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車載用遠赤外線カメラシステムの効果と課題、及び遠赤外線カメラの将来性について

車載用遠赤外線カメラシステムの効果と課題、及び遠赤外線カメラの将来性について

オンライン 開催

概要

本セミナーは、遠赤外線カメラの基本原理から解説し、講師らが開発した車載用遠赤外線カメラシステムの開発課題、車載用途における認識システムの課題や効果など、開発事例を含めて紹介いたします。

開催日

  • 2021年12月6日(月) 11時00分 16時30分

受講対象者

  • 車載用カメラ開発技術者
  • 自動運転システム設計者
  • 遠赤外線カメラがどのようなもので、何が出来るのか知りたい方
  • 遠赤外線カメラの設計技術者を目指している方
  • センシングデバイスの情報を得たい方

修得知識

  • 遠赤外線カメラの基礎知識
  • 車載用途での人物認識効果
  • 遠赤外線カメラ設計における技術的ハードル

プログラム

 遠赤外線カメラは物体から放射される遠赤外線を映像化できることから、光源に左右されること無く物体認識ができる唯一のセンシングデバイスであり、自動運転におけるセンサーとして注目されている。夜間の視認性はもちろん、可視カメラでは判別出来ない昼間の逆光や高コントラストな対象物にも活用できる性能を持つが、技術的課題や車載特有の問題が多く存在するため、商品化開発は容易ではない。また、遠赤外線カメラは従来高価なシステムであるため車両搭載は難しいとされてきた。
 本講座は、遠赤外線カメラの基本原理、この度開発した車載用遠赤外線カメラシステムの開発課題及び効果、遠赤外線カメラの新たなデバイスやローコスト化の流れ、他用途における活用事例など紹介します。

  1. 自己紹介及び開発経緯と開発デモ機紹介
  2. 遠赤外線について
    1. 遠赤外とは?
    2. 遠赤外線特徴
  3. 遠赤外線カメラ原理と技術動向
    1. 基本原理
    2. 主要デバイス及び技術動向
  4. 遠赤外線カメラ開発
    1. 遠赤外線カメラと可視カメラ比較
    2. センサー原理と周辺回路
    3. レンズ素材と影響
    4. 構造設計
  5. 車載用途開発
    1. 温度対策
    2. 寒冷地影響と対策
    3. 飛来物対応と小型化及び、低コスト
    4. シャッターレス技術紹介
  6. 画像認識開発
    1. 画像認識開発と特徴
    2. 人物認識と動物認識
    3. 画像認識におけるカメラ技術
  7. 車載センシング用途における遠赤外線カメラ
    1. 自動運転向けセンシングデバイスの傾向
    2. 可視カメラの限界と遠赤外線カメラ固有の効果
    3. 他のセンシングデバイスとの比較
  8. 遠赤外線カメラのローコスト化と新たなデバイスの紹介
    1. センサーの小型化
    2. 周辺回路の簡略化
    3. 新たなデバイス

講師

  • 横井 暁
    株式会社JVCケンウッド 未来創造研究所 先行技術検証グループ
    次長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,000円 (税別) / 50,600円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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