技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

インクジェット技術応用のための基礎知識と具体的な課題対策

インクジェット技術応用のための基礎知識と具体的な課題対策

~インクジェット技術を応用する際に知っておきたい原理・均一吐出・信頼性確保~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、インクジェットの不吐出、吐出ばらつきについて、講師の体験と理論に基づき、原理的な説明をするとともに具体的な課題、対策についても詳説いたします。

開催日

  • 2023年3月2日(木) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • インクジェットの応用分野の技術者、品質保証担当者、管理者
    • インク・塗料
    • プリンタ
    • パッケージ・ラベル印刷
    • プリンテッドエレクトロニクス
    • 高分子
    • 医療分野
    • 医薬品
    • 化粧品
    • 食品
  • インクジェットの技術者、設計、開発、製造、品質保証担当者
    • ヘッド
    • 装置
    • インク
    • ハードウェア
    • ソフトウェア など

修得知識

  • インクジェットの原理
  • 圧電素子の基本とヘッド構造
  • ピエゾジェットとバブルジェット
  • インクジェットの応用
  • インクジェットでよく起こる基本問題
  • 具体的に起こる不具合と対策
  • インクに求められること
  • 民生用インクジェットと産業用インクジェットの違い
  • ヘッド特性の解析方法
  • インク、ヘッドのパラメータ変動と特性との関係
  • 速度と吐出量の適切な決定
  • 速度と着弾精度
  • 測定方法および評価方法

プログラム

 インクジェットは、実験室でごく容易に吐出できる反面、実用的に安定して長期間運転し続けることは容易ではありません。
 長年にわたって各種インクジェットを開発してきた講師の体験と理論に基づき、インクジェットの原理的な説明をするとともに、どんな初歩的な質問にもお答えし、わかりやすい講演にします。また多くの課題について、その原因および具体的な対策についてお話します。

  1. 本講習の目的
  2. インクジェットはなぜ飛ぶか
    1. 水鉄砲と同じ? それとも灯油ポンプ (醤油チュルチュル) と同じ?
    2. インクジェットはなぜ飛び続けるか?
  3. インクジェットにはどんな種類があるか?
    1. 大きく分けると2つ – オンデマンドタイプとコンティニュアスタイプ
    2. ピエゾのd定数が良くわかる
    3. 力の元:ピエゾとバブル/その強みと弱み
  4. インクジェットの応用分野はどんなものがある?
    1. 民生用インクジェット
    2. 産業用インクジェット
  5. インクジェットでまず起こる問題とは?
    1. インクはノズル内で乾いてはいけない。しかしメディア (紙面) 上で乾かなければならない。さてどうするか?
    2. ちょっとしたことで必ず打たなくなる – ゴミや気泡
  6. メディア上で乾かす方法は?
    1. こんなにある乾燥 (定着) 方法 – いかに苦労してきたか
    2. 専用紙
    3. 油性インク/浸透インク
    4. 超アルカリインク
    5. 超浸透インク
    6. ホットメルトインク
    7. UVインク
    8. 転写方式
    9. 凝固剤吐出
    10. 凝固剤塗布
    11. 赤外線、フラッシュ
    12. 温風
  7. インクジェットシステム開発の望ましい手順は?
  8. 民生用インクジェットと産業用インクジェットは何が違う?
    1. 人間の目は,大きければ良く見える?
      • コントラスト感度関数 (CSF)
  9. ドット不均一の例
  10. 不均一の原因概要
  11. インクジェットヘッドのモデル化
    1. 集中定数モデルは役に立つか
    2. 「押し打ち」の式
    3. 薄膜PZT
  12. 例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化
    1. ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化
    2. 圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき
    3. インク粘度、インク密度、インク音速の変動
      1. /50μmの気泡の存在
    4. 圧電定数、駆動電圧のばらつき
  13. 速度変動に効く要因は何か (まとめ)
  14. 吐出量変動に効く要因は何か (まとめ)
  15. モデル解析から判る事
  16. 同じヘッドでも特性が違う/押打ちと引き打ち
  17. インクにはどんな種類がある?
  18. ヘッド、システムから見たインクの重要特性 (パラメータ)
    1. 粘度
    2. 表面張力
    3. 密度
    4. ぬれ性
    5. 粒径
    6. 音速
  19. ヘッド、システムから見たインクの重要特性 (ヘッド内挙動)
    1. 接液性
    2. 界面凝集
    3. 電界、電池形成
    4. 分散破壊、凝集、沈殿
    5. コゲ (BJ)
    6. 気泡発生
  20. 最適吐出量の決め方
    1. ドットピッチと最適吐出量
    2. 細線印刷の工夫
  21. 最適速度の決め方
    1. 着弾精度
    2. 安定性
    3. サテライト
  22. 飛翔速度と着弾精度
  23. インクジェットの測定法および評価法
    1. 測定法
    2. 評価法
  24. ノズル毎のばらつきに対する対策
    1. アクチュエータ、流路のばらつき低減
    2. ノズルのばらつき低減
  25. 不吐と経時的なばらつきの要因および具体的対策
    1. 気泡
    2. ノズル面汚れ
    3. インク蒸発、界面凝集
    4. 昇温
    5. 残留振動
    6. クロストーク
  26. ヘッドインク以外の要因と具体的対策
    1. 環境
    2. 装置
    3. 負圧
    4. 水頭差
  27. その他の不均一対策
    1. マルチパス
    2. 高速マルチパス
    3. 不吐補完
    4. ノズル個別補正 (DPN)
    5. ヘッドシェイディング補正
  28. おわりに

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。