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薬物動態解析に用いる数学入門

薬物動態解析に用いる数学入門

~基礎を知ればここまでできる / Excelでも現状よりワンランク上の解析は可能である~
オンライン 開催 演習付き

開催日

  • 2022年12月16日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 本セミナーは薬物動態解析で使われている数式について理解を深めてもらうために企画したものです。コンパートメントモデルの知識がある方向けです。薬物動態解析では、数式を使います。モデリング&シミュレーションというように、実験データを再現するモデルを構築し、最適パラメータを求めるモデリングとモデルを用いて初期条件を設定しシミュレーションの2つを行います。モデル解析では、コンパートメントモデルのように直接モデル式に当てはめる方法と微分方程式を数値計算して解いて当てはめる方法があります。1-コンパートメントモデルのような単純なモデルであれば、前者を用いますが、複雑なモデルではモデル式を得ることが困難で、後者の解析を行うことになります。計算ソフトウェアの発達により、微分方程式も意識せずに、モデルが構築でき、パラメータ算出もできるようになっています。このソフトウェアの発達は逆に解析者の理解を深めることを妨げているように思います。
 本セミナーでは、教科書であまり取り扱われていない薬物動態解析に用いる数学を取り上げ、実際に使っている例をあげ、基礎を知れば、専用ソフトを用いることなく、エクセルでも、現状よりも1段、2段上の解析が可能であることを解説します。

  1. 2次方程式の解の公式
    • 応用例
      • タンパク結合の飽和
      • P-gp基質の膜透過の飽和
  2. 等比級数の和の公式
    • 応用例
      • 反復投与のシミュレーション
      • 腸肝循環の計算
  3. 微分積分
    • 応用例
      • AUC, AUMCの計算
      • 非線形解析
      • TubeモデルのF
  4. ラプラス変換
    • 応用例
      • コンパートメントモデルのモデル式
      • レセプター占有率の時間推移
      • 膜透過係数の算出
  5. 行列を用いた連立方程式の解法
    1. 行列を用いた連立方程式の解き方
    2. 逆行列を用いた連立方程式の解き方
      • 応用例
        • コンパートメントモデルの微分方程式の解法、最小二乗法
  6. 近似値の求め方
    1. テーラー展開
    2. 微分値の求め方 (差分法)
      • 応用例
        • 膜透過係数の算出
        • 最小二乗法
  7. 微分方程式の数値計算
    1. オイラー法
    2. ルンゲクッタ法
  8. 最小二乗法
    1. 線形最小二乗法
    2. 非線形最小二乗法
      • ガウスニュートン法
      • パラメータのSDの計算法
  9. 演習
  10. 質疑応答

講師

主催

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受講料

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: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
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  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

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  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

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  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
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    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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