技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間)

フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間)

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間はそれぞれ2023年4月4日〜17日、2023年5月11日〜24日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年4月4日まで承ります。

概要

本セミナーでは、フロー・マイクロ合成技術の医薬品研究の活用および原薬製造の連続化に関する最新事例を紹介いたします。
また、社内への技術導入の流れと講師による実践事例について詳解いたします。

開催日

  • 2023年4月4日(火) 13時00分 2023年4月17日(月) 16時30分
  • 2023年5月11日(木) 13時00分 2023年5月24日(水) 16時30分

修得知識

  • フロー・マイクロ合成の基礎知識
  • 医薬品合成研究におけるフロー・マイクロ合成技術の使いどころ
  • 原薬製造におけるフロー・マイクロ合成技術の活用法
  • フロー・マイクロ合成技術の医薬品研究における活用の方向性
  • フローマイクロリアクターの特徴
  • フローマイクロリアクター関連の設備選定方法
  • フローマイクロリアクターを用いた具体的な検討方法
  • フローマイクロリアクターでよく起こるトラブルとその解消方法や対策

プログラム

アーカイブセミナー「医薬品、原薬製造プロセスにおけるGMP製造に対応したフロー合成/連続生産とスケールアップ実用化」

(視聴予定期間: 2023年4月4日〜17日)

 フロー・マイクロ合成技術を用いた原薬製造の連続化に関する最新事例を紹介する。現在のPMDAが出している連続生産に関するガイドラインも解説するとともに、連続生産設備を設計するうえでの最新情報も紹介する。原薬製造法の開発における方向性についても考えを述べたい。

  1. フロー・マイクロ合成技術の概要
    1. バッチとフローの定義
    2. フローの特徴、メリット、デメリット
  2. 医薬品、原薬製造プロセスへの展開
    1. 連続生産に対するPMDAの考え方
      1. 連続生産とは
      2. 国内又は医薬品業界における検討状況
      3. 連続生産で有益な管理戦略
        • ロットサイズの考え方
        • バリデーション
        • 安定性試験
        • 現時点での考察
    2. 医薬品生産現場でのフロー合成技術の活用
      1. 連続生産へのチャレンジ
      2. フロー合成と抽出及び結晶化による精製の組み合わせによる連続化
      3. フロー合成を用いたcGMP下でAPIを生産した事例
      4. 完全フロー合成による連続化
      5. 危険反応、特殊反応に対する影響 ~品質向上・コスト低減・安全性向上~
      6. マルチパーパスのコンテナファクトリーの導入
      7. コストに対するインパクトの考察
  3. 医薬品業界における原薬製造の方向性
    1. オンデマンド合成へのチャレンジ
    2. 製法検討の自動化
    3. 創薬研究から原薬製法研究へシームレスな進め方
    • 質疑応答

アーカイブセミナー「マイクロリアクターの基礎と装置選定 / スケールアップ (ラボからパイロット・製造) ・パラメータ検討方法」

(視聴予定期間: 2023年5月11日〜24日)

 フローマイクロリアクターは、混合、温度制御、精密な滞留時間制御に優れたデバイスであり、従来のバッチ式反応器では困難だった反応や制御を可能にしてきた。
 ラボスケールでは、多様な反応について多くの報告がある一方で、実用化へ向けたスケールアップについては、情報が少ないのが現状である。合成反応や抽出の実例を交え、装置の選定や検討時に注意すべきこと、さらによく起こるトラブルや、その解決策についても紹介したい。

  1. フローマイクロリアクターとは
    1. フローマイクロリアクターの基礎知識
    2. マイクロ空間での混合、熱交換、物質移動
    3. フローマイクロリアクター技術の適用先
  2. フロー合成の開発事例
    1. 産業界での適用事例紹介
    2. 当社での連続製造事例
  3. ラボからパイロット・製造へのスケールアップ展開
    1. フロー合成で起こりやすい不具合
    2. 制御が必要なパラメータの多さ
    3. 送液不良
    4. 混合不良
    5. 除熱不良
    6. ミキサ、リアクタの閉塞
    7. まとめ
  4. フロー合成プロセスの構築とトラブル対策
    1. フロー合成で起こりやすい不具合と対策
    2. フローリアクターでの製造に向けた留意事項
    3. ポンプの選定
    4. ミキサ、リアクタの選定
    5. センサ、計装類の選定
    6. 運転システムの概要
    7. 数値流体力学 (CFD) によるシミュレーション
  5. スケールアップ事例紹介
    1. イオン液体合成プロセス
      1. 反応速度解析
      2. ミキサやリアクタの選定
      3. スケールアップ検討
    2. リビングアニオン重合プロセス
      1. よく起こるトラブル
      2. ポンプの選択
      3. 運転手順の重要性
      4. 連続運転の実際
    3. スラグ流による発酵液からのフレーバー成分抽出
      1. スラグ流抽出の利点
      2. バニリン発酵液からのスラグ流抽出
      3. S – リナロール発酵液からのスラグ流連続抽出
  6. スケールアップ時に考えること
    1. ラボ検討を始める際に気を付けること
    2. ラボ検討時のTips
    3. パラメータの管理幅について
    4. CFDシミュレーションの簡易化
    5. スケールアップやナンバリングアップ検討
  7. 最後に
    1. 今後の展望
    2. 装置や設備のサプライヤー紹介
    • 質疑応答

講師

  • 高山 正己
    京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構
    プロジェクトマネージャー
  • 遠藤 裕太
    味の素 株式会社 バイオ・ファイン研究所 バイオソリューション研究所 バイオソリューション開発室 バイオロジカルファインマテリアルグループ

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,700円 (税別) / 46,970円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間はそれぞれ2023年4月4日〜17日、2023年5月11日〜24日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/19 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/19 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/19 空調システムの維持管理とバリデーション オンライン
2024/11/19 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/19 ラボと製造の現場におけるデータインテグリティ実務とCSV 監査証跡の定期レビューとQAレビュー オンライン
2024/11/20 製薬用水の基礎と実践知識を理解する オンライン
2024/11/20 GMP監査の基礎と実践 オンライン
2024/11/20 ISO9001:2015から化粧品GMP、ISO22716への適応、および原料に関するEFfCI GMP、一次容器に関するISO15378の要求の理解 オンライン
2024/11/20 変形性関節症の病態/治療・診断技術の現状と臨床現場が望む新薬像 オンライン
2024/11/20 改正QMS省令に伴う滅菌製品製造 (委託滅菌の注意含む) 品の滅菌関連の留意点と滅菌バリデーション基準の要求事項/監査時の留意点 オンライン
2024/11/20 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2024/11/20 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2024/11/21 エンドトキシン管理の要件と最新動向を踏まえた課題解決のアプローチ オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/外来性感染性物クリアランス評価コース オンライン
2024/11/21 新規モダリティにおける事業性評価手法 オンライン
2024/11/21 ICH Q5A ウイルス安全性評価/品質審査での論点と次世代シーケンシング利用/薬事申請に当たっての留意点 オンライン
2024/11/21 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/21 mRNA医薬品の基礎および設計・合成と製造のポイント オンライン
2024/11/21 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/9/25 マイクロリアクターによる合成技術と工業生産
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書