技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

滅菌製品の微生物汚染菌 (バイオバーデン) 測定試験の基礎と微生物試験のバリデーションおよび微生物の殺菌抵抗性D値測定事例とBI使用時の留意点

滅菌製品の微生物汚染菌 (バイオバーデン) 測定試験の基礎と微生物試験のバリデーションおよび微生物の殺菌抵抗性D値測定事例とBI使用時の留意点

~バイオバーデンの回収率、実製品との共存物の影響等の注意点~
オンライン 開催

視聴期間は2023年2月7日〜20日を予定しております。
お申し込みは2023年2月7日まで承ります。

概要

近年、滅菌製品の滅菌バリデーション基準要求等では、バイオバーデンの管理の要求が示されており、国内外の外部監査でも注意が必要となっております。
本セミナーでは、回収率や培地性能試験、微生物の滅菌抵抗性の生残率曲線の作成、D値測定や市販BIの使用上の注意、D値の共存物影響、損傷菌の影響、オリジナルBI作成や滅菌バリデーションの留意点など、厚生科学研究、D値試験研究プロジェクト研究の経験などもふまえて解説いたします。

開催日

  • 2023年2月7日(火) 10時30分 2023年2月20日(月) 16時30分

受講対象者

  • 滅菌バリデーション責任者、担当者、内部監査員

修得知識

  • 殺菌、消毒、滅菌の基礎
  • 各種滅菌方法の特徴と注意点
  • 滅菌バリデーションの基礎

プログラム

 近年、滅菌製品の滅菌バリデーション基準要求等では、バイオバーデンの管理の要求が示されており、国内外の外部監査でも注意が必要となっている。特に、バイオバーデン汚染菌数測定は、滅菌条件設定の上だけでなく、定期的にその滅菌条件設定で問題ないことを確認する上でも必要となる。
 本講では、これらの微生物試験、バイオバーデン測定の基礎と試験法のバリデーションとして、回収率などや培地性能試験その他、微生物の滅菌抵抗性の生残率曲線の作成、D値測定や市販BIの使用上の注意、D値の共存物影響、損傷菌の影響、オリジナルBI作成や滅菌バリデーションの留意点など、厚生科学研究、D値試験研究プロジェクト研究の経験などもふまえて解説する。

  1. 滅菌製品のための微生物試験の基礎
    • 微生物汚染の確認方法
    • 無菌試験
    • 製品の菌数測定試験
    • 環境微生物測定試験
    • 殺菌による損傷菌について
  2. バイオバーデン測定、管理の基礎
    • バイオバーデンとは
    • バイオバーデン管理要求と具体的事例
    • 滅菌だけでなく菌の死骸によるエンドトキシンの注意
    • 滅菌条件設定法とバイオバーデン
    • バイオバーデン菌数測定方法1 (培地浸漬法)
    • バイオバーデン菌数測定方法2 (メンブレンフィルター法)
    • バイオバーデンの菌種同定法とは
    • バイオバーデンの殺菌抵抗性測定 (D値) とは
  3. 微生物試験のバリデーション
    • 微生物試験に関するバリデーション概要
    • 培地性能試験 (日本薬局方)
  4. バイオバーデン菌数測定の実務、バリデーション
    • 培地浸漬法の留意点
    • メンブレンフィルター法の留意点
    • 回収率測定 (バリデーション) とは
    • 回収率測定の実施、留意点
  5. バイオバーデンの微生物滅菌抵抗性D値測定の実務
    • 生残率曲線の作成
    • 生残率曲線からのD値算出
    • D値測定時の留意点
    • シグモイドカーブをもつ微生物の留意点
    • 共存物によるD値の影響
    • 無菌試験によるD値測定
    • 菌種が多い場合の簡易D値測定絞り込み
    • 指標菌のD値とバイオバーデンD値との比較
  6. バイオロジカルイクジケータ (BI)
    • バイオロジカルインジケータとは
    • 市販BI使用時の留意点
    • 製品素材でオリジナルBI作成方法
    • 放射線滅菌ではBIを使用しなくなった理由
  7. 滅菌バリデーションでの留意点
    • 各滅菌法におけるバリデーション留意点
    • 文書の管理の留意点
  8. 微生物試験担当者の力量教育、評価
    • 既知の菌数測定テスト
    • 既知のD値測定テスト
    • その他
  9. 医療機器の滅菌関連に関する製品回収事例、指摘事例
  10. バイオバーデン管理の滅菌医療機器と無菌医薬品の違い
    • バイオバーデン測定間隔
    • バイオバーデンのアラートレベル、アクションレベル管理
    • 製品、包装材の原料のバイオバーデン管理
  11. その他
    • 質疑応答

講師

  • 山瀬 豊
    価値創造&バリデーション支援センター
    代表

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年2月7日〜20日を予定しております。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ISO 13485:2016対応に必須の医療機器プロセスバリデーション (進め方、統計的手法とそのサンプルサイズ) オンライン
2024/7/3 化粧品技術者に求められる微生物保証の基礎知識と理想的な防腐剤・殺菌剤の使用 オンライン
2024/7/4 医療機器ソフトウェア設計開発に必要なIEC 62304 要求事項と関連規格 / 各国規制の解説 オンライン
2024/7/5 医療機器開発から製造販売承認申請におけるメディカルライティングテクニック オンライン
2024/7/8 医療機器設計開発プロセス 基礎講座 オンライン
2024/7/8 人工知能の医療検査への応用事例と関連法規制 オンライン
2024/7/10 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/7/11 医療・ヘルスケア分野参入に向けた新規事業・研究開発テーマ企画応援 全2日間セミナー オンライン
2024/7/11 新規事業・研究開発テーマ企画のための応用別ニーズ・課題動向 オンライン
2024/7/11 GCP実践講座 オンライン
2024/7/11 体表面における生体信号計測技術と医療ヘルスケアへの応用 オンライン
2024/7/12 医療機器開発から製造販売承認申請におけるメディカルライティングテクニック オンライン
2024/7/12 微生物取扱法 基礎講座 (分離・培養・同定) オンライン
2024/7/12 人工知能の医療検査への応用事例と関連法規制 オンライン
2024/7/12 医療機器におけるサイバーセキュリティ規制動向および対策のポイント オンライン
2024/7/17 QMS適合性調査 (EO滅菌、放射線滅菌、バイオバーデン測定) の滅菌関連指摘事項と問題点解決 (PMDA、第三者認証機関、MDR認証審査) オンライン
2024/7/17 医療機器ソフトウェア設計開発に必要なIEC 62304 要求事項と関連規格 / 各国規制の解説 オンライン
2024/7/18 化粧品・医薬部外品の防腐処方設計及び適切な試験・評価法 オンライン
2024/7/19 GCP実践講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書
2014/3/25 先端癌治療機器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/3/10 人工透析装置 技術開発実態分析調査報告書
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/10 PET装置(診断) 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/1/25 CT(コンピュータ断層撮影装置) 技術開発実態分析調査報告書
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/20 ステント 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/9/15 カプセル内視鏡 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 マッサージ機〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(磁気共鳴) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(超音波) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書