粒子径の種類と表現法
    5. 計算例: 平均粒子径
    6. 粒子径分布の種類と表現法
    7. 粒子径分布の測定法と解析法
    8. 計算例: 粒子径分布
    9. 粒子形状の種類と表現法
    10. 粒子形状の測定法と解析法
    11. 計算例: 粒子形状
    12. 粒子密度の種類と表現法
    13. 粒子密度の測定法と解析法
    14. 計算例: 粒子密度
    15. 比表面積の測定法と解析法
    16. 計算例: 比表面積
  3. 粉体層特性
    1. 粉体層の空隙率
    2. 計算例: 空隙率
    3. 粉体層内の流れ
    4. 計算例: 粉体層圧力損失
    5. 流動層
    6. 計算例: 流動化開始速度
    7. 粉体層の力学的強度
    8. 計算例: 粉体層強度
    9. 粉体層内の応力状態
    10. 計算例: 粉体層応力
    11. 円筒容器内の粉体圧
    12. 計算例: 粉体圧
    13. 粉体流動性
    14. 粉体トラブル
  4. 粉体粒子の運動
    1. 運動方程式
    2. 自由沈降
    3. 計算例: 自由沈降速度
    4. 干渉沈降
    5. 計算例: 干渉沈降速度
    6. 遠心沈降
    7. 計算例: 遠心沈降速度
  5. 粉体単位操作 (時間が不足する場合は、テキストへの記載に留める。)
    1. 貯蔵
    2. 計算例: サイロ
    3. 計算例: ホッパー
    4. 供給
    5. 計算例: スクリューフィーダー
    6. 固体輸送
    7. 計算例: ベルトコンベア
    8. 計算例: 空気輸送
    9. 粉砕
    10. 計算例: ジョークラッシャー
    11. 計算例: ボールミル
    12. 造粒
    13. 計算例: 転動造粒機
    14. 粉体混合
    15. 計算例: V字型混合機
    16. 分級
    17. 計算例: 振動スクリーン
    18. 集塵
    19. 計算例: サイクロン
    20. 計算例: バグフィルター
    21. 沈降分離
    22. 計算例: 連続シックナー
    23. 濾過
    24. 計算例: フィルタープレス
    25. 計算例: オリバーフィルター
    26. 遠心分離
    27. 計算例: シャープレス遠心機
    28. 脱水
    29. 計算例: 遠心脱水機
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
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「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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