技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料設計への応用・新展開

ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料設計への応用・新展開

~材料選択、合成法、物性制御、および撥水・親水コーティング、マイクロ・ナノパターニング、イオン伝導性材料の作製、電気化学素子等の応用~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ゾル-ゲル法の基礎と材料選択、合成法、物性制御、応用展開、研究動向について、講師の研究成果を中心に詳しく解説いたします。

開催日

  • 2022年10月25日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • ゾル-ゲル法に関連する技術者
    • 表面処理 (撥水、親水)
    • マイクロ・ナノパターニング
    • 伝導性材料
    • 燃料電池
    • セラミックス
    • ガラス
    • 二酸化チタンの製造 など
  • 種々の形状の機能性材料に携わる技術者、研究開発者、生産部門の方
    • バルク体
    • メンブレイン
    • ファイバ
    • コーティング膜
    • 微粒子 など

修得知識

  • ゾル-ゲル法の基礎
  • ゾル-ゲル法の応用
    • ゾル-ゲル法による撥水、親水コーティング
    • ゾル-ゲル法によるマイクロ・ナノパターニング
    • ゾル-ゲル法による伝導性材料の作製と燃料電池への応用

プログラム

 「ゾル-ゲル法」は、ガラス、セラミックス、無機有機ハイブリッド、あるいはナノコンポジットを液相から合成する優れた方法です。本方法によれば、バルク体、メンブレイン、ファイバ、コーティング薄膜、あるいは微粒子など、種々の形状の機能性材料を作製することができます。特に、薄膜は基板の表面高機能化技術として実用性も高く注目されています。また、イオン伝導体の合成や電気化学素子の構築にも有用です。
 本セミナーでは、「ゾル-ゲル法の基礎と機能性材料設計への応用および新展開」と題して、ゾル-ゲル法の基礎と材料選択、合成法、物性制御、応用展開、研究動向について、我々の研究成果を中心に詳しく解説いたします。

  1. ゾル-ゲル法の基礎
    1. ゾル-ゲルプロセスと特徴
    2. ゾル-ゲル法によるガラスの合成
    3. ゾル-ゲル法によるコーティング膜の作製
    4. ゾル-ゲル法によるセラミックスの合成
    5. ゾル-ゲル法による無機-有機複合体の合成
    6. ゾル-ゲル法による多孔体の合成
    7. インデンテーション法によるゲル膜の力学物性評価
  2. ゾル-ゲル法による撥水、親水コーティング
    1. 親水・撥水の基礎知識
    2. チタニアナノ微結晶分散薄膜の低温合成と光触媒・防曇などへの応用
    3. 外場を用いたナノ微結晶薄膜の組織制御
    4. アナターゼ分散メソポーラス薄膜の低温合成
    5. フリップ-フロップ機構による撥水性・水中撥油性表面の設計
    6. 撥水性と光触媒活性を兼ね備えた高機能表面の設計
    7. 液相成膜を用いたエレクトロウェッティング
  3. ゾル-ゲル法によるマイクロ・ナノパターニング
    1. ゾル-ゲル微細加工プロセスの基礎知識
    2. マイクロ・ナノインプリント技術によるパターニング
    3. フォトリソマイクロ・ナノパターニング
    4. 固体表面の濡れ性を用いた新規なパターニングプロセス
    5. 無機-有機ハイブリッド膜の光誘起構造変化を利用したパターニング
    6. 銀含有無機-有機ハイブリッドゲル膜のホログラム記録材料への応用
    7. 液相からの相分離型マルチフェロイック材料の作製
  4. ゾル-ゲル法によるイオン伝導性材料の作製と電気化学素子への応用
    1. 固体中におけるイオン伝導の基礎
    2. 中温低加湿条件で高い導電率を示すホスホシリケートゲル
    3. プロトン伝導性無機-有機複合体シートを用いた中温作動型燃料電池
    4. ゾル-ゲル法と交互積層法によるプロトン伝導性コア-シェル粒子の作製
    5. 水酸化物イオン伝導性固体電解質
    6. 水酸化物イオン伝導性固体電解質を用いた全固体金属/空気二次電池
    7. 液相加振法による硫化物系リチウムイオン伝導体の作製と全固体リチウムイオン電池への応用
    8. 液相加振法による硫化物系ナトリウムイオン伝導体の作製
  5. 複合酸化物ゲルのメカニカルミリング処理による新規複合体の合成 (時間の許す範囲で紹介)
    1. メカニカルミリング処理による新規複合体の合成例
    2. シリカ-チタニア系ゲルのメカニカルミリングによる結晶化
    3. メカニカルミリングによる複合酸化物ゲルからの新規結晶相析出
  6. まとめと今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 松田 厚範
    豊橋技術科学大学 大学院 工学研究科 電気・電子情報工学系
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/7 高品質スラリー調製のための分散技術とその安定化、評価方法 オンライン
2025/1/8 基材への塗布層の形成、コーティング液の塗布技術 オンライン
2025/1/10 高機能化、高性能化のための表面処理法の基礎と表面分析法 オンライン
2025/1/15 スラリー中粒子の分散・凝集状態の制御に向けた評価技術 オンライン
2025/1/17 ぬれ性のメカニズムと測定・評価・利用法 オンライン
2025/1/20 大気圧プラズマの基礎と最新応用技術 オンライン
2025/1/20 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/1/20 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/21 フィルムの乾燥とプロセスの最適化、トラブル対策 オンライン
2025/1/22 ゾル-ゲル法の基礎と高機能性材料設計への応用・新展開 オンライン
2025/1/23 粉体・微粒子の表面処理と機能性ナノコーティング技術 会場・オンライン
2025/1/24 ぬれ性のメカニズムと測定・評価・利用法 オンライン
2025/1/28 塗布膜乾燥プロセスのメカニズムと均一化・制御法 オンライン
2025/1/28 めっきの基礎とプラスチックへのめっき技術 オンライン
2025/1/29 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン
2025/1/29 常温型フッ素コーティングによる防湿・絶縁・耐酸・撥水・撥油・離型技術とPFAS規制 オンライン
2025/1/30 高分子の接着性改善と表面処理、界面の構造評価技術 オンライン
2025/1/30 無機ナノ粒子の合成、表面処理・表面修飾と分散技術 オンライン
2025/1/31 ゾル-ゲル法の基礎と材料合成、(新規) 材料開発で活用するための実用的な総合知識 オンライン
2025/2/5 超親水化・超撥水化のメカニズムと評価および制御技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/8/30 塗工液の調製、安定化とコーティング技術
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/1 反射防止フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 “ぬれ性“の制御と表面処理・改質技術
2023/5/31 塗布・乾燥のトラブル対策
2022/5/20 コーティング技術の基礎と実践的トラブル対応
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻) (製本版 + ebook版)
2021/3/26 超撥水・超撥油・滑液性表面の技術 (第2巻)
2019/12/20 高分子の表面処理・改質と接着性向上
2018/9/27 プラズマCVDにおける成膜条件の最適化に向けた反応機構の理解とプロセス制御・成膜事例
2018/8/31 防汚・防水・防曇性向上のための材料とコーティング、評価・応用
2018/3/29 超親水・親油性表面の技術
2017/7/31 機能性モノマーの選び方・使い方 事例集
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/26 UV・EB硬化型コート材の基礎、各種機能向上技術