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数値限定発明に関する充足性、先使用権、サポート要件等の検討

数値限定発明に関する充足性、先使用権、サポート要件等の検討

~判例から考える発明発掘、出願・秘匿・公知化等のポイント / 明細書・クレーム作成等権利化・主張立証のポイント~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、近時の判例を取り上げ、数値限定発明特有の問題と実務上の対応のポイントについてお伝えいたします。

開催日

  • 2023年6月19日(月) 10時30分 16時00分

修得知識

  • 発明発掘、出願・秘匿・公知化等のポイント
  • 明細書・クレーム作成等権利化・主張立証のポイント

プログラム

 数値限定発明には、充足性判断、先使用権、サポート要件等、権利範囲を数値で特定することによる特有の問題が存在し、これらの問題に関して様々な裁判例があります。裁判例は、事例判断によるところもありますが、その判断を検討することで、日ごろの知財実務 (事業防衛、権利化、権利活用等) に役立つでしょう。本セミナーでは、近時の判例も取り上げ、数値限定発明特有の問題と実務上の対応のポイントについてお伝えします。

  1. はじめに
  2. 充足性等の判断
    1. 対象製品の一部が数値範囲に含まれる場合の構成要件充足性や差止請求の要否
      • シール状物の積層体事件 (東京地判2020年1月17日平成29 (ワ) 28189)
      • 強度と曲げ加工性に優れたCu-Ni-Si系合金事件 (東京地判2015年1月22日2012 (ワ) 15621) 等
    2. 測定条件・測定方法が定まっていない場合の充足性・明確性等の判断
      • ティッシュペーパー事件 (知財高判2016年9月28日2015 (ネ) 10016) 等
    3. その他充足性判断に関連する諸問題
  3. 先使用権
    1. 裁判例の検討
      • 医薬事件 (知財高判2018年4月4日2017 (ネ) 10090)
      • ランプ及び照明装置事件 (大阪地判2021年9月16日平成29 (ワ) 1390)
      • 強度と曲げ加工性に優れたCu-Ni-Si系合金事件 (前掲 東京地判2015年1月22日2012 (ワ) 15621)
      • 光照射装置事件 (知財高判2020年9月30日2020 (ネ) 10004) 等
    2. 裁判例から学ぶ先使用権に関する留意点
  4. サポート要件
    1. 数値限定発明におけるサポート要件の判断枠組み
    2. 上限又は下限が規定されていない場合の検討
      • 疲労特性に優れたCu-Ni-Si系合金事件 (東京地判2014年10月9日2012 (ワ) 15612)
      • セレコキシブ組成物事件 (知財高判2019年11月14日平成30 (行ケ) 10110等)
        • 関連 知財高判2020年10月28日2019 (行ケ) 10137
      • 気体溶解装置事件 (知財高判2020年2月19日平成31 (行ケ) 10025)
        • 関連 東京地判2019年7月31日平成29 (ワ) 13797 等
  5. 進歩性
    1. 審査基準
    2. 裁判例における判断手法の検討
      • オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤事件 (知財高判2011年1月31日2010 (行ケ) 10122)
      • 回路接続用フィルム状接着剤及び回路板事件 (知財高判2005年4月12日2005 (行ケ) 10091)
      • 半導体装置および液晶モジュール事件 (知財高判2013年9月30日2012 (行ケ) 10373)
      • ランフラットタイヤ事件 (知財高判2017年12月21日2017 (行ケ) 10058) 等
  6. おわりに
    • 裁判例の傾向のまとめ
    • 裁判例から考える発明発掘、出願・秘匿・公知化等のポイント
    • 裁判例から考える明細書・クレーム作成等権利化におけるポイント
    • 裁判例から考える主張立証のポイント 等
    • 質疑応答

講師

  • 西脇 怜史
    弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
    所長

主催

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本セミナーは終了いたしました。

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